電話・メール・店頭で相談できます
お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 047-460-5593漢方相談 誠心堂薬局 船橋店(千葉県船橋市)
  • 漢方薬のきぐすり.com
  • ホーム
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 交通アクセス
  • よくある質問
トップ > 健康トピックス

健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

こんにちは:)

今回は、婦人科疾患の相談で多い疾患の一つである更年期障害についてお伝えしたいと思います:D

更年期障害とは、
卵巣機能低下に伴うエストロゲンの低下と、自律神経失調を中心にした多くの不定愁訴を主とする症候群
のことです。

具体的には、
閉経期前後(日本人の平均閉経年齢は50.5歳)の女性で
エストロゲン値↓、LH↑、FSH↑、
月経異常やのぼせ、ほてり、発汗、
倦怠感や抑うつ、いらいらなどの不定愁訴を訴えるが、
一般の診察や、各種検査で異常がない場合
に更年期障害を考えます。
この疾患は、
仕事や家庭環境などの社会的な要因のほか、個人の生育歴や心理的な要因などがあるため、個人差が大きい症状です。

不定愁訴は分類的には4つに分けられます。参考までに
・血管運動神経症状:ホットフラッシュ、手足の冷え、動悸など
・精神神経症状:易怒性、憂鬱感、不眠など
・知覚神経症状:手足のしびれ、耳鳴り、感覚の鈍化など
・運動器官への症状:易疲労感、肩こり、腰痛など


治療は、
問診、ホルモン検査、心理検査をしたうえで
ホルモン補充療法や漢方治療、向精神薬の治療を選択していきます。
また
患者様の悩みをカウンセリングし、更年期障害に結び付くような生活習慣を改善することも大切です。


中医学的にみると、
ホルモン分泌はが担当しています。更年期はホルモン分泌が低下した状態であるのでこの腎と関係しています。
また、
ホルモンの乱れにより身体が不安定な状態になる要因は、自律神経を司る の異常や、の汚れによる血行不良も関係しています。

体質別治療法をみると、
肝腎陰虚や腎陽虚、肝鬱気滞、痰湿阻絡にわけてそれぞれに応じた漢方で治療をしていきます。
・肝腎陰虚・・・性ホルモンの働きが低下して必要な陰血(体液や血)が不足するため、相対的に熱(ほてり等)が強くなる状態
・腎陽虚・・・エネルギーとなる陽気が不足しており、身体が冷えて血行が悪い状態
・肝鬱気滞・・・精神刺激などのストレスにより、イライラや憂うつ感など精神症状が起こる状態
・痰湿阻絡・・・余分な水分が体内に停滞し、むくみやだるさが起こる状態


更年期症状でお困りの患者様が当店でも相談に来られています。

上記のような点を注意して、人それぞれの体質を見極め漢方を提供しています。
もし、更年期でお困りの方がいらっしゃいましたら、
一度相談にご来店下さい。お待ちしております。

当店はネット予約を開始しました!
https://2.onemorehand.jp/soukaikan-funabashi/リンク

NONALNUM-44Ov44Oz44Oi44Ki44OP44Oz44OJ55S75YOPUVLjgrPjg7zjg4k-E



こんにちは。

今回は生理の量が少ないのはなぜ?といった症状がある場合、その原因を考えていこうと思います。

生理の量が少ないことを、過少月経といいます。通常生理の量は20~140mlくらいの量が適切とされていますので、
20mlより少ない場合が該当します。
ただ、出血量を測ることはできないため、実際には通常の出血量と比べて少ないかどうかで判断するのが一般的です。

考えられる原因は、
年齢とともに低下する女性ホルモンの分泌量の変化
(エストロゲン:卵巣ホルモンは子宮内膜を厚くする作用がありますが、これが出なくなってくると内膜が薄くなり、月経量も少なくなります

女性ホルモンのバランスの乱れ
2種類の女性ホルモンのうち、エストロゲン:卵巣ホルモンは子宮内膜を厚くする作用、プロゲステロン:黄体ホルモンは内膜をはがして子宮の中をキレイするという作用を持っています。エストロゲンは十分出ているのに、プロゲステロンが出ていないと、月経量が少なくなることが考えられます。

子宮頸部から排出する量<卵管からお腹のなかに逆流する経血量

流産手術など、子宮内の手術をしたことがある方
子宮の内側がくっつき、子宮内膜の面積が減ってしまう「子宮内腔癒着症」の可能性があります。


検査
超音波検査や血液検査によるホルモン分泌量の測定が行われます。
超音波検査では、子宮や卵巣の異常を確認することができます。
血液検査では女性ホルモンの分泌量や性腺刺激ホルモン、プロラクチンの分泌量をチェックします。

治療
ホルモン剤の投与が行われます。排卵が起きていない場合には排卵誘発剤が使用されるケースがあります。
子宮内膜炎のような病気がある場合には、手術によって根治的な治療が行われることもあります。

では、漢方ではどうするのか?

漢方薬では、血流を整えることで月経の乱れや不調を整えます。
ホルモンは正常に分泌されていれば血液中に含まれているものです。血流にのって患部に到達することにより本来の作用を発揮します。

体質で判断すると『血虚』、『腎虚』、『痰湿』、『瘀血』の状態が考えられます。

まず血虚証ですが、
血虚証・・・人体に必要な血液や栄養が不足している体質。

次に腎虚証は、
血が不足しているため、経血量が減ります。
腎虚証・・・エネルギーや栄養の基本物質である精を蓄えるところで、腎の機能が低下した証。
生活の不摂生、過労、慢性病による体力低下、加齢などにより、この証になります。

痰湿証・・・体内に痰湿(過剰な水分や湿気)がたまっている証。
多食、食事の不摂生、過度の飲酒などにより、この証になります。
痰湿が血の流れを阻害するため、経血量が少なくなります。

血瘀証
血流が鬱滞しやすい体質。
精神的ストレスや、冷え、体内の過剰な水分、生理機能の低下などにより、この証になります。
血瘀が血の流れを阻害するため、血流量が少なくなります。

以上の可能性を踏まえて問診することにより証を決定して適切な漢方を組み立てていきます。

以上です。
ご参考になさって下さい。

NONALNUM-MjAyMjAx44GK44KK44KC44GuNA-E



こんばんは。

誠心堂薬局船橋店 関根です。


今回は、漢方の相談でも多い疾患の一つである子宮筋腫について述べたいと思います。

子宮筋腫は良性腫瘍で、発生や増大にエストロゲンという女性ホルモンの影響をうける疾患です。

婦人科疾患のなかで最も多く発生しています。

年齢は30~40代で
過多月経、月経困難症、不妊、などがあり、
内診で形状が不整で硬く腫大した子宮を触れ、骨盤内に超音波検査やMRI、子宮鏡などで腫瘤が認められたら
子宮筋腫と診断されます。

薬物療法は、GnRHアゴニスト(=脳下垂体に働いて卵巣を刺激するホルモンの分泌を下げて卵巣の働きを抑えるお薬)で下垂体機能を抑制し、卵巣からのエストロゲン産生を低下させ、筋腫を縮小させます。
手術療法では、筋腫核手術や子宮全摘手術になります。
もし、手術を希望しない場合は、子宮動脈塞栓術(UAE)や集束超音波治療(FUS)で筋腫の縮小を試す場合もあります。

発生は、ほとんどが子宮体部からですが、確率的には少ないですが、子宮頸部や子宮膣部からも起こります。

子宮筋腫の約半数は無症状で経過し、閉経後には縮小します。
症状が強い場合や腫瘍が大きい場合は治療を行いますが、症状が弱い場合は、経過観察となります。
ただし、悪化の可能性があるため、悪性の疑いがあれば軽い症状でも手術療法を行います。

筋腫の大きさが8cmより大きい場合、MRIで悪性の所見が認められれば悪性の疑いがあります。

では、漢方での子宮筋腫の治療の考え方はどうなのかというと、
主に、出血過多、貧血、月経痛、PMSの緩和や拡大を予防するのに有効な治療方法だと考えます。

すでに大きな筋腫があり、漢方薬で小さくしていくことができるかという点については、他の漢方薬のサイトにて実際に小さくなったという体験談を
目にしますが、必ず有効性が高いものとも言い切れません。

漢方薬を服用することで子宮筋腫ができやすい体質の気滞や瘀血を改善させ、
結果的に下腹部の血行を促し、女性ホルモンの乱れを調節することになりますので
子宮筋腫の拡大の予防に繋がります。

子宮筋腫でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非ご来店されご相談をされることをお勧めします。

以上、子宮筋腫についてでした。
ご参考下さい。


211008-2



こんにちは。


誠心堂薬局船橋店 関根です。


今回は、婦人科疾患でPCOS(多嚢胞卵巣症候群)について話します。
PCOSを患っている方で当薬局でもお悩みで相談に来られるお客様もおられます。

そんなPCOSについて整理をしていこうと思います。

PCOSとは、両側卵巣の多嚢胞性腫大に何らかの月経異常、不妊を伴い、内分泌検査でLH高値を特徴とする内分泌疾患のことをいいます。
日本では月経異常や不妊を訴える患者様の中からわかり、排卵障害の1割以上を占めます。

原因は、
視床下部ー下垂体、卵巣、副腎皮質の機能異常やインスリン抵抗性などが複雑に絡んでいるものと考えられていますが、
実際のところ詳しくはわかていません

症状は、
多毛、にきび、声の低音化、肥満を呈し、無月経や希発月経
などがあります。

一般的な検査と診断
○ ホルモン異常
・生理2~5日目のホルモン値、FSH(卵胞刺激ホルモン)<LH(黄体形成ホルモン)というように正常時の値を逆転する(正常時:FSH>LH)
・男性ホルモン(テストステロンやアンドロステロン)値も高値となる

○ 糖代謝異常
・糖負荷試験にて、血中インスリン値が高くなる。(インスリン抵抗性)

○超音波検査において、多数の卵胞の卵胞状変化(一側12個以上)=ネックレスサインが認められます。

治療は、
薬物療法と手術療法がありますが、ご妊娠を希望するかしないかで治療方法は異なります。

お子様希望がある場合は、
排卵誘発剤、ステロイド、糖代謝改善薬、抗プロラクチン薬などの内服や手術療法を選択します。

お子様を希望しない場合は、
ゲスターゲンの周期的な投与により消退出血を起こさせます。

※ゲスターゲンとは、黄体ホルモンのこと
※消退出血とは、血中のエストロゲンとプロゲステロンが減少することにより子宮内膜が剥がれ落ちて出血することを言い、
月経や排卵直後、低容量ピルの内服、アフターピルの内服時にも起こります。

漢方ではどういう風に考えるのかというと、

生殖を司る臓腑は“腎”は、卵胞の質や排卵と深い関わりがあるとされています。体質虚弱などで腎の機能が低下すると、卵胞の成長が悪く、排卵を促す力が弱くなり生理周期が乱れる原因となります。
また、卵巣の周りに血の滞りである“瘀血”や、ネバネバした老廃物である“痰湿”がこびりつき、卵巣の膜が硬くなるため排卵しにくくなります。
そのため、“”の機能を高めることを基本として、痰湿、瘀血を改善することを考えます。
痰湿を改善する漢方としては、平胃散、温胆湯など
瘀血を改善する漢方としては、血府逐瘀湯や桂枝茯苓丸などがあります。

体質に合った漢方薬を飲み続けるうちに体質が改善され、次第に「自力で安定した排卵ができる体質」になっていきます。
からだの内側から、体質そのものを漢方薬で改善してみてはいかがでしょうか。

もちろん、痰湿や瘀血は、日頃の食生活と胃腸の調子が影響します。
冷たいものや脂っこいもの、甘い物の取り過ぎは胃腸の働きを弱くし、痰湿、瘀血を引き起こす原因にもなりますので
注意してください。

以上です。

最後までご一読ありがとうございました。



2108PCOS2



こんにちは。

誠心堂薬局船橋店の関根です。


今回は、漢方相談の中でも多い『めまい』の症状についてお伝えしたいと思います。


41.9:354:500:0:0:NONALNUM-6Ieq5b6L56We57WMMg-E:center:1:1::0: めまいは、『眩暈』ともいわれ、
眩は目がくらむ
暈は頭がふらふらする
ことを言います。

めまいが重くなると、
まるで船に乗っているようにフワフワして立っていることができず、
吐き気や嘔吐を伴い、
さらにひどくなると昏倒することもあります。

めまいは、
メニエール病
高血圧症
脳血管障害
自律神経失調症など
様々な原因で起きる可能性があります。

中医学において、めまいと関連する五臓の働きは、
『肝』『脾』『腎』であり、
その中で『肝』が最も関係が深いです。
肝は、自律神経の働きを調節して全身の血液循環をコントロールしています。
・目の使い過ぎ
・寝不足
・過労など
は脳や内耳への血流を低下させ、めまいを引き起こします。

めまいの種類には以下のような感覚があります。
①グルグルする
②フワフワする
③クラッとする
です。

①のグルグルするには、脾気虚や痰湿の場合が考えられ
代表的なものとして六君子湯や苓桂朮甘湯などが挙げられます。


②のフワフワするには、瘀血、肝陽上亢の場合が考えられ
代表的なものとしては、血府逐瘀湯や釣藤散などが挙げられます。


③のクラッとするには、腎虚と気血両虚の場合が考えられ
代表的なものとして六味地黄丸や十全大補湯などが挙げられます。


生活上気を付けることは、
禁煙
適度な運動やストレッチをする
疲れをためないようにする
などを心がけてもらえばと思います


以上です。
もしめまいでお困りの方がいらっしゃいましたら
是非当店に相談にいらしてください。
お待ちしております。


>