こんにちは。
誠心堂薬局船橋店 関根です。
頻尿は尿の回数が多い病態のことです。
・何度もトイレに行きたくなる
・就寝中にトイレに頻繁にいく
・急な尿意を我慢できずに失禁してしまう
・過活動膀胱(※)と診断される
・前立腺肥大の影響
※過活動膀胱・・・切迫した強い尿意を感じ(尿意切迫感)、しきりにトイレに行きたくなるという症状(昼間頻尿や夜間頻尿)を起こす状態
排尿のコントロールは、自律神経系が担っています
●交感神経の働きによって、排尿筋(膀胱の筋肉)が緩み、尿道の筋肉(尿道括約筋)が締まります。→結果的に尿漏れすることなく尿がたまっていきます。
●副交感神経の働きによって、排尿筋が縮み、尿道括約筋が緩むことによって排尿されます。
したがって自律神経がうまく機能しなくなると膀胱に尿がたまっていない状態なのに膀胱が収縮して尿意を催してしまいます。
一般的な病院の治療としては、
・自律神経系に作用して膀胱の収縮を抑える抗コリン薬
・膀胱の拡張を促すβ3刺激薬
・前立腺肥大症の場合はα1遮断薬
・末梢神経障害による排尿困難を改善する治療薬
を服用します。
排尿障害においてはなかなか薬物治療では良くならないケースもあり、漢方相談でも上記のような症状での相談を受けています。
次回は、漢方ではどのように治療をしていくかを考えていきます
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更新日: 2024/02/24 |