日本人は外国人に比べて肩こりが非常に多い民族だそうです。
日本人の肩こり現象は、日本特有の“縮み志向”が関連しているようです。例えば文学でいえば、大きな世界観を17文字の中に詰め込んだ俳句、大きな大自然を縮めた箱庭・盆栽、小さく“折りたたむ”技術(扇子・折りたたみ傘・ちょうちん)などは日本人の得意分野です。
また筋肉の使い方に於いても日本の鋸は手前に引き切り(外国の鋸は押し切り)。踊りや舞いをみると外国のダンスは手足を伸ばす動きに対して日本舞踊は外から内への動きが中心になっています。
国技の柔道・相撲は相手を引き付けて投げる技が中心ですが、
西洋のボクシングは手を伸ばす動きが中心。
筋肉を漢方の視点から見ると、伸ばす筋肉(伸筋)は「陽性」
縮める筋肉(屈筋)は「陰性」に
なります。どうやら日本人は縮める陰性筋肉を多用する民族のようです。当然 肩の筋肉(僧帽筋)が収縮すれば肩こりとなります。
ふだんの生活においても陽性筋肉を使うことで肩こりの予防になりますし、精神面においても明るく陽気に暮らすには陽性筋肉を意識するといいかもしれませんね。(ストレス解消にも!?)
肩こりの漢方薬として葛根湯が有名ですが、症状により いろんな
漢方薬がありますのでご相談くださいませ。
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更新日: 2022/11/15 |