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 今回は、瓊玉膏の歴史についてご紹介したいと思います。

 瓊玉膏は、中国の宋の時代である1170年に書かれた、『洪氏集験方』という本に初めて記載された薬です。そのなかで瓊玉膏は、老化を防ぎ若返ることや、白髪が黒くなるなど、アンチエイジングの効果があることが述べられています。

 のちに瓊玉膏は、中国の明の時代に、『本草綱目』や『寿世保元』などの薬学書・医学書に記載され、効果を絶賛される薬となります。また、朝鮮の李朝時代に記された『東医宝鑑』では、“養生と長寿に効果のある薬”としてとても重要な処方であるとされ、その書物の一番初めに記載されました。中国の歴代の皇帝にも愛飲され、中国の清の時代には、清朝の第三代・雍正帝が瓊玉膏を服用したという記録が残っています。

 瓊玉膏は、日本でも江戸時代に徳川将軍家が珍重したといわれており、十一代将軍家斉が、重病で床に臥せた長谷川平蔵に瓊玉膏を与えたという記録が残っています。(なお、長谷川平蔵とは、小説や時代劇で有名な『鬼平犯科帳』の主人公のモデルとなった人物。)

 今回は瓊玉膏の歴史を紹介しました。由緒ある薬であることが理解していただけたのではないでしょうか。次回は瓊玉膏の成分と製造法について、お話したいと思います。

 


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