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多汗症とは、普通は汗をかかないような状態でも、
汗をかきやすい体質のことをいいます。
発汗は本来、カラダにとって重要な体温調節機能です。
汗が蒸発するときに熱を奪う作用を活かして、体温を一定に保つわけですが、
多汗症では、過度に汗をかくことでカラダが冷え、カゼを引きやすくなったり、
部位によって、あせもや水虫を誘因する場合もあります。
多汗症の有病率は日本人は欧米人の約2倍、
症状の激しい方は約80万人ともいわれます。
またこの多汗症は20代をピークに、
10~50代と社会的活動が活発な年代に多く見られます。

カラダが汗をかくのは、神経(ココロ)が緊張することに関係しています。
人前で緊張すると手のひらにじわっと汗をかく、
怪談を聞いたときに冷や汗をかいてしまった、
多くの方がそのような経験をお持ちでしょう。
汗は神経が異常に高ぶると点滅するサイン。
漢方ではこれをして「汗は心の液」と称しますが、この点から
汗を不必要にかいてしまう方は、心労がたえない方、神経が緩まない方
いわゆる「心虚」に生じると見立てます。
ちなみに、ちょっとしたことで驚いてしまう方、過剰に反応してしまう方を
俗に「肝【キモ】が小さい」といいますが、これも漢方の考えに由縁しています。

前述で、多汗症は20代に多いと申しましたが、この事は社会人として一人立ちしたが、
なかなか心労がたえない、ストレスに悩まされる若者が多いという
背景を表現するともいえます。

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肌膚【きふ】は血気の精と言われ、心身の状態をはじめ、食事や便通、運動や睡眠、
アルコールなどの生活習慣を色濃く反映します。
ストレスについても同様で、長期にわたりストレスに悩む方は、
皮膚にさまざまな症状が現れやすくなります。

漢方では肌は呼吸を司る肺と関係深いとされ、
ストレスによって声を荒げるような方、イライラしやすい方は
皮膚に熱が溜まりやすく、便秘なども合わさって
ニキビなどの化膿性疾患が生じやすくなります。
ちなみにカラダに必要のない(排泄するべき)熱を溜め込んだ症状として
漢方では、これを毒熱と呼びます。
ニキビは思春期にも現れやすい症状ですが、
思春期ではホルモンバランスの変化が一つの引き金になるのに対して、
ストレス症では自律神経がホルモン分泌に影響することでニキビになりやすくなります。

一方で声も小さく、呼吸が浅いような方は、
肌が十分に滋養されず、敏感肌となることが多いです。
ココロとカラダの活力が落ちている方は、肌の抵抗力や防衛力も低下しやすく
ハリがない、乾燥気味、シミができやすいいなどの症状を訴えます。
またストレスに打たれ弱い方は、気血の不足から
健全な肌を保つための新陳代謝も滞りやすく
傷の回復が遅い、血色が悪い、肌が冷たいなどの症状も現れやすくなります。

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下痢と便秘は対照的なイメージが強く、漢方においてもその考え方は当てはまります。
即ち、陽証の便秘に対して、陰証の下痢
便秘に陥る方もいれば下痢に悩む方もいるのは、
ストレスに対するカラダの反応が異なる結果といえます。

ストレスに悩み元気がない人は、ココロとカラダが陰に傾きやすいもの。
いわゆる「ブルー」な状態です。
女性は月経でカラダを潤す血液(陰分)が不足しがちですが、
カラダを内から温める血が不足することで、冷えが生じやすくなります。
下痢は冷えとの結びつきが強く
このような下痢は陽気の不足による下痢ともいえます。

また、ストレスに悩み抵抗力が落ちた方は、排泄する代謝が活発になりがち
胃腸の動きが活発になって食物の通過が早く過ぎて、
本来吸収されるはずの水分が残ったまま排泄されます。
同時にそのような方は、胃酸の分泌が盛んになるのに対して
胃を保護する粘液の分泌が弱まることで、胃炎等も発症しやすい状態にあります。
漢方では、気はカラダを保護するものと考えるために、
このような下痢は気虚(脾虚)の下痢ともいえます。

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