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お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 0838-25-1895漢方相談 長全堂薬局(山口県萩市)
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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

後鼻漏という症状があります。本来なら鼻腔を通って鼻の孔から出てくる鼻汁が鼻腔の後ろ即ち咽の方に流れ落ち、口から痰のようになって出てくる症状のことです。命に係わる症状ではありませんが不快で仕方がないものです。
この後鼻漏ですが古典に記載を見つけることが出来ず、どのような処方を用いればよいのか良く判りません。鼻に関する漢方薬を色々と試して様子をみますがなかなか効果が得られません。困った。しかし後鼻漏で苦しむ方は目の前にいらっしゃいます。なんとかせねば!!
こういう時は考え方を変え鼻に拘らないで処方をかんがえてみます。
ポイントは
鼻汁=水
普通に流れる鼻水=正しい水の流れ
後ろに流れる鼻水=逆の間違った水の流れ
ということ。
そして漢方では体内の水の流れを制御しているの臓器は「脾」と考えます。ならば「脾」に関する症状に注目して処方を考えます。この後鼻漏に悩むお嬢さんは鼻水が咽に落ちるとゲップのように痰が出てきます。このゲップに注目して処方を決めました。
処方を変えて一週間、それまで何の効果もなかった症状が「脾」に注目して変更した処方だと、少し良いような気がするという感想が得られました。処方・考え方の方向性は間違っていないようです。