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[営業日のお知らせ]
年末は27日(金)まで営業します。
年始の営業は6日(月)から開始致します。

[今日の一言]
楽しく持続しています。

[お客様へのメッセージ]
今年の四月より『地域の皆様の健康作りをお手伝い』
をスローガンに営業を始め、近郊の方だけでなく
遠方からもたくさんのお客様に来店いただき
さまざまな相談をお受けするに至りました。
まだまだ足りない点が多くあると思いますが
来年度も気持ちを新たに『来て良かった。』
と言っていただけるようなお店作りを目指して邁進していきます。
また来年はスキルアップの為、漢方研究会、セミナーなどにも積極的に参加して
一人でも多くの方のお役に立てるよう頑張って参ります。

突然ですが、12月の13日は金曜日でしたね。
13日の金曜日・・・いや、何となく気になりますから。

昨日のお話の続きですが、薬用人参と水の関わり。
漢方ではからだをすみずみまで潤す物質を津液と呼び、
肌の潤いに関わる水分も、この津液の一種といえます。

保湿力に関わるヒアルロン酸やコラーゲンなどの生体成分は
肌の奥深くに位置し、そこへ運ばれてくる水を保持します。
この水は基本的に血脈の流れによって運ばれてきます。
口から取り入れたさまざまな水分は血に取り込まれ
全身を巡り潤し、汗や尿として排出される時に、再び水に戻るという経路をたどります。

漢方では水の代謝を司るのは五臓の肺と腎。
腎は排泄系によってからだの水分量を調節し
肺は体内の水分を全身に巡らせます。
薬用人参は五臓の中でも特に肺と碑に作用すると考えられており、
この場合、分泌代謝を促すのに加えて
生理的水分不足を是正する(水分不足の部分に水分を供給する)
働きをもつと考えられます。

体内の水は実際には外部からの摂取だけではなく
内部の生合成によっても生み出されます。
この水は代謝水と呼ばれ、エネルギー代謝の副産物とされています。
そして最近には、この代謝水の活用が
水分の絶対量を増やす方法として注目され
肌の潤いを取り戻すなどの目的で活用されています。
ちなみに漢方では、この部分を司るのは腎の役目です。

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薬用人参は代謝を良好な状態に調節することから
人参エキスが配合された基礎化粧品もあります。
詳しくは今日の一言(7月18日)をお読み下さい。
本文中でも述べているように、薬用人参(御種人参)には
代謝水を増やす事で肌に潤いを生むという作用があります。

この作用を漢方では『生津止渇』といいます。
水分に関わる部分の代謝を調節する。
肌に関していえば潤いを改善するということ。
体内の水分のアンバランスを是正したり、
また、肌のターンオーバーを適正にもっていく。
ですから治療というよりはむしろ
健やかに戻して保つ作用といえますね。

ちなみに、肌は内から外に向かって代謝が進みます。
ですから化粧品で外から保湿、内服薬で内から水を補うことで
より効果的なスキンケアができます。

保湿は、今以上に肌の水分が失われないようにする事です。
ですから、もともとの肌に水分がない状態では、本来の効果は得られにくい。
保温も同様で、今以上に体温が失われないようにする事です。
ですから、もともとの体温が低い状態では、体はなかなか温まりません。
温まるためではなくて、冷めない為に行うものですから。
つまりは
これ以上悪くならないように・・=予防と
今の状態からより良くするために・・=治療との違い。
肌の潤いについても同じことが言えますよ。

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インフルエンザや風邪が流行してきましたね。
今日は風邪の初期に何を摂るかについてです。

よく、風邪を引いたらビタミンCを多く含んだ柑橘類を
たくさん食べる人がいますが、中医学の五味から言いますと、
これは、NGです。
柑橘類などの酸味は、収斂作用があり、筋肉や汗腺を
ギュッと引き締めるので、汗のかきやすい時や下痢、頻尿の
時に食べると良いものです。では、なぜ、風邪の初期に収斂作用の
あるものがいけないのか?答えは簡単です。

葛根湯を思い浮かべてみてください。
葛根湯は、風邪の初期によく使う処方ですが、これは
体温を上げて汗と一緒にウイルスを外へ追い出し体温を下げます。
このとき、収斂作用が加わると、うまく邪気を発散できなくて、
体内に邪気が残ってしまうのです。
このことから、風邪の初期、つまり表証に邪気があるときは、
発散性のある物を食べると良いです。発散性のものとは
辛味のことで、ニラ、生姜、葱などです。
熱が下がって、ウイルスが排出されたら、ビタミンCの柑橘類や
栄養のあるものをしっかり摂取しましょう。

 日本は四方を海に囲まれ、夏には太平洋高気圧の湿った南風による影響を受けやすいので、湿による影響が強く出る傾向にあります。しかし晩秋から冬にかけては、大陸のシベリア高気圧の影響で乾燥した季節風により燥による影響が出やすくなります。
 燥は、清液(水)を損傷しやすいので咽乾口燥、皮膚の枯燥、口唇乾燥などを起こし、肺を侵し、肺陰を損傷しやすくなります。発熱、喉痛、乾咳、頭痛、悪風などを伴う風邪症状は、燥による影響と考えられます。なぜ、体にまで乾燥をきたすかというと、水や血のことを陰液といい、燥によりそれが不足することを陰虚といいます。陰虚が進むことにより体を冷やす力がなくなり熱を生じます。その熱を虚熱と言います。
 したがって、陰虚とは血虚(血も陰液の一部)+熱のある状態と考えられます。風邪症状で空咳の出るときは麦門冬湯など、皮膚が乾燥気味で熱症状もある場合には温清飲ならびに温清飲ベースの処方など、全身的に陰虚状態の時には炙甘草湯などを用いることが多いです。


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