健康トピックス 「帯状疱疹」

Q:「頭の耳の上のほうがピリピリして痛むのです。皮膚科でも麻酔科でもわからない。困ってます。なんでしょう?こちらで何とかなりませんか?

A:「湿疹みたいなのができてますね。虫刺されだとすると刺されたあとがあっても良いのですが、見つかりませんね.
でも自家感作性皮膚炎のように少し散布疹があるようでもありますね。ヘルペスにしては神経支配域に沿って出ている感じでも無いですね。最初は小後頭神経支配の一部にピリピリだけだったので皮膚科の先生も麻酔科を紹介されたんでしょうね。これは難しいですね。」

Q:「内科も行きました。念のため、ヘルペスの薬を処方されました。数日前に非常に疲れる仕事をして肩がこって仕方ないのです。」

A:「とりあえず、肩こりの解消を目的に治療して、ヘルペスのウイルス検査の結果を待ちましょう」

■ 後日、いただいた報告でヘルペスゾスターによる帯状疱疹が判明しました。
病気の初期は診断が難しいものです。
特に、典型的なものはともかく、いろいろな出方をする疾患はことさら難しいものです。
我々も心してかからなければならないし、下手に治療開始して、病気をマスクしてもいけないものです。
記憶に残る症例でした。

 

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帯状疱疹後神経痛(PHN)ってご存知ですか?
最近、多いんですよ。
子供の頃、水ぼうそうにかかると、その後、脳や脊髄の
神経節に潜伏し続けて、疲れなどで免疫が低下したときに
出るのが、帯状疱疹(いわゆるヘルペス)です。
皮膚症状が治ったあとも
神経障害性の痛みが残る場合があります。
いろいろな薬剤や治療方法が試されていますが
かなり有効と考えられるのが、針治療。
そして、免疫改善を図るスーパーオリマックスです。
最近のサーベイランスによると
帯状疱疹は必ずしも終生免疫でなく
二度かかることもあるようです
そう考えると疲労による免疫低下は大問題!
平素から、快食・快眠を心がけることが大事かと。
さらに免疫力をつけるような漢方やサプリで鬼に金棒です。

     

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