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5月19日(土)~20日(日)
5月19日20日に第6回薬用植物を知ろうin熊本(阿蘇)を終えることができました。今年も栃本天海堂からハーブティーの協賛ありがとうございました。皆喜んで持っていかれました。当日の様子をご紹介します。
5月19日
5月19日(土)の講演会の参加者は、総勢155名、20日は132名でした。 薬剤師研修シールを配付した参加者は19日34名、20日36名でした。 他に薬剤師の方が10名程度(関田、矢原等講師も数人は薬剤師ですしね。)おられました。

5月19日は、10時30分から熊本大学薬用植物園の見学会を5班に別れて行い、約100名の参加者がありました。

- ▲ホウチャクソウ

- ▲ヒツジグサ
午後からは、香月先生、瀬井先生、吉冨先生の講演会を行いました。
19日の講演会
- 13時~14時 香月茂樹(緑花文化士)
「南の薬用植物」 香月茂樹先生
- 14時~15時 瀬井純雄 (NPO阿蘇花野協会理事)
「四季の阿蘇の植物」
- 15時10分~16時10分 吉冨 誠 (吉冨復陽堂医院)
「60分でわかる漢方入門講座」
講演会が終り、20日の集合場所の休暇村南阿蘇に、講師・参加者50名余の方が宿泊、懇親を深めました。
5月20日
5月20日(日)朝5時過ぎに、瀬井先生の指導でコースの植物のラベルつけに出かけ、 すがすがしいというより少し肌寒い晴天の中約200枚のラベルをコースの中ほどまでつけました。
8時30分過ぎから受付けを開始、当日受付けの方が18名、参加者総数132名、 内薬剤師45名(漢方生薬認定薬剤師シール配布者36名)、子供5名でした。

観察ルート
- 休暇村南阿蘇玄関前出発(9時30分)
- 南阿蘇自然学習歩道(一般道,杉林)
- ラクダ山草地
- 月廻り公園(昼食)
- 阿蘇野草園
- 南阿蘇ビジターセンター到着。
パネルを使用した薬用植物の説明、総括 解散(15時20分)


講師
吉田尚利(北海道医療大学) 香月茂樹(元医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター種子島研究部) 関田節子(徳島文理大学香川校) 飯田 修・杉村康司(医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター種子島研究部) 瀬井純雄(熊本県庁) 神田博史(広島大学) 南 基泰(中部大学) 後藤秀徳(休暇村南阿蘇) 山村将護(高森町) 国村真希(南阿蘇ビジターセンター) 矢原正治(熊本大学) 補助:那須、吉崎、福永(薬用植物学研究室) 味岡(中部大学)の学生さん、及び米田、八十島、矢原の薬剤師
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薬用植物・毒草として、カノコソウ、アマドコロ、ナルコユリ、ニガキ等の168種の薬用植物、ツタウルシ、アセビ、シキミ等の13種の毒草がありました。 昨年の秋とは異なる植物の生態(顔)を 楽しみました。また、野草園では、細辛の仲間、トチバニンジン等を見せていただきました。

- ▲ トチノキ

- ▲ カノコソウ
来年度も、第7回薬用植物を知ろうin熊本(阿蘇)を行います。 今後とも皆さまの御支援を宜しくお願いいたします。
文:熊本大学薬学教育部付属薬用植物園 矢原正治
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