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病気と漢方

民間薬で病気を治そう ~昔から使われてきた薬草で、病気知らずの元気な体。~

 
  ウイキョウ
 

 ハーブ名の「フェンネル」はギリシャ語でマラトウといい「やせる」という意味。強壮、強精用の野菜として使われた。

ウイキョウ   ウイキョウ

別名・地方名 小茴香(ショウウイキョウ)、フェンネル、スイートフェンネル
科 名 セリ科/ラテン語の科名 Umberlliferae
学名(植物ラテン名) Foeniculum vulgare Mill.
英名 Fennel
中国名 茴香
生薬名 茴香(ういきょう)、茴香茎葉、茴香根
出 典 新修本草(659年)
生育場所 各地に栽培される
薬用部位と採集時期 種子。9月。
調整法 適宜、熟した果実を採集し、天日乾燥する。
主な成分 茴香にはアネトール、フェンコン、α-ピネン、カンフェン、アニスアルデヒドなどを、茎葉にはビタミンC、デヒドローアスコルビン酸、ビタミンB2、ネルンボシドなどを含む。
効能・効果 芳香性健胃、去痰、駆風薬として、また腹痛、嘔吐に用いる
薬効と使用方法(常用量) 【1】果実を5~8g煎じて服用すれば芳香性健胃、去痰剤として胃痛に効果がある。また乳汁の分泌促進剤となる。

【2】果実を浴湯料とすれば身体が温まる。茎葉を浴湯料としても良い。

【3】果実は精油成分が多く,胃腸機能の調整,抗潰瘍,胆汁分泌促進等があるので、消化不良、疝痛等にも用いられる。
使用上の注意(副作用、相互作用など) 常用量では特に問題はない。
薬食健康法 種子を漬け物の中に混入し、食用とする。また葉や茎の肥大部をピクルスやスープなどにして食用とする。餃子の中に入れると美味しい。
栽培の必要性と難易度 病害はなく、栽培は容易である。播種すれば2年目から果実を採ることが出来る。花序によって熟期がずれるから、熟したものから収穫する。商品は青味のものが喜ばれる。5~6年で株の老化が始まるので、更新する。
春,苗床に播種して,9月頃、畑に移植する。其の年は結実しないが、其の後、毎年宿根して8月より10月末頃まで結実する
備 考
(アドバイス)
香辛料として使われる。ハーブティは、母乳の分泌を促す他、赤ん坊の疝痛や大人の消化不良および胸焼けに効果がある。
解説(トピックス) フランスの美食家はウイキョウの葉で魚を包んでおき、肉がしまったところを食べていた。フェンネルの葉は「魚」のハーブと呼ばれるほど魚料理に合う。
古くは、晩秋の塊茎を野菜や薬として用いていた。
応 用 薬用・食用
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