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お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 047-460-5593漢方相談 誠心堂薬局 船橋店(千葉県船橋市)
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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

こんにちは。

誠心堂薬局船橋店 関根です。

今回は春先に多い自律神経失調症について述べていきたいと思います。

自律神経とは、交感神経と副交感神経に分類され、意識とは関係なく自動的に働いて全身を調整しているものです。
交感神経は日中活動時に、副交感神経はリラックスしている時に活発になり、互いに拮抗してバランスを保っています。
この働きは、常に一定の状態に保たれており、生命維持に欠かせないものです。

自律神経失調症は、過労やストレス、環境の変化などで交感神経あるいは副交感神経が過剰に緊張し、そのバランスが崩れた状態をいいます。

自律神経失調症の原因と症状
原因は
・ストレスの影響を受けやすい性格の人(責任感が強い・まじめ・几帳面など)
・神経質な性格の人
・不規則な生活習慣
・ホルモンバランスの乱れ(甲状腺ホルモン・女性ホルモン)

などが考えられます。

症状は、
・動悸
・息切れ
・耳鳴り
・疲労倦怠感
・手足のしびれ
・いらいら
・抑うつ
・不眠

など他にも様々な症状があります。

治療は
・緊張や不安を取り除く抗不安薬
・抗うつ剤
・睡眠薬
・ホルモン剤(女性の場合)
・カウンセリングによる問題解決や認知行動療法
を行うこともあります。

中医学で考える自律神経失調症
中医学では、自律神経を司る“肝かん”の働きが乱れると不調が起こると考えます。
実際の症状としては、
・強いストレスで食欲に異常がでる
・便秘や下痢になる

などです。

いらいらや激しい怒り、不満がたまった状態になると肝の働きが乱れてしまいます。
また感情以外にも
季節の変わり目や環境の変化、身体的な負担や栄養不足、睡眠不足でも
肝の働きは乱れます。

肝の不調が現れることで、他の臓腑にも負担がかかることになり、肝以外の症状が伴うことも多くみられます。

治療法としては、
①ストレスなどの精神刺激により熱が生じている状態の場合(イライラ、情緒不安定、手足の冷え、頭痛、目の充血など)
気の流れを制御できずに、流れが詰まるため体の中に熱を持ちやすくなります。
⇒気の巡りをよくし熱症状を抑えるような漢方(柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散などを使用します。


②甘い物やアルコールなど暴飲暴食により余分な水分と熱が体内に停滞することで、精神不安になりやすい状態(寝つきが悪く夢をよく見る、不安感、胃やみぞおちのつかえなど)の場合
⇒痰湿の排出を促して気の巡りを助け、消化を助けたり、熱症状を抑えるような漢方薬(温胆湯、竹茹温胆湯など)を使用します。


③疲労や貧血などで身体に必要な気や血(けつ)が不足している状態(不眠、動悸、もの忘れなど)の場合、
⇒体に必要な気や血を補い、自分で気や血を作れるように体質改善したり、胃腸を強くしながら、身体をリラックスする漢方薬(帰脾湯、人参養栄湯)を使用します。


④加齢や心労、過労により、身体の陰分(体液)が不足し、相対的に熱がこもる状態(動悸やのぼせ、耳鳴り、もの忘れなど)の場合、
⇒津液や陰分を補い、余分な熱を冷ましながら、気の巡りを調整する漢方薬(天王補心丸など)を使用します。



これらの組み合わせの場合もあり、複数の漢方を飲むケースも考えられますので、それぞれに合った体質を見極め漢方を提案しています。


以上です。



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こんにちは:D

誠心堂薬局船橋店 関根です!

今回は、耳鳴りについてお話ししたいと思います。

耳鳴りのことで漢方治療をお求めになる方は多く、当店でもご相談が寄せられています。
病院で、治療を行っても改善しないというケースや完治は難しいと説明を受けられる方もいらっしゃいます。
西洋医学での治療で難しくても、漢方薬の服用により症状が軽減するケースもあるため、漢方治療を試してみる価値はあると思います。
ただ、中には根治が難しいのもありますので、どのような状態になっているのかを見ていく必要があります。

ここで耳鳴りとは何か?をご説明いたします。

耳鳴りは、本来ないはずの音が聞こえたり、静かなところでより一層強く感じられたりするもので、耳の病気のなかでもよく見られる症状のひとつです。
周囲の音ではなく、耳の中で発生している雑音のことを言います。
一般的に難聴と同時に現れることが多く、聴覚異常や聴力低下をともなうことがあります。
耳鳴りには①一定のリズムで脈打つタイプのものと、②一定の音でリズミカルではないタイプのものがあります。

①は、高血圧や動脈硬化などにより起こります。また内耳腫瘍や脳動脈瘤などが関与していることもあります。
②は、メニエール病や中耳炎・外耳炎などの感染症があります。また自律神経の乱れや更年期におけるホルモンバランスの変化も影響します。

耳鳴りの原因は複数絡んでいることが多いです。
一つ一つの原因に対してケアしていく事が必要です。
そのため長引く耳鳴りであるほど、治療・根治が難しい症状です。


西洋医学では耳鳴りを直接治す薬はなく、耳鳴りを悪化させる要因には個人差があり、診断をした上で人それぞれに応じた方法で治療することになります。
内耳機能を改善するような薬、抗不安薬・自律神経改善薬などが使われることが多いです。
また、生活習慣の見直しやストレスコントロールなどの養生も必要です。


では、漢方ではどのような方法でみていくのか?
中医学において、耳は五臓のうちの“腎(じん)”と密接な関係にあります。
腎は、生命エネルギーの源である精(せい)を蔵して発育・成長・老化を司り、その良し悪しが耳に反映するとされています。
そのため、加齢にともない精が減ると、耳鳴りになりやすくなります。

突発的に起こる耳鳴りでは、五臓のうちの“肝(かん)”と深い関係があります。
精神的緊張や強いストレス、怒りなどにより肝の働きがスムーズに流れなくなると、頭や顔面部に炎症が生じ、耳鳴りが起こりやすくなります。
耳鳴りは突発的に始まり、音は大きく、ストレスを感じると悪化するのが特徴です。

中医学的に体質を絞り込んでいき、
風熱体質の方(人体に悪影響を与える自然環境の変化による風邪)

肝火上炎体質の方(ストレスにより熱が生じて自律神経の働きが乱れる)

気血両虚体質の方(体に必要なエネルギーや血不足)

腎精不足体質の方(加齢や虚弱体質)

痰濁中阻体質の方(水分代謝が悪い)

上記のような体質を相談の中で判断し、適切と思われる漢方を検討していきます。


以上です。


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こんにちは。

誠心堂薬局船橋店 関根です:)

今回は漢方相談でも多いニキビについて話したいと思います。

ニキビについては、2種類あります。
10代で多くみられる思春期のニキビ
大人になってからできる大人期のニキビ
があります。
①は、額や鼻周りにできることが多いです。
②は頬や顎にできることが多いです。

ニキビの原因は、成長期による皮脂の過剰な分泌です。それによって毛穴が皮脂で詰まってしまい、アクネ菌などの最近が増えていきます。
また、
乾燥肌やストレス、ホルモンバランスの乱れ、寝不足など不規則な生活等々によりニキビが増えていきます。

西洋医学の治療では、
菌の繁殖を抑える抗生剤や抗炎症薬、皮脂の分泌を抑える薬などが出されます。

漢方の観点で考えると、
ニキビは体内の熱によっておこると考えられ、そこに外の熱(風熱)の刺激が加わってできると考えます。
体内のどこに熱がこもっているかを見極めて、その熱を取り除き、余分な熱が発生しないように身体のバランスを整えることで対処します。
五臓(肝、心、脾、肺、腎)の中で関係があるのは、肺と脾と肝と腎です。
皮膚は内臓の鏡と呼ばれているのを聞いたことはあるでしょうか。
内臓の状態が皮膚に反映されると考えられているため、内臓の働きやバランスを整えることが皮膚の状態を改善してくれることにつながります。

体質別にみると
肺胃熱盛体質肝鬱化火体質腎虚体質血瘀体質に分かれ、
それによって出す漢方も変わってきますので、まずは影響がどこから来ているのかを上記の観点から確認していき、
それに見合う漢方を服用していきます。

にきびは漢方だけでは、なかなか治らず、
生活の中での養生にも気をつけないといけません。
脂っこいもの、甘いもの、味の濃いもの、辛いものをとらないようにしましょう
喫煙やアルコールなどの刺激物は避けましょう
ストレスをうまく発散できるようにしましょう
排便習慣を身に付けましょう
寝不足にならないようにしましょう
以上のようなことを守っていくと、漢方との相乗効果が期待できます。


是非参考にしてみてください。

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こんにちは:)

誠心堂薬局船橋店 関根と申します!

今回は、漢方薬局の相談でも多い不眠症のことについてお話ししたいと思います。

不眠症は一つの病症ですが、原因は精神的なストレス不適切な飲食による胃腸障害老化現象など様々あります。
中医学では、『心は神を宿す』といわれ、精神機能を司り、睡眠を調整します。
が不安定になると精神不安や動悸や不眠といった症状が出やすくなります。

漢方薬による不眠症の治療は、
人間が本来持っている眠りのメカニズム眠る力(深く眠り、身体の疲労を回復し、リセットさせる力)を呼び覚ますことで自然な眠りを取り戻していきます。
睡眠薬は直接的に脳に働き即座に眠らせますが、漢方薬は徐々に眠りの状態へ向かいやすくすることで治療効果を引き出します。
眠れないからといって、西洋の薬のように頓服的に服用していくことは効果を充分に引き出せません。


使用する漢方薬の種類は以下に示すように多岐にわたります。
状態を見極め適した漢方を服用していくことで不眠の改善に繋がりますが生活状況や体の諸症状を聞いた上で漢方を飲まないと効果的に効かせられませんのでしっかり相談が必要かと思います。
例)桂枝加竜骨牡蛎湯  酸棗仁湯 帰脾湯 黄連阿膠湯 大柴胡湯 柴胡加竜骨牡蛎湯 柴胡桂枝乾姜湯 抑肝散 補中益気湯 天王補心丹  温胆湯 等

不眠でお困りの方は、是非ご相談下さい。
よろしければご来店をお待ちしています。


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こんにちは:)

誠心堂薬局船橋店 関根と申します。

今回は、皮膚疾患の相談の中の一つである蕁麻疹について話したいと思います!!

蕁麻疹は、大小様々な痒みをともなう、浮腫性紅斑(盛り上がった赤い発疹)が多発する皮膚病です。

それぞれの発疹は発作的に生じ、数分から24時間で消えていきます。
一般的な蕁麻疹(急性蕁麻疹)では、比較的短期間で解決をみますが、中には1ヶ月以上、ときには1年以上も症状が続くケースがあります。

蕁麻疹の原因には、
主に
アレルギー性
非アレルギー性があります。

原因は食物、感染、薬剤、日光、物理的な刺激、疲労、ストレスなど様々な為、原因を特定するのは難しいとされています。
皮膚のかゆみや腫れは、アレルギーに関与する細胞から蕁麻疹を起こす物質(ヒスタミン)が放出されることで起こります。

治療は、
原因を取り除くこと
抗ヒスタミン薬などの薬剤を使いアレルギー症状を抑えることです。
ただ、
抗ヒスタミン薬にてなかなか改善へと向かわず、一か月以上に及んだり再発を繰り返すようになると治療が難しくなってきます。

東洋医学では、蕁麻疹が出るかどうかは身体の表面を防御する気(=衛気)が十分か不十分かによって影響します。
また、季節の環境変化(寒さ・暑さ・湿気など)ストレスが重なると、発症すると考えられています。
水ぶくれのような膨疹が広がっていくのは、体が不要なものを体の表面に出して体内に侵入させないようにしているのが理由です。
体の表面に出すことができれば、炎症が治まってきて不快な症状はなくなっていきます。

気血不足による邪気が皮膚の表面に停滞することで発症するケースもあり、
その際は補益気血といって「気」「血」を補充する治療方法を用います。

他にも瘀血湿熱など様々な原因で蕁麻疹が発症するケースもあるので、その方の症状や生活の状況を伺って原因を追究し、
それに適した漢方を服用してもらうことで治療をしていきます。
※瘀血:血液の粘りが高くなり、流れにくくなってくること  湿熱:体の余分な水分が熱を帯びた状態のこと

以上、
参考になさってください。