漢方では『不通則痛』
(通ぜざれば即ち痛む)
と考えております。
通じない原因が気、血、津液に分けて考えます。
気が原因の時は、痛む場所が変化して、
張った痛みになります。
また、血が原因の場合は、痛む場所が固定して、
刺痛になり、動作の始めの時に痛みます。
津液の場合は、鈍痛になり、
曇りや雨の時に痛みます。
一般的には、
三叉神経痛は上部にありますので
升麻、防風、細辛等の入った煎じ薬を使います。
これに血おの痛みに紅花、桃仁等
を加えて作ります。
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更新日: 2018/08/24 |
私共の経験では、逆流性食道炎には脾胃の失調
(胃に熱があると胃気が下がらない)を治すものと、 胸やけを治すもの、そして、降気(気を下げる) させる物を加えて治していきます。 一般的には、半夏瀉心湯を使います。 この中の黄連(胃熱をとる)と乾姜(肝陽を上げる) で治していきます。 ほか、逆流性食道炎にはランソプラゾールが 多く使われていますが、漢方薬と併用する方が多く、 徐々に漢方薬のみにされています。 また、ランソプラゾールだけでは効かず、 漢方薬と併用することで 効き目が良くなる方も多くいます。 |
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更新日: 2018/08/08 |
これは、自律神経が乱れた結果を現します。
仕事、人間関係などによって環境が変化し、身体の不調が現れるのは、 漢方では肝の失調によって、心を養えなくなり種々の症状が現れたと考えます。 これらの症状には、 疏肝理気薬(ソカンリキヤク)と養心安神薬(ヨウシンアンシンヤク)を 組み合せて作ります。 処方的には、 柴胡(サイコ)、芍薬(シャクヤク)、人参(ニンジン)、半夏(ハンゲ)等が入っている物を使います。 柴胡疎肝湯(サイコソカントウ)、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)、 加味逍遙散(カミショウヨウサン)、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)、 加味帰脾湯(カミキヒトウ)、四逆散(シギャクサン)、桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)等を使います。 |
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更新日: 2018/07/28 |
71歳 女性
脊柱管狭窄症による坐骨神経痛 腰~股関節~大腿部~足首までの張ったような痛みと痺れがある。 約3年前より徐々に痛み出す。 歩き始めが辛く、座っていると楽になる。 活血剤と去風湿剤が入っている処方と芍薬を加えて20日間お試し頂いた。 20日後にご連絡頂き、だいぶ楽になったとの御礼を頂く。 もう少し筋肉の張りを治したいとの事で、芍薬を増量して差し上げる。 |
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更新日: 2018/07/20 |