臨床上で生理痛や不妊でこられる患者で良くみられるのが、へその周囲が肩こりのように堅いしこり(血積)があり、押さえると強い痛みがあり、さらにその周囲はちゃぽちゃぽ(水飲)としている女性が多くみられます。
これは人体の中央にあることで、上下内外の通路障害となり、気・血・水の流れを悪くして、気が逆らって、横隔膜の連動を悪くしていくと過呼吸症状や、息苦しさを生じたり、さらには不安感になり、狭い場所でのパニック症候になったりします。
水と連れもってくると気水が連動して、鼻漏や鼻炎、咳喘、面の浮腫など、さらに血も連動すると、首肩凝り固まり、のぼせ頭汗となり、血は降りにくくなり、生理が遅れてきます。
水気が肌にあふれると、身体が重だるく、倦怠感を覚えます。脈をみると湿気の重みで押さえられるため沈んだタイヤの空気が抜けた緩脈がみられます。
水気は一部、下へ流れて、大量のオリモノに逃げたり、下肢浮腫となったり、水飲の重みで子宮後屈になったりして、ますます、骨盤内の血の還流を悪くさせる腰痛と考えます。
つまり、へその下が、糸がもつれた様に微小循環の流れが悪くなった人は、子宮→ヘソの下→肝臓への血液還流が悪くなり、生理量が少なく、生理血が暗い色合いで粘性で血塊が多くなり、漢方医学でいう「通ざれば即ち痛む」で生理血が満ちてくるにつれて、生理前緊張症として内膜に連続する隔膜上下に様々な症状を訴える事になります。
舌では瘀点や舌暗で鉄さび色の舌がみられてきます。
生理痛の方、不妊でお困りの方ご相談下さい。
生理痛や不妊症の人はへそを暖めるべし!
命門堂漢方薬局 神戸店 (兵庫県神戸市東灘区)
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更新日: 2018/03/09 |