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疲れを知らない回遊魚の鰹【カツオ】。
そのタフさの秘密は肝に蓄えられた豊富なアミノ酸にあります。

肝(=レバー)は、カラダの疲れを回復する重要な器官。全身の血流にのせてエネルギー送り、同時に老廃物を回収、解毒します。そしてそこに蓄えられるアミノ酸は、例えるなら肝の「エンジンオイル」。肝臓が本来の機能を果たす上で、アミノ酸は極めて重要な役割を果たしており、特にメチオニンオルニチンなどは肝機能回復に効果的なアミノ酸です。

また、肝臓に蓄えられたアミノ酸は、血液ともに全身を巡り、筋肉や内臓を養います。例えるなら、カラダの「燃料」です。筋肉の活動、カラダを動かす前にはアミノ酸を摂ると疲れにくくなり、また疲労回復にもアミノ酸は有効です。特にBCAAと呼ばれるアミノ酸類やアルギニンなどは肉体疲労、疲労回復に効果的なアミノ酸とされ、最近ではスポーツ飲料などにも配合されています。

また、これらアミノ酸のうち、体内で特に重要な役割を果たすものを必須アミノ酸と呼びます。これは体内で作ることができないために、一つでも不足すると骨や血液、筋肉を作るのに必要なタンパク質を合成できないため、バランスよく取ることが大切だと言われています。

カツオの肝に含まれるアミノ酸は、アミノ酸スコアが大変な優秀にたんぱく質。アミノ酸スコアとは、カラダにとって理想的な必須アミノ酸の量、組み合わせのバランスを評価して、点数化したもので、カツオの肝は牛肉や豚肉、卵と並んでスコア値100と、良質のたんぱく源として知られています。

 これからの季節、気温が急激に上がる時分や湿度が高い時期には、体内の水分、塩分のバランスがくずれ、こむら返りが起こりやすくなります。
 こむら返りの頓服には芍薬甘草湯がよく用いられ、急激におこる筋肉のけいれん、それに伴う痛みに優れた効果を発揮し、中にはこむら返りの予防を目的に、この漢方薬を服み続ける方もいます。しかしながら、芍薬甘草湯には生薬の甘草が1日分当たり6.0gと多量に含まれており、長期に渡って服み続けることで、筋肉の脱力感やむくみ症状、吐き気、多尿など(低カリウム血症)が現れやすくなるという作用もあります。この作用は重症の場合には四肢麻痺、不整脈、腸閉塞などにも至ることがあり、注意が必要です。
 漢方ではこむら返りは、血の不足に関連すると考えます。(ここでいう血とは血液の量や、生理作用の総称を意味します。)筋肉はカラダを巡る血によって栄養を供給、また血流にのせて不要なものを排泄します。そしてけいれん症状は、この血の作用が滞ることで、筋肉が十分に滋養されずに起こる症状であり、その予防や改善には血を増やすことがより効果的です。
 漢方ではこのような場合、血を養う四物湯をベースとして用いる場合が多いです。また疎経活血湯に代表されるように、血を円滑に巡らせる生薬を加えることで、生じる筋肉の痛みも効果を発揮する漢方薬ともなります。

原因となる病気が特定できない慢性頭痛の治療は、漢方の得意とする分野のひとつ。
頭痛は痛み方や痛みの場所、時間など、症状もその原因も多岐にわたります。
漢方では「通ぜざれば、すなわち痛む」とされ、頭痛はその代表的なもの。
気・血・水の三要素がカラダの必要なところに
必要なだけ流れないためにおこると考えます。

頭痛に限らず、痛みや痺れといった症状は、気・血・水の巡りと密接に関係しており、
これを妨げる原因は、個人(性別、年齢、体質、生活習慣)季節(春夏秋冬、梅雨)によっても異なります。
春になると頭痛に悩む方や、梅雨になると生ずる関節の痛みなどはその代表例です。

頭痛という症状にも当然、季節性があります。
したがって、それぞれの時期、季節の症状に適した改善方法があります。
漢方は四季を重んじる医学ですから、こういった面には強みがあります。

ちなみに、三寒四温の春は寒暖の差が激しく、
季節の変化にカラダがついていかず、バランスを崩しやすく、
同時に、木の芽時の春は、躁鬱のようなココロの病に悩まされる方も多く、
春の頭痛の誘因には、ストレス障害や血流障害(オ血)、めまいの随伴症状(痰飲)など、
ココロとカラダの不調和が原因として挙げられます。

一方の梅雨(初夏)は湿が主気とされ、水湿は全身或いは局所に停滞しやすく、
むくみや全身倦怠、食欲不振、下痢などと合わせて、頭重や頭痛が生じやすい季節です。
またこのタイプの頭痛は季節に限らずとも、曇天や雨天に症状が増悪する側面も持ちます。

原因となる病気が特定できない慢性頭痛の治療は、漢方の得意とする分野のひとつ。
頭痛は痛み方や痛みの場所、時間など、症状もその原因も多岐にわたります。
漢方では「通ぜざれば、すなわち痛む」とされ、頭痛はその代表的なもの。
気・血・水の三要素がカラダの必要なところに
必要なだけ流れないためにおこる
と考えます。

感情や臓腑など、カラダの内側に頭痛の原因がある症状を内傷頭痛と呼びますが、
ストレスによる頭痛はこのタイプに当てはまります。
過剰な心身の緊張や精神の昂ぶりなど(肝欝)は
カラダの調和(バランス)を乱し、特に気の巡りを妨げます。

西洋医学においても自律神経は血管の収縮・拡張をつかさどる部分で、
心身が緊張するときには頭部血管が収縮し、
肩こりなどの血行障害とともに頭痛が生じやすく、
その逆の状態では血管が拡張しやすく、
のぼせなどのうっ血症状とともに痛みが現れる側面があります。

ストレスによる頭痛は痛む場所が一定ではないのが特徴で、
目や顔が赤くなる、のぼせる、めまいなど、五臓の肝に関連した症状を伴います。
またこのタイプの頭痛は、経血やホルモンバランスの乱れから
心身のバランスを崩しやすい女性にも現れやすく
ときに生理不順や更年期障害によるイライラ、不安などの
不定愁訴に付随する症状とされています。

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俗に言う「汗っかき」な状態のことを多汗症といいますが、
頻発に汗をかく症状が現れる場合もあれば、
一度に大量の汗をかく事が問題になる場合もあり、
(中には両方が混ざったような症状に悩む方もいます)症状は人によって異なります。
また多汗症は、神経的な発汗を別にすると、全身に及ぶものが多く、
肌に活力がなく、締まりが悪くて、汗がだらだらと出る症状や、
水太りの方、肌がむくみやすい方(水滞)に現れる症状などがあります。

漢方では肌膚は血気の精といわれ、全身性の多汗症は
この血気が不足した状態(虚した状態)において生じるものとされています。
このうち、肌に締まりがなく、頻発に少量の汗をかく症状は
本来カラダに保持すべき水分を、汗として体外へ発散してしまう症状。
この症状は、特に体表の血気が不足することによって生じると考えます。
またこのような方は、カラダのバリアである体表に活力がない為に、
季節の変化に影響されやすく、カゼを引きやすいのが特徴です。

一方で水太りによって肌がむくみやすく、大量の汗をかく症状は、
カラダが水分過多な状態(痰飲)によるもの。
水分を取りすぎたり、摂取したものがうまく体外へと排泄されない
ことによって生じる
と考えます。
またこのような方は、
水滞によって足腰が重だるく、腫れを伴う関節炎を生ずる場合もあり、
湿度の高まる季節に症状がひどくなるという特徴をもちます。


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