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手のひらを太陽にかさしてみれば、真っ赤に流れる僕の血潮。
皆さんのご存じの童謡「手のひらを太陽に」の一節です。

女性のからだに流れる血潮が、月の満ち欠けに連動するように
夏のからだは太陽(の暑さ)が手伝って、血潮がわき立ちます。

夏に汗をかいて涼しさを保ったり
熱中症から身を守ったりするのも、この血潮のおかけです。

けれど逆に、妙にイラち・神経質になったり
寝苦しくなるのも、血潮のおかげ(?)かもしれません。

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海の潮気といえば海水に含まれる塩分。
海の潮気が強くなると、磯の香りが漂うようになります。

対して、血潮の潮気といえば血中の気。平たく言えば「血の気」の気の部分。
血潮の潮気が強くなると、気が旺盛になり熱を漂わすようになります。
潮汐(=潮の満ち引き)がうまく運ばない人は、
この熱に悩まされる羽目になります。
汗っかき然り。夏の寝苦しさ然り。更年期に悩む女性然り。

血潮がわき立つ時期は、満ち潮が優勢になる。
なればこそ、引き潮の立ち回りが大切になると思います。


たくさん汗をかいた後は、食欲が落ちてしまう。
そんな経験ないですか?

暑さが増すと、汗のエネルギー源になる
陽気は盛んになり、よく汗をかくようになります。

けれどその裏では
食欲のエネルギー源ともいうべき
陰気は弱くなり、食欲が落ちるようになります。

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汗をかきつつ励むことを、精を出すと言いますけど
お腹を回すエネルギーまで「精」に取られると
さすがに具合が悪く、きっとその先には
よく汗をかく人ならではの夏バテが待つと思います。

汗をかく人にとって、夏の食欲は体調のバロメーター。
食欲が落ち気味の場合は、汗を控えつつ
薬味を使って食い気(≒陰気)を養うのが良いかと。


冷房でからだを冷やしすぎる
いざ汗をかくときに、からだはどっと疲れます。

からだは、陽気をエネルギー源として汗をかくので
陽気が整っている人の方が、発汗による負担は少ないです。

冷房でからだを冷やしすぎると
あらかじめ練っていた陽気を損い
汗をかく場合は、また一から練り直すことになります。
この「練り直しに費やす体力」は、完全な徒労です。

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暑いために体力が奪われる
と思いがちですが、必ずしもそうではなくて
冷房に慣れすぎたせいで欠けた(?)陽気を
元通りへと練り直すのに、多くの体力が奪われてしまう・・・。
そういうのが、実態な気がします。

暑い季節は、陽気が盛んになる時期。
だからこそ冷房の使用も
陽気を損ね過ぎない範囲 に止めるべきかと。
夜はまだしも、昼間の設定には注意を払いましょう。


汗をかくことで、体の風通しは
良くなる場合もあれば、悪くなる場合もあります。

心地良い風を浴びつつ汗をかくと
からだは涼しく、風通しは良好になります。

けれど、風が吹かない場所で汗をかくと
からだは蒸し、風通しは悪くなります。

さらに、無風の暑苦しい場所で汗をかくと
からだは茹だり、風通しは殊更に悪くなります。

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どういう形・条件で汗をかくか? というのは
思いのほか重要です。
気力・体力の面からしても、人が
一日にかける汗には限度がありますから。

汗をかいても暑いまま。それだと
汗が溢れて止まず、逆に風通しを悪くしてしまいます。

汗をかいたら肌寒くなる。それだと
汗が漏れ出すぎて、風通しが良くなるばかりか
逆に透き間風が吹き込んでしまいます。

同じく汗水垂らすなら、そこはやっぱり
からだにありがたく、有益な方が良いのでないかと・・・。


人生、楽ありゃ苦もあるさ。
往年の国民的時代劇
水戸黄門の主題歌の冒頭。
あと10年もしたら忘れ去られそう。

人生、楽ありゃ苦もあるさ。
トルクが弱い人にとっての午前中は
上り坂のような苦行 かもしれません。

トルクとは回転力のこと。
トルクが大きいと、いち早く動力が伝わり
スムーズに前進できます。

ただ、同じ自転車でも
上り坂を走る時は、ペダルが重くなるように
平坦な道に比べ、上り坂ではトルクポテンシャルが落ち
最悪、エンストです。

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要するに、平坦な道はスイスイ進んだのに
上り坂に入ると、途端に遅くなってしまうという話。
ただし、時間はかかるものの
徐々にスピードは回復していきます。

トルクが弱い人は日々、午前に
このノロノロ感につきあっていますが
昼頃になり、上り坂が終わりを迎えると
途端に調子が戻ってきます。

人のトルクの本質は、陽気だと思いますが
問題は陽気の大小よりも
小回りが利くか? という点にある気がします。



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