養生方法IIとしては。。。
<<<身体を鍛える>>>
〈1)皮膚の鍛錬を毎日続ける。
皮膚を鍛錬することで、自律神経の働きを整え、鼻粘膜の過敏性を軽減し、アレルギー性鼻炎の苦情を楽にしていきます。
皮膚の鍛錬方法としては、乾布摩擦や冷水摩擦、冷水浴や冷水洗顔があります。
乾布摩擦は乾いたタオルで、冷水摩擦は水で絞ったタオルで、手足の先から心臓の方へ向けて、皮膚をこすっていくようにします。冷水浴は、入浴の最後に心臓から離れたところから、徐々にシャワーや洗面器で冷水をかけていく方法です。また、冷水洗顔は一年中、冷水で洗顔することをいいます。
ただし、このような鍛錬を短期間に行っても、すぐに効果が現れるというものでもありません。根気よく続けていくことが大切です。
また、発熱のある時や、風邪をひいて鼻汁が膿性になっているときは、冷水浴は控えてください。
そして、アトピー性皮膚炎や湿疹などになっている場合は、乾布摩擦や冷水摩擦で湿疹部をこすると悪化させることもありますので、皮膚の鍛錬を行う場合は、冷水浴にすると良いでしょう。
〈2〉軽い運動を毎日続ける。
運動することは、ストレスを発散し、血行を良くして鼻づまりなどを楽にし、体力をつけることにつながります。そして、アレルギー性鼻炎の症状を少しでも軽くすることができます。
しかし、運動の種類は、自身が好むものであれば何でもよく、また、運動を始めたからすぐに効果が現れるものではありませんので、無理をせず、楽しみながら長続きできるものが良いでしょう。
ただし、季節性のアレルギー性鼻炎のように花粉が原因の場合、花粉が飛ぶ季節には、屋外で行う運動には、注意が必要です。
<<<食生活の注意>>>
〈1〉胃腸に負担をかけないこと。
漢方の考え方の中に、陰陽五行説というものがあります。
この考えでは、鼻が病気のときは、胃腸に負担をかけると、鼻の病気はなかなか治らないといわれるものです。
冷たいジュースやスナック菓子といった間食ばかりを食べたり、不規則な食生活をしていると胃腸に負担をかけて、鼻の病気を長引かせてしまいます。
〈2〉食事のバランスに気をつける。
野菜やミネラルを多く含むバランスのとれた食事内容が大切です。
アレルギー性鼻炎についてのトピックを、4回にわたりご案内してきましたが、今回で終わります。
アレルギー性鼻炎 〔4〕
神戸ファーマシー (神戸市中央区)
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更新日: 2010/03/03 |