２８歳の主パート勤めの主婦。

長身・痩せ形

２年前に結婚して、以後子供ができないでいる。

生理周期は不定で、２０日～４５日と、すこぶる波が激しい。生理痛はない。

生理前から生理中に、頭痛、身体のふらつき、極端な倦怠感がある。食欲も全くなくなる。

本人の腹部の冷えを強く訴えが著しいので、温経湯（うんけいとう）をエキス剤で、効果をみることに。


１ヶ月の服用では、倦怠感が減った位で、効果をあまり感じなかったので、同じ温経湯を、煎じ薬にして、飲んでいただいた。始めは漢方薬の味が合わないのか、なかなか、規定の量を飲めないでいたが、じょじょに薬の味になれ、定期的に飲めるようなった。

1ヶ月で、食欲がでて、体重が5ｋｇ増えてきた。すると、生理周期がきちんと２８日であり、頭痛も起きなくなった。

次の生理も２９日であり、元気になり、精神的にも明るくなり、翌月にはめでたく妊娠反応がでた。





　体重が増えて、妊娠に至るケースがよくあります。極端な痩せはまず体重増加が・

生理不順  

３８歳のＯＬさん



３年前より、生理は順調ながら、生理日数が長く、生理量が異常に多くなった。貧血を指摘され、はじめは飲み薬で、のちには注射による貧血治療を続けている。

小柄ながら、普通体型で、顔色はとくに蒼くはない。舌質はやや白く、白い舌苔がある。血圧は低めで、１１５/６０。自覚症状は疲れがでると、必ず身体の動揺感があり、気持

ち悪くなる。

これに、ふらつき感を主目標とした、血の道症につかう女神散（にょしんさん）を煎じ薬にて、飲むと、４週間で、ふらつき感はなくなった。また生理量も少なくなり、日数も６日間で

生理が終わった。生理量はここ１年間で一番短いとのこと。

---

さらに、貧血も目標にして牛黄（ごおう）も併用し、自発的に運動を（ジムにいきだす）薦める。すると、１年も続けて、変化のなかった貧血にも効果が出始め。3ヶ月で、赤・白

血球両方とも増えてきて、ほぼ正常値になった。


　薬とともに、運動や生活状態・習慣の改善に取り組むと改善スピードは早くなります。

生理不順  

４０歳の主婦

１年前から、不妊治療を始めた。

婦人科では、排卵誘発剤を出され、服用を始めたが、腹痛がひどくなり、中断する。

次にホルモン剤の注射によって排卵を促すことをねらうも、数ヶ月治療した所で、著しく

生理周期が狂いだし、激しい生理痛に悩まされるようになりこれも中断していたところ

知人が方薬で妊娠、出産したことを思い出し、来局。

　本人の体格は、小柄・痩せ形

---

　膝以下が特にひえる。生理周期は不定で、３５日から４５日で、生理日数は３日間しか

　ない。低血圧、立ちくらみ、貧血傾向。舌は滑で、歯痕があり、完全な水毒状態。

このような状態に、補血・利湿作用のある当帰芍薬散に加工附子・ケイヒで体を温める

ことにして、卵子の成育を促す目的のサプリをも加えて、併用させた。

　３ヶ月後には、冷え感がなくなり、生理周期が短く(３３日）できた。

　また生理日数も５日間あり、量も２０代のころのようになった。

　まだ、妊娠に至っていないが、希望がもてる状態になりつつあります。


　　御主人の状態が不明なのですが、十分妊娠の期待を感じさせる状況です。

生理不順  

　　　　　　　　　　　

24歳のOL　さん

　5年目に、生理不順にて、当薬局の漢方薬で良くなったこと

　がある。

　今回、半月前に、残尿感・頻尿にて、婦人科受診にて膀胱炎

　と診断され、検査も蛋白・白血球も尿中にでていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　症状から日も経っていないので、猪苓湯のエキス剤だけで、

　10日間ほどで良くなってしまった。次に生理不順の相談があった。

　　婦人科の検査では、子宮・卵巣に癌も含め，異常はなかった

　　が、半年前から、生理が周期が18日～34日に不定になり、また

　　その途中にも、不正出血が数日あったりする。ホルモン治療を

　　いわれるが、不安になり漢方薬を希望される。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　生理周期が、短く、不正出血もあるので、血虚血於状態と考え、

　補血作用もある弓帰調血飲第一加減をエキス剤にてのんでもらう

　と、周期がはじめは26日で、次の生理は28日になり、その間不正

　出血は全くなく、生理状態も異常はなかった。



　一度、漢方薬で治った人は、非常に早く効果がでるようです。

生理不順  

28歳のＯＬ。

2年前、東京か広島へ転勤してから生理が不順になりました。半年前を最後に
生理がこない状態が続いて、便秘。吹き出物にも悩まされようになり、婦人科
に通うようになった。ホルモン剤、排卵誘発剤などを使いながら生理が起こる
ように治療していましたが、ホルモン剤の長期服用に不安になり、漢方薬を希
望されて、らい局しました。

　本人の体格はやや長身で、普通体型。少し神経質な性格です。大・小便・食
　欲・睡眠に異常はなし。舌の状態は歯痕（水毒）がるが、色はピンク色でき
　れい。生理は4ヶ月前にホルモン剤の注射であった以後はない。


1)低血圧
2)足先が冷え、冬場は靴下着用で就寝。
　　
歯痕があり、冷えることから、虚症の水毒と考えられ、補血利水の

　　　当帰芍薬散に人参・桂皮・甘草を加えてエキス剤にして服用する。

　その後、3ヶ月間服用するも、基礎体温は上がるが、生理はこない。便秘
　吹き出もの多いことから、前方に排膿散及湯（はいのうさんきゅうとう）
　をくわえると、すぐ半年ぶりに生理があった。

しかし、1回だけで、その後生理にならない。煎じ薬に変更してみることに

　すると、翌月には生理がきて、以後も遅いながら（35日～40日）定期的に
　くるようになった。


　エキスで効果がなくても、煎薬にすることにより結果」がでることもあります.


　　　　
　

生理不順