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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

新型コロナウイルスに良いとされている
”双黄連”は、
黄芩、連翹、金銀花が入っています。
黄芩は肺熱に良く、連翹、金銀花は解毒します。

”板藍茶”も良いかと思います。
SARSの時に話題になりました。

初期では、発熱、咳、関節痛があるそうなので、
そのときは、麻黄湯、麻杏薏甘湯が良いかなと
思います。
思いつくままにのせました。

最近、毛細血管を見ることによって、
ゴースト血管が分かることが話題になっています。

原因は、ストレス、睡眠不足等が
原因と言われています。

ゴースト血管と言われる状態がありますと、
必要な酸素、栄養素が届けられにくくなり、
又、不要な二酸化炭素、老廃物の回収も
行われにくくなります。

ゴースト血管については、ネットに種々記述してあり、
改善方法も適度な睡眠、運動等をあげています。
症状としては、冷え症がよく言われています。
NHKの番組では、漢方薬の”桂皮”をあげています。

確かに、桂皮は温める作用があります。
しかしながら、ストレス等が原因と言われるならば、
漢方の考え方では、肝の働きを良くする、
疏肝理気薬を中心に、
更に温める生薬、桂皮、生姜などが入った薬を
使った方が良いかと考えています。

今回より、春から初夏にかけて多くみられる
自律神経失調症に対する
漢方の考え方について書きます。

自律神経には、
交感神経と副交感神経があります。
主に交感神経は、
不安感、ストレス等によって亢進します。

4月~5月にかけて、年度が変わったことにより、
(人事異動、新入社員ほか)
通常より”頑張らなくては!”
という力が入り、これがストレスになることがあります。

また、4月は気温差が激しいため、
自律神経が乱れ易く、
少々のストレスで交感神経が過剰緊張になります。

その結果、不安、動悸、イライラ、胸の圧迫感、息苦しさ、
フラツキ、多汗、不眠などの症状に悩まされます。

漢方では、春は肝が行進し易い時期と捉えています。
肝は、情志では怒りです。

日常、対人関係で
嫌なことがあっても(特に会社においては)
多くの人は我慢します。

このような経験は誰でもしています。
この積み重ねがストレスとなります。

この状態を漢方では、
肝が失調して気が滞ると考えます。

そして、徐々に心を損なう時、
動悸、不安感が生じ易くなります。

アレルギー性鼻炎の漢方治療で厄介なのは、
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状がある
肥厚性鼻炎です。

この鼻詰まりは、乾燥感が伴うのが厄介です。
蓄膿症で、鼻が乾燥して鼻詰まりする場合は、
清熱滋潤(肺の熱を冷まして、潤いを与える)する
辛夷清肺湯をよく使います。

しかし、鼻水、くしゃみを併発する時に、
温肺化飲(肺をあたためて、余分な水を取る)する
小青竜湯を差し上げると、余計に鼻詰まりがして
苦しくなります。

辛夷清肺湯と小青竜湯は、
治療の方法が、ちょうど逆方向になります。

この場合は、辛い方をよく伺って、
鼻詰まり、鼻乾が苦しい場合は、
辛夷清肺湯を選び、更に鼻水がある時は、
五苓散を差し上げます。
他には、苓桂朮甘湯なども考えます。

次回は、目が痒い時について書きます。

今年もアレルギー性鼻炎の季節がきました。
症状としては、クシャミ、鼻水、鼻づまり、
目のかゆみ・赤味です。
漢方では、種々の症状、そして体質によって
対処する漢方薬が変わります。

例えば、クシャミ、鼻水があれば、
通常、小青竜湯を使います。

小青竜湯は、元来、
温肺化飲(肺を温めて余分な水をとる)
をしていますが、人によって
効果がうすい時があります。

それは、胃腸が弱く、
冷えた物を食べると胃腸機能が弱くなる方です。

このような方には、小青竜湯の方中の
温裏祛寒剤(体の中から温める生薬)である、
乾姜、細辛を更に弱めるものを加えます。
(例えば、人参湯、乾姜甘草湯など)
そうすることで、始めて効きます。

また、クシャミは出るが、
それよりも鼻水が辛い方には、
小青竜湯には、利水剤が少ないため、
利水剤を更に加える必要があります。
利水剤の代表は、茯苓、白朮、沢瀉などです。

より温めて利水するときは、苓桂朮甘湯など、
また、より利水したい時は、五苓散など
を加えると効きます。

鼻づまり、目のかゆみが併発する時は、
更に工夫が必要です。
それは、次回書きます。