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 オードムーゲというふき取りで使う化粧品があります。
ふき取りというのは、例えば
①皮膚病薬を用いる前に肌の汚れをとる
②にきびでお悩みの方の予防に
③男性の髭剃り後に
④発毛、育毛剤の使用前に
⑤赤ちゃんのおむつ交換の時に、おむつかぶれの予防に
⑥日焼け後のほてりに
などのタイミングで使えます。基礎化粧品の使用前にもオードムーゲで一手間かけることで、その後の化粧品の効果も変わってきます。
 オードムーゲは肌トラブルの予防に幅広く利用いただけます。特に皮膚の代謝が上がる季節は肌トラブルも多いので、夏の必需品です。

そして今回オススメするのが、このオードムーゲを冷蔵庫で冷やす方法です。オードムーゲはエタノールを少量配合していますので、冷蔵庫で冷やすと清涼感が肌に本当に心地良いです。特に襟付きのシャツを着用している方(私もそうですが・・・)は首筋に熱がこもりやすいですが、冷えたオードムーゲで拭くと、すごい爽快感です。

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 人の体温は一年を通してだいたい36℃です。この36℃が保たれている理由は簡単に言えば『代謝』です。外から食べ物を取り入れて、消化・吸収、その過程で熱を発生するという仕組みも持つからです。この仕組みがない変温動物、例えば爬虫類は、外気温が低いとそれに影響されて自身の体温も低下して、まともに動けなくなります。脳みそも働かなくなります。だから俗に言う『ひなたぼっこ』をして、体温を上げる必要があります。
 ちなみに生きている限り熱は常に発生し続けます。昼夜を問わず。では発生した熱はどこにいくか。体の外に発散します。そうしないと、体に熱が溜まってしまい、オーバーヒートしてしまいます。
 
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 夏に暑いと感じる理由は、この熱の発散がうまくいかないからです。一つには、気温が高いほど熱を発散しにくくなります。熱は暑いものから冷たいものに伝わるので、体温と外気温が同じだと、熱は行き場を失くします。
 もう一つには、空気自体が温まりにくく、冷めにくいという性質を持っています。水は空気に比べて1000倍も温まりやすく、冷めやすいです。同じ33℃の大気とお湯で、大気を暑いと感じるのは、人の体から大気に熱が発散されていかないから。お湯を熱いと感じないのは、人の体から発散された熱が水にどんどん吸収されていくからです。

 いかにして熱を発散していくか。熱を発散しにくい季節≒夏だといえます。
熱を発散させやすくするためには

①自分の周囲の気温をいかに下げるか=冷房機器で空気を冷やす
②自分の周囲に発散した熱をいかに効率よく吸収させるか=肌を水分と接する(汗とか濡れタオル)

の二択になります。

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 日本の食卓には発酵食品が豊富です。納豆、みそ、しょうゆ、酢、みりん、漬物、お酒・・・。日本の発酵食品には植物性の乳酸菌が豊富です。一方の動物性の乳酸菌はヨーグルトやチーズなどに含まれています。植物性乳酸菌は栄養バランスの悪い環境の中でも生存できる強い乳酸菌で、生きて腸まで届きやすいです。乳酸菌は腸に届くことで、腸内の善玉菌を増やしたり活性化する働きを発揮します。

中でも納豆は、優れた健康食です。

・良質なアミノ酸が摂れます。
・納豆のねばねばに含まれる酵素(ナットウキナーゼ)は、血管内に生じた血栓を溶解し、血液をさらさらにする働きもあります。
・食物繊維もたくさん含んでいます。
・骨粗しょう症に有効なビタミンK2も豊富です。

ちなみに、納豆の酵素量はねばねば度に比例するので、たくさんかき混ぜることで酵素量はアップします。

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 夏は血液がねばねば、どろどろになりやすい季節です。これは日々の生活習慣に因るところが大きいです。
 
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一つは、血液中の水分が少なくなるから。体は気温が高くなると発汗して体温が高くなりすぎないように調節する機能がありますが、汗は血液を濾過したものに近い(血液は血漿という液体に赤血球や白血球といった固体がぷかぷかと浮いている状態です。つまり汗≒血漿)ので、体の血液は水分を失いねばねば、どろどろになってしまう場合があります。
 また一つは、冷房で汗をかく機能が低下してしまうから。汗は分泌される時に、血漿中の不要な物質も一緒に体の外に出します。汗をかくことで血液中が『きれいな状態』に保たれるわけです。けれど冷房のきいた涼しい部屋にいると汗をかかないので、血液を『きれいな状態』にする働きも働かない。こうして血液に不要な物質が溜まっていくわけです。また体が冷えた状態では血管も常に縮んだ状態になり、血をめぐらす代謝も低下して、血液の循環が悪くなります。
 ちなみに、汗をかく習慣がついている人の汗はさらっとしています。ほとんど水です。体からミネラルが失われていないので、こういう方の水分補給はスポーツドリンクを薄めたもの。逆に汗をかく習慣が少ない人の汗は、さらさらではなくべたっとしています。汗腺が鍛えられていない証拠です。汗の中に大切なミネラルが溶け出している状態です。そういう人は濃いスポーツドリンクで失われたミネラルの補給をしないと、熱中症になります。

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先週末の日曜日は、漢方と皮膚に関する基礎セミナーに参加してきました。
そこでセミナー講師の方の一人が、
『私は講演三回目なのですが、まだ緊張が抜けません。なのできょうは若甦の参甘黄を飲んで臨みます。』

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 緊張は誰でも一度は経験したことがあるはずです。動悸が激しくなったり、手のひらに汗が出たり、胃の調子がなんだか悪くなったり・・・。体の反応は、深呼吸をするなどしてある程度は緩和できるでしょうが、おおもとの部分は自律神経によって操作されています。文字通り『自律』してる神経です。ちなみに緊張で胃の調子がおかしくなるのは胃の血流悪化に因ります。

 自律神経に因るので意識してどうこうできるものではありませんが、あまりに過ぎた緊張は体への負担も大きい。ですから講師の方は、参甘黄を服用して緊張を適正なところに落ち着かせたわけです。
若甦の参甘黄は自律神経を適正な状態にもっていく、張り詰めた状態をリラックスした状態にもっていく生薬製剤です。自律神経によって緊張したり、リラックスしたりすること自体は病気ではないので、『治す』というよりも『治める』というイメージが正しいかと思います。

漢方柿ノ木薬局 宮川


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