夏バテについて この時期は冷水を好みます アイスコーヒー アイスクリーム かき氷 等 甘味もはいって美味しいとぞんじます。
漢方では 湿邪困脾と言い脾の働きを弱めます その結果 気が作られなくなり気虚を生じ疲れやすくなります
更に 冷たいものは余計に悪くなります 寒湿困脾と言います。 アイスクリーム アイスコーヒー等美味しいと思いますが
取りすぎに注意しましょう
土用丑の日 ウナギで有名です 江戸時代 平賀源内がウナギを売るために作った宣伝の言葉と云われています
漢方 では 陰陽五行説を大切にしています。 この中で土用は長夏の季節を指します 木 火 土 金 水 と考えます 季節も五つに分けて春 夏 長夏 秋 冬 に分けます この土が 長夏に対応します 今時の梅雨ごろからを長夏といいます 五臓 ですと肝 心 脾 肺 腎の中で脾に対応します 脾の性質は土に似ていると考えています 脾は気を作り吸収する臓器ですので脾が弱くなると気ができなくなり脾虚といい疲れやすくなります 土は水がたまると弱くなります 脾も湿がたまると弱くなります 湿邪困脾といいます 漢方では健脾利湿剤 人参などをつかいます 平賀源内はこのことで土用丑の日のキャッチコピーを考えたのかと存じます。 |
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更新日: 2024/07/11 |
気象病について今回は水毒の多い方について考えます
気象病 天候の変化で起きますが高気圧~低気圧 低気圧~高気圧 の中 どちらかと言えば高気圧~低気圧の変化によって起こる場合が多いと経験しています 天気が悪くなる場合です 天気が悪くなる時は湿気が多くなるため元来体の中に水毒の傾向にある人は より体の中に水が溜まり不通則痛で痛みが生じます 外気の湿度が高くなる時を外湿 と言い体の中にある湿を内湿と言います この二つの湿が重なって痛みが生じます この時の痛みは湿のいたみなので多くは鈍痛です この外湿が体の中に入らないように守るように表面の気があります衛気といいます 体質的に衛気が少ない人はこの時期頭痛がしたり体の重みを感じやすくなります 体の中の湿が多い人 漢方では甘味 過多によって脾を弱くして湿が生じやすくなると 考えます 湿邪困脾といいます 更にかき氷 甘い冷たいジュースなどを多飲すると 寒湿困脾と言いさらに脾の働きが弱まり体の中に湿がたまり天気が悪くなると 頭痛 体が重くだるくなる症状が出やすくなります 又人によって浮腫みやすくなる人もいます |
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更新日: 2024/06/19 |
気象病について 頭痛を訴える方が多く見られます。
高気圧から低気圧に変化したときに天気が悪くなりそのときに頭痛を訴えます 一般的には自律神経の乱れによる頭痛と言われています。 漢方では不通則痛(つうぜざればすなわちいたむ)と考えています。 自律神経の乱れの痛みは漢方では気の失調とかんがえ疎肝理気薬を考えます。 この場合の痛みは張った痛みです 又もともと体の中に水帯がある人は周囲の湿気で 余計に体の中の水がたまり頭痛となります。 この場合は鈍痛になります 漢方薬は利水剤を使います 両方が混ざって生じる場合が多いと存じます。 このほかには血のとどこうりで刺すような痛みの時は活血剤を使います |
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更新日: 2024/06/13 |
梅雨に入ると常に湿度が高くなり体が重くだるくなります
漢方では湿ととらえて体の中にできるものを内湿と言い五臓の中で脾臓が関係します 甘味(糖質 脂質等)過多により脾が弱まって湿が生ずると考えます。 更に冷たく甘いものは余計に脾を困らさせます。 湿邪困脾とか寒湿困脾と表現します。若いころは胃腸機能(脾の強さ)が強いので氷 アイスなど多飲しても大丈夫ですが年を重ねるとこの時期 冷たいものを取りすぎるとその後食欲がなくなり体が重くだるくなります。寒湿困脾と表現します。 一方梅雨時は湿度が多いたためこの外の湿が 体の中に入ります 人にもよります、漢方では気を大切に考えます。 気は五臓の気のほかに衛気 営気の代表的なものがあります。 この衛気が体の表面を守っています この衛気が弱いと梅雨時は内湿 外湿 が重なって体が重くだるくなります。 漢方ではこの状態を治すため健脾利湿薬(茯苓 白朮 など)また補気 益気する 人参など使って体を守ります 他には衛気を補いつよくする 黄耆なども使います |
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更新日: 2024/05/20 |