• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

去年に一年半ほどの間、お世話になった○○です。報告が遅くなりましたが、今年の2月に双子の男の子を出産しまいした。その節は本当にありがとうございました。先生にお話を聞かせてもらったり、相談して心も体もすごく健康に導いて頂いたです。頑張って漢方を続ける事が出来たのも先生のお人柄の良かったのが私にはすごく大きな理由でした。おかげさまで病院の注射での副作用などもなく、初めての体外受精で授かる事ができました。感謝の気持ちで一杯です。そして同時に体の調子もよくなり頭痛薬も飲まなくていい身体にしてもらいました。先生もどうぞこれからも、私みたいな子供が欲しい方々や、苦しい思いをされてる方がの強い味方で頑張ってください。また私も体調によってお世話になるかもしれません。そのときは宜しくお願いします。本当にありがとうございました。
先生に感謝をこめて・・・・ 

生理量少ないち虚労肝炎の命門堂 漢方薬局 の考え方

38歳女性。
<主訴及び愁訴>
生理量が元来少なく、基礎体温が低い。生理痛はなし。髪が抜けやすい。腰痛あり。便秘傾向。
爪がもろい。口渇あり。
仕事は看護婦で夜勤や労働過多で肝機能数値が過去、上がりやすい。
<面>小柄だが、問診にはてきぱきして早口で仕事がら、漢方的には肝経疏泄太過で勞熱から肝陰消耗して虚熱をもちやすい
よって<舌>を見ると、小さな小裂紋が多数あり、舌体はやや痩せていて陰津消耗がありで身体の体液が不足傾向でそのため口渇があり、仕事はハードになると肝陰消耗で睡眠も不足して陰守できないため、肝機能上昇もみられることがあり。また肝の母である腎陰にも影響が出て、腎の華である、髪も抜けやすくなっている。また腎に府である腰部に労働過多の勞熱から腰痛を生じやすくなっている。 肝の華は爪であり、また女子は先天を肝とすることから、肝血の滋潤を得られないため、爪がもろく、また生理量も少ない状況が続いていると思われる。
<脈>左右 細略弦やや数で肝腎不足で勞熱による虚火がある状況と推察される
以上より 漢方的には滋陰舒肝 清肝滋任(脈)を治方として考える。
患者への注意事項はまず睡眠時間をとにかく増やすことを指導。水液をよく含んだもの ヤマイモやゆりの根など 根実なもの。葛湯も良し。時間があるときは枸杞子を食材に使うこと。煮こごりができるものを時々とるように指導する

中国の古典 黄帝内経・素問に、

「…女子14歳で初潮を向かえ、21歳で氣血が満ち、28歳で頂点に達し、35歳で皮膚がおとろえ、42歳で白髪が出はじめ、49歳で閉経する…。」

と書かれてあり、14歳で女性ホルモンが満ち、49歳で女性ホルモンが尽きるまで、7の倍数で変化していきます。

それに比べ男性は、16歳でホルモンが満ち、56歳で衰えが出るまで、8の倍数で変化し、女性の方が、より速く年を取ってしまいます。それは、女性ホルモンが出ている間は、常に、女性には子供を生むという負担があるからです。

1ヶ月の内に、風邪でもないのに、体温が1度以上変化し、赤ちゃんを育てる温かい心地良い子宮を作る作業を、毎月繰り返すのです。健廉な体でないと、耐えられないと思いませんか。もうダメという子宮の警告が生理痛です。その警告を無視したり、鎮痛剤でごまかしていると、将来不妊、子宮疾患、ひどい更年期障害になりかねません。

女性は「先天を肝(血の道)」とするとされており、子宮の環境を良くすることは、身体全体の血流を、良くする事です。

漢方で「不通則痛」と言う言葉があります。氣血がうまく流れていないと、痛みになると言う意味です。うまく流れていないという事は、何かに邪魔されている(寒・気滞・熱・お血)か、もともと流れる物(気血)がないのです。

①邪魔されている場合
  • 寒……なま物好き・冷たい物の取りすぎ・薄着(へそだし、ノースリーブ、なま足。)果物の取りすぎで、寒が血の巡りを悪くしている。
    症状:手足のひえ、下痢、顔が青白い、生理時の悪心・頭痛等
    → 当帰四逆呉茱萸生姜湯、八味地黄丸、・・・。

  • 気滞……ストレス、心配事で気が血の巡りを悪くしている。
    症状:イライラ、生理前に胸が張る、ため息が多い、生理周期が長くなったり、短かったり等
    → 加味逍遙散、四逆散、・・・。

  • 熱……辛いもの、脂っこい物の取り過ぎで、熱が生じやすく、こもり易い。
    症状:目の充血、便秘、舌の色が濃い、おりものが黄・粘・臭い、怒りっぽい、血圧高い、吹き出物・にきび出やすい等
    → 竜胆瀉肝湯、防風通聖散、・・・。

  • お血……血の循環が悪く、毎月出し切れない古血が残る。
    症状:口が渇く、しみができ易い、便秘、生理時レバー塊がまじる、生理前・中に痛い等。
    → 桂枝茯苓丸、通導散、桃核承気湯・・・。

②気血が少ない場合
気血が十分に無い……間違ったダイエット、偏食、運動不足、胃腸機能不調等。
症状:朝起きづらい、不眠逆に眠たくて仕方ない、生理量少ない、生理周期長い、食欲不振等
→ 捕中益気湯、帰脾湯、人参養栄湯、・・・。
これだけでなく、生理量・色・周期・期間・御自身の年齢・出産状況などの要素が、加味されますので、自己判断で、合わない薬を飲まれる前に、御相談ください。

404 File Not Found


上画面は貝殻状爪で爪面が溝状で肝血不足で生理が3,4ヶ月に一回、生理量が少なく疲れやく、朝が起きにくい

404 File Not Found

上画面の写真は鉤爪状で彎曲して肝風血虚で頭脹痛や耳鳴りで上気のぼせを生じやすい症状があります。


東洋医学では爪は肝の栄華なり、で肝は血の蔵で、肝が豊かであれば、血は末端の爪まで満ちて爪面は肌色の血色の良い、縦皺横皺もなく、艶の良い爪が健康的であることを表している。
女性は月経による生理血で、元来「血が少なく、気が多い」と言われ、血虚からの爪に縦筋が多かったり、割れやすくなる患者を多く診ます。「血虚すなわち筋急」で血の潤養が得られないと、筋肉の痙攣が起こりやすく、皮膚の乾燥も起こります。

また肝は筋膜を主るとも言われ、慢性的炎症による筋膜間が乾いてきますと、萎縮して血液リンパの通利を悪くして痛(痺)が生じやすくなります。乾くと萎縮するのが自然の摂理ですので、鎌の刃のような鉤爪も同様です。漢方的には肝風風動(四肢引き攣り、嘔気する眩暈、強い耳鳴、痙攣性頭痛)を生じやすいととらえます。一般病名の脳卒中の中風もこれに類します。
疲れるとあくびがよくでるように、あくびは「欠伸」とかき、伸びを欠き、身が萎縮するゆえ、背伸びしようとして身体は対応します。中風でよく倒れる前に欠伸をよくしていたとか、しゃっくりをよくしていたとかもよく聞きます。しゃっくりも、横隔膜痙攣ですので、筋膜を支配する肝との関係が多いにあります。柿のへたは横隔膜に似てしゃっくりによく用います。
漢方相談されるときは、能があっても、(;一_一) マニキュアで隠さないで爪をみさせてください。

《主訴》両遺伝性視神経萎縮(レーベル病)小脳・脳幹萎縮 

高校2年より視力、視野が障害され、高校3年受験勉強よりさらに悪化
視力右0.1左0.02  めまいをともなうことあり       

 《愁訴》神経を使うと腹痛から下痢しやすい(肝脾不和)
普段から便秘することはなく、軟便下痢が多い。(脾虚)
軟便も残便感を覚えることがあり。(気滞偏重)
腹脹満は時々あるもほとんど自覚なし(それほどの裏熱はない)
冷えを自覚しやすい
鼻炎(肥厚性)あり

【舌】淡紫絳舌→営分有熱・血津不足・血液不暢
裂紋舌(陰血耗傷)
舌縁側(肝区)の横裂3溝あり(一部裂中充血)→肝陰虚が進んでいて裂紋溝が一部充血 から、陰虚による虚火があり
舌苔淡(微)黄灰膩苔満布苔裂あり→気虚浮熱津虚で一部化燥
舌裏静脈鬱血(瘀斑で黯)も細網脈は鮮紅色 →瘀血が阻滞し淤熱あり

【腹】胸脇苦満(少陽経気不利)胃内停水(中陽不振で停飲あり)
腹部太陰脾経絡緊張(肝脾不和)左少腹抵抗(厥陰瘀血) 臍下軟弱(腎虚)
右脇下硬痛(肝気鬱熱)

【脈】右寸関緩関脈浮滑緩尺↓ 浮滑で痰熱滑緩で内熱
左関脈浮緩渋寸?関弦やや渋尺細渋 浮緩で風湿緩渋で血少弦渋で気滞瘀血

中医学では視神経萎縮は「落光」といい、多くは気血不足、あるいは肝腎不足によるものとされている。
患者も舌裂紋があり、舌縁の肝区の横裂があり、肝陰虚が進んでいる状況と思われる。
これらは内傷七情からの肝脾不和からの軟便下痢による陰傷と高校受験による夜間の腎陰消耗などの労熱により進行する因子を助長させたと思われる。それらは肝陰補充の不足に至り、肝陽が有余となり、それが肝陰を耗傷するという悪循環を経てきている印象がある。

舌診や脈滑緩から気虚浮熱及び内熱があり、肝は素問六節論の“肝は罷極之本"から、罷は疲に通じることから肝陰血不足は、この人の場合は内傷七情によってすぐ鬱火になりやすく、陰血耗傷から、肝経経脈不暢となり、瘀血鬱熱となってきているようです。

弁証 瘀滞肝竅 脾虚肝乗 肝脾不和 肝腎陰虧
治方 補養肝腎 平肝明目 補脾疏肝


Copyright© 命門堂漢方薬局. All Rights Reserved.