健康トピックス 「強迫性障害」

社交不安障害の方などに多いのですが、
「不安さえ感じなくなれば、なんだってできるし、自分の未来は明るいと思える」
などとおっしゃる方がいますが、それは少し違います。

正解は、不安をゼロにするのではなく
「そこそこの不安は感じながらでも ちゃんとできる」「そして、達成感を得る」
不安をコントロールできるようになるということに目標を置く事です。

どういう事かと言うと、
不安に思うという感情は誰でも持っている感情であって、
これは、人間の持つ能力の一つだから、
少しくらいは不安に感じる事で安全弁となっているのです。

不安は必要な感情です。
不安を感じなければ、いけいけどんどんで、大失敗をしてしまいます。

ですので、頭痛、肩凝り、めまい、ふるえ、ドキドキ など多彩な身体症状は
対症療法的に針治療などをしますが、
「そのセンサー」の調節機能を正常にすることに治療の力点をおきます。

これには、頭にあるツボを使って針通電療法しながら、
施術中に面接をし、自信を取り戻すべく、
頭を活性化させることができるように会話をすすめていきます。

魔法はありません。
焦る気持ちはわかりますけど、その気持ちも病気の症状の一つです。
病気は治療しないといけません。
一緒に治していきましょう。

             

書痙の方に、「社交不安障害」のテストをしてもらった。

さほど病的でないとの判断。

自分では、もっとひどい結果になると思っていたらしい。

その思い込みでさらに悪化する。

テストは自信をつけさせるためのツールにもなる。

もちろん、両刃の刃ではあるけれど。。。

自分は大したことない!と思える事が大事。

             

親やサポーターの心得

・ダメ出ししない。羽ばたくタイミングは本人に任せる。

命令しない。命令に人は反発する。

・親やサポーターの価値観や考えを押し付けない。自分で考え気付かせる。

・失敗して成長するので、過干渉せず、見守るのみ。声かけはする。

・本人を否定しない。特に人格まで否定しない。

・単なるメッセンジャーに徹する。逆恨みされるようなことは言わない
 世間が教えてくれると思う。

・短所と思うところを長所・個性と見る。本人もそれに気づけば OK。

・「小さな認め」で褒めてあげる
 現在の本人なりに頑張っている事を認めて褒める

・親やサポーターの余裕を見せる。どんな態度でも受け止めて、
 「見捨てない」というメッセージを出す。

続く


               

出先でサインを求められた時、自分の名前が書けない
いつ頃からか、緊張して震えてしまっていた人。

自信を持つ事、平常心になることがいいのは分かっていても
これがなかなかできない。

きちんとしたところ、
例えば銀行や役所で公文書のサインどころか
葬儀の参列で記帳もできない、
あるいはもっと気楽なところ、
例えばレストランなどのアンケートもNG。

今まで市販の漢方も試してみたけどダメ。
ネットで調べたら精神安定剤や筋弛緩剤が良いような気がするけど
副作用も恐いし、決して100%効果があるわけでない。

困り果てて相談にお見えになった。

診ると、メンタルもメンタルで、この件に関して完全に自信喪失している。
腕はというと、筆圧がもともと強いせいかガチガチにこわばっている。

そこで、治療方針は、
① こわばっている筋肉を週に一度 針治療でほぐす

② 「漢方の精神安定剤」とでも言うべき処方のうち、証に合うものを選択して
   長期戦覚悟で継続する。

③ 針治療の最中に、喪失した自信を取り戻すべく、ストレス緩和、メンタル強化の
   カウンセリングをする

④ 少しずつサインの練習をする。まずは自宅で一人で、次に家族の前で、
   そのあと、こちらで私の見ていないところで、次に私が見ているところで・・・・

こうして、克服の道を歩み、まだまだ緊張はするけど人前でサインができるようになった。
あとは、回数を重ねて、抵抗なくサインできるようになる日を待つばかり。
数か月かかったけど、早い回復だと思います。

 

         

不安がりな人は多い事でしょう。
程度の差はいろいろでしょうが、
基本的に、「不安がり」は「体質」です。
つまり、遺伝なのです。
したがって、この遺伝的な部分はどうしようもありません。

しかしながら、
不安がり体質を軽くすることはできます。
チョッとしたことで不安で仕方ないようになってしまう方
そんな方には、必ず内在するストレスや自信のなさがあります。

ストレスの大小は不安がりの大小に連動します。
自信の無さも同じです。

いろいろな経験を積んで「やれる」「大丈夫」という貯金をして
自信をつけることで不安がりは随分と軽減します。
そして、自分にあったストレス軽減方法を見つけること。

これらの手伝いを漢方薬、針治療、面接でしていくとうまくいく事も多いと実感します。
不安がりからの脱出!やってみましょう。