健康トピックス 「福田漢方の思い・考え」

医療は学習塾に似ているところもあります。

まずは、「自分自身が良くなりたい!」と思う事。

そのために行う努力は、惜しまない事
(寝ずに勉強してしんどくなるのはNG!と同じように
自分なりに、できる範囲内で最大限の努力をするという事)

私の立場・・・・それこそ塾の講師のようなもの

「コツ」を教え「課題」を与え「解説」し「ヒント」を与え
だけど、頑張って勉強するのは本人。

同じです、健康を手に入れる為の、
お薬や治療は施すものの、
それが最大限の効果を引き出すには、日常生活が大切です。
その「コツ」「ヒント」「課題」「解説」・・・
そして、実践するのは本人。・・・・同じでしょ。

薬を出しても、ちゃんと飲まない人もいます。
飲めない理由はいろいろ。

こちらも考え直さないといけない理由もあります。
味が苦い、顆粒は苦手、量が多い、・・・など。

一方、頑張ればできるはずなのに、できない人も。。。
煎じるのが面倒、飲み忘れ・・・・これらは、真剣さが足りない!と思ってしまいます。
でも、それをちゃんと導いてあげるのが私の仕事でもあります。

さらに、日常生活の指導・・・これもなかなかちゃんとできない人が多い。
そんなことしては「効くものも効かない!」って思ってしまう事も。。。

それもこれも、含めて、本人が何をどこまで望んでいるのか?
それを把握しながら進めていきたいと思います。

本人は、そこまで高望みしていないのに、
塾講師は「有名校」に入れようと鼻息荒くしてもダメですよね。

同じです。
本人の望みを叶えられるよう、共通意識を持って
「チーム」「コンビ」のようなつもりでやっていきたいと思います。

いずれにしても、実践できる事をコツコツやっていく。これに尽きます。


 

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最近の子供は傷つきやすいとよく言われますが、
これは、子供に限ったことでなく、大人もそうです。

少しの失敗はOK。  失敗して成長します。
うまくいかなかったら、
それは、自分の能力がまだそのレベルでなかったと思えばいい事で
できる範囲で頑張ればいい事です。

また、自分は自分、他人は他人です。
余計な劣等感を持つ必要などありません。

自分が持っている個性とは何でしょう?
個性を認め、自分を好きになり、他人も認め、好きになる事。
素直に「あいつはスゴイ!」と思える事。
そして、自分は「そのスゴイ事」ではかなわないけど、
自分の持ち味はこれと思えるところで頑張ればOK。

私など、「マンツーマンでじっくり」でないとできません。
だから、多忙な保険調剤など向いていない。
それがわかって、自分の生き方がわかりました。

それでいいのだと思います。

       

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最近、恐いなと 思う事があります。

近頃の学校給食は、アレルギーの子供のために、
いろいろ材料を工夫したり、個人的に配慮したりして大変なのだとか。

昔は一律の給食だったのに。。。。
急速に 過敏体質というかアレルギーを持つ子供が増えているように思います。

正確な事はわからないけれど、
食べ物アレルギーのみならず
今ほど、花粉症やアトピー、自己免疫疾患は多くなかったのでは。

栄養も豊富になり衛生的になり、それはそれで素晴らしい事だと思いますが、
何かおかしい。
何かが違う。



誤解を恐れずに言うと、
少しくらい汚れたものを食べても腹を壊さないような体でないといけないのでは?」
そんな風に思います。

医薬品も悪に働く事もあります。

例えば、胃酸の分泌を抑えて潰瘍や胃の症状を回復させる薬。
本来、バイ菌が入ってきたら、胃酸でやっつけるのに、薬のせいでそれができない。

薬のせいで自ら備わっている機能を台無しにしている。

やはり「露地モノ」の強さが今こそ必要なのでは?

そんな風に思いませんか?

温故知新、今こそ、平素の健康維持には東洋医学(漢方薬や針灸治療)を有効活用し、
それでうまくいかない時は
現代医学の力を一時的に借りる。

そういうスタイルが良いのではないかと思います。

 

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新聞に、
がんに対するインチキ療法を行っているクリニックなどに
注意するようにという趣旨の掲載がありました。

何もクリニックのみならず、
世間には「がん難民」を食い物にする業者は実に多いと思われます。
こういう輩は真剣にがんと向き合い何とかしようとしている患者さんや家族、
さらには医療者に対して失礼な限りです。

確かに、良かれと思ってやったけどダメだったという事はあります。
これは何もがんだけでなく、
医療そのものが「治癒」を約束するものでなく
「治癒に向かってベストを尽くす」ものだから仕方ありません。
ただ、それが、医療人も患者も真剣に向き合い納得したものでないといけません。


報道によると以下の通り見分けるようにと書かれています。


 ○○免疫クリニック、最新○○免疫療法

2 “○○%の患者に効果がある”という文句

3 体験談が掲載されている

4 保険が利かない高額医療

5 “奇跡の○○治療”“末期がんからの生還”というキャッチコピー


→2つ以上当てはまると、インチキは確実



ただ、これは、決めつけすぎるのではと感じます。
確かに怪しい。
でも、中には無事生還した方もいるのではないかと思います。
そのあたり、患者さんも納得なら「アリ」かなと思います。
ただし、「ある種の新興宗教」の如く、丸めこまれたりマインドコントロールされてはいけません。
冷静に判断し「よし、一度やってみよう」と思うのであれば試してみてください。

基本的に、魔法はありません。が、時に奇跡的な例は耳にします。

また、いろいろな本を出版されている「高名」な医師もいます。
しかし、その先生の実践している治療法は一般的に認証されたものでないと考えられます。
いわば、その先生のオリジナル健康法です。
それが多くの人に通用するかどうかはしっかりとした科学的検証はされていません。
しかし、それで「良くなる」人もいるかもしれません。


個人的には、治療の柱は厚生労働省の認めた医学だと思いますが、
プラスαで考えたいなら、
信頼のおけるところで、納得のいく選択をしてもいいと思います。


   

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現代における闘病は、
・病気や治療法について知る事
・病気を背負っての生き方について考える事
の二正面作戦である。
    柳田邦男さんの「元気の出る患者学」より


なるほど!
あえて付け加えるなら、
さらに、病気をあきらめる事・・・・・かな。

とらわれる心が却って仇をなすように思えるのです。
治りたいならあきらめる事受け入れる事!なのかもしれません。


 

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