頚椎が詰まった痺れ、痛みでも、
漢方では同じように考えます。
脊柱管狭窄症は、
主に腰から足に症状が現れますが、
頚椎の方は、手足に症状が現れます。
漢方薬には、薬効を身体の上部(上焦)へ向かわせるものと、
下部(下焦)へ向かわせるものとがあります。
薬効を手の方に向かわせるためには、
上焦に向かう漢方薬を使わなければなりません。
この結果、手の痺れに漢方が効くようになります。
自律神経のうちの交感神経の過剰緊張で
動悸、胸の圧迫感、息苦しさを 訴える方がいらっしゃいます。 これも、漢方では肝の失調と考えます。 肝の経絡は、脇腹から胸を通っています。 気が滞ると、肝の経絡が詰まり、 その結果、肝の経絡に沿って、症状が現れます。 この場合、柴胡と芍薬を使います。 また、上記の症状に息苦しさが 加わる場合(梅核気とも言いますが)、 茯苓、蘇葉が入った処方も合わせて使うと良いです。 そうすることで、 多少のストレスにも耐えられるようになります。 |
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更新日: 2017/05/10 |