前回、不眠は疏肝して安神させることで
改善させると説明しましたが、
漢方で”疏肝”は、自律神経を整える事を言います。
漢方の不眠は、
自律神経を安定させることで治します。
いわゆる西洋医学の睡眠導入剤とは違って、
朝、漢方薬を飲んだからといって、
すぐ眠くなるものではありません。
漢方薬を飲むことで、
夜、自然に眠りにつくように促します。
この場合、毎日飲むことが大切です。
年々花粉症の方が増えています。
花粉症の方がよく使われる漢方薬に、 小青竜湯があります。 この漢方薬は、 くしゃみ、鼻水には良く効くのですが、 眼のかゆみ、 鼻がむずむずする様な方には、効きません。 こういった方が、小青竜湯を飲まれると 鼻づまりになってしまいます。 このような場合、 清熱して、同時に通竅するような漢方薬を使います。 例えば、蒼茸子散、衛益顆粒が代表です。 |
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更新日: 2017/03/29 |