今回より、春から初夏にかけて多くみられる
自律神経失調症に対する
漢方の考え方について書きます。
自律神経には、
交感神経と副交感神経があります。
主に交感神経は、
不安感、ストレス等によって亢進します。
4月~5月にかけて、年度が変わったことにより、
(人事異動、新入社員ほか)
通常より”頑張らなくては!”
という力が入り、これがストレスになることがあります。
また、4月は気温差が激しいため、
自律神経が乱れ易く、
少々のストレスで交感神経が過剰緊張になります。
その結果、不安、動悸、イライラ、胸の圧迫感、息苦しさ、
フラツキ、多汗、不眠などの症状に悩まされます。
漢方では、春は肝が行進し易い時期と捉えています。
肝は、情志では怒りです。
日常、対人関係で
嫌なことがあっても(特に会社においては)
多くの人は我慢します。
このような経験は誰でもしています。
この積み重ねがストレスとなります。
この状態を漢方では、
肝が失調して気が滞ると考えます。
そして、徐々に心を損なう時、
動悸、不安感が生じ易くなります。
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更新日: 2019/04/10 |
アレルギー性鼻炎の漢方治療で厄介なのは、
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状がある 肥厚性鼻炎です。 この鼻詰まりは、乾燥感が伴うのが厄介です。 蓄膿症で、鼻が乾燥して鼻詰まりする場合は、 清熱滋潤(肺の熱を冷まして、潤いを与える)する 辛夷清肺湯をよく使います。 しかし、鼻水、くしゃみを併発する時に、 温肺化飲(肺をあたためて、余分な水を取る)する 小青竜湯を差し上げると、余計に鼻詰まりがして 苦しくなります。 辛夷清肺湯と小青竜湯は、 治療の方法が、ちょうど逆方向になります。 この場合は、辛い方をよく伺って、 鼻詰まり、鼻乾が苦しい場合は、 辛夷清肺湯を選び、更に鼻水がある時は、 五苓散を差し上げます。 他には、苓桂朮甘湯なども考えます。 次回は、目が痒い時について書きます。 |
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更新日: 2019/02/12 |
今年もアレルギー性鼻炎の季節がきました。
症状としては、クシャミ、鼻水、鼻づまり、 目のかゆみ・赤味です。 漢方では、種々の症状、そして体質によって 対処する漢方薬が変わります。 例えば、クシャミ、鼻水があれば、 通常、小青竜湯を使います。 小青竜湯は、元来、 温肺化飲(肺を温めて余分な水をとる) をしていますが、人によって 効果がうすい時があります。 それは、胃腸が弱く、 冷えた物を食べると胃腸機能が弱くなる方です。 このような方には、小青竜湯の方中の 温裏祛寒剤(体の中から温める生薬)である、 乾姜、細辛を更に弱めるものを加えます。 (例えば、人参湯、乾姜甘草湯など) そうすることで、始めて効きます。 また、クシャミは出るが、 それよりも鼻水が辛い方には、 小青竜湯には、利水剤が少ないため、 利水剤を更に加える必要があります。 利水剤の代表は、茯苓、白朮、沢瀉などです。 より温めて利水するときは、苓桂朮甘湯など、 また、より利水したい時は、五苓散など を加えると効きます。 鼻づまり、目のかゆみが併発する時は、 更に工夫が必要です。 それは、次回書きます。 |
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更新日: 2019/02/05 |
寒さも厳しくなってきました。
このような時期、 手、足の痛み、痺れを訴えるお客様が 多く見られます。 また、頚椎のつまりで、 手足が痺れる方も多く来店します。 多くの方は、 当帰、芍薬、川芎、桃仁、紅花が入っている (血虚と血瘀を同時に治す) 処方を使いますと改善します。 先日も、60代の男性の方が、 手の痺れで来店され、 その方に合わせたオリジナルの漢方薬で 改善されました。 腰以下の痺れ張痛は比較的早く良くなります。 痺れ、張痛によって 漢方薬の組み合わせを変えることが大切です。 |
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更新日: 2018/12/22 |
平素は格別のお引き立てを賜り、
厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、ツヅノ薬局では 年末年始下記の日程を休業とさせて頂きます。 平和島本店:12月30日(日)~1月3日(土) 田町店 :12月30日(日)~1月3日(土) *但し、平和島本店:12月29日(土)は午後3時迄 田町店 :12月29日(土)は午後5時迄 皆様にはご迷惑をお掛けしますが、 何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。 |
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更新日: 2018/12/07 |