• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

[ カテゴリー » Topics ]

DSCF1457


漢方の症状は太陽病から厥陰病まで、表から裏へと進行していくのが常だとされています。
罹患した当初は表の部分に蔓延り、徐々に体の中へと場所を移していく病は単に症状が変化していくだけではなく、より重篤な状態へと向かって進んでいきます。

ですが、多くの法則に例外があるように、可逆的な病期の進行は実際にはそう単純ではありません。疾病の原因が複数存在する、いくつかの症状が絡まり合っていることもよくみられることなのです。


疾病の原因はひとつであっても、症状が多岐にわたっているケース。つまり、太陽病である発熱や悪寒と、少陽病である嘔吐や食欲不振が同時に現れているような状態を指して、漢方では合病と呼んでいます。
合病では症状の分散はみられますが、病の根源はひとつです。従って、そこに集中した治療を施すことで快方へと向かっていきます。


一方、合病とは違い、ひとつの病期が治りきらないうちに異なる症状が出てくることだって有り得ます。
漢方ではそういった状態、例えば熱が引かないうちに次の病期である少陽病を短い時間で通り過ぎ、腹満、便秘の症状(陽明病期)が並行して出てくるような場合を併病と呼んでいます。

端的に言えば、合病とは太陽病と陽明病が同時にみられる場合、併病とは病期が移行する際、前の病期が消えないうちに次の病期が現れる場合を指すのです。


上述したように複数の症状がみられるときは、どこから手をつければ良いのか迷ってしまうことがあるかもしれません。

このようなときに指標となってくれるのが、漢方で言われている先表後裏の原則です。
これは、まず表に属する病の治癒が先であり、その後に裏の治療に取り掛かるということを指南しています。

この法則は理にかなっており、このような順で治療を施さなかった場合は時に、病が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。


しかし、こちらにも例外があります。
体の内部で起きている症状が重く、命に関わるようなケースでは治療の順番が変わることがあります。
これを先急後緩と呼び、場合によってはこちらを優先することもあるのです。

DSCF3124




今回は、漢方における特徴的な考え方のひとつ、心身一如をご紹介します。
これはどのようなことを意味しているのかというと、心と体は全く別のものではなく密接な存在であり、互いに影響を与え合っているという考え方になります。

対して、西洋医学では心と体は別物と捉え、互いを切り離した上で診断、治療を行っています。

この心身一如の考え方が理にかなっていることは、生活のあらゆるシーンで感じることができます。
例えば、わたしたちは日々、多くのストレスにさらされていますよね。
適度なストレスであれば良い効果を生むこともありますが、長期間に渡る過度なストレスは気持ちが沈み込むだけではなく、次第に、胃腸障害をはじめとした様々な病気を呼び寄せてしまうことがあります。
それは、まさに心の不調が体の不調を引き起こしたといえるのです。


また、プラセボ効果からも、心身一如の一端を垣間見ることもできます。
プラセボは偽薬ともいわれますが、中身をみてみると薬本来の有効成分は含まれておらず、代わりにデンプンや生理食塩水など通常であれば、治療効果が期待できないもので構成されています。
しかし、それを効果のあるものだと思って服用することで、実際に症状が改善されるということがあります。これをプラセボ効果と呼びますが、ここには心理的要因が大きく関与していると考えられます。


もともと、漢方では西洋医学のように、細かな検査をして病名を決定し、治療薬を決定するという過程はとらないことを以前お伝えしましたが、心身一如の考え方はまさにこれを表しているといえます。
すなわち、体に不調があればそれを体だけの問題と捉えずに心の変化や気持ちも関連していると考え、包括して治療を行っていくのです。
そのため、心身ともに相乗効果で症状が改善されることとなり、結果的に再発率も低くなるのです。

“病は気から”という言葉もありますが、体の状態が良好なだけではなく、同時に心の状態も良好であることが真に健康であると言えるのではないでしょうか。

肉に偏った食事やストレスなどが原因で、おなかに古い血がたまり、受精卵の着床や発育をじゃますることがあります。
魚や野菜が中心の食
「検査では夫婦とも異常がないのに、事、ストレスの少ない生活を心がけましょう。

西洋医学では「異常なし」の“瘀血”
妊娠しない」「対外受精で受精するのに、子宮に戻すと着床できない」「妊娠反応が出ても、途中で赤ちゃんの成長が止まってしまう」。こんな悩みを相談されることがよくあります。漢方では子宮に“瘀血”があるため、こうしたトラブルが起こると考えます。
瘀血は漢方独自の表現で、血流が悪いために古い血が滞っている状態を意味します。瘀血は、検査では見つけることができません。そのため体に瘀血による症状があらわれていても、西洋医学では「異常なし」とされます。
瘀血体質な人は、顔色が悪い、目の下のクマやシミ、吹き出物、舌の裏の静脈がはれたり黒っぽくなっている、便秘、おなかがいたい、月経血がどす黒くレバーのようなかたまり状のなる、肉や脂っこいもの、甘いものを好むなどの特徴があります。

肉より魚がおすすめ。野菜も血液をキレイに

瘀血を予防・解消するポイントになるのが食生活です。瘀血を招くのは肉や脂っこい食べ物、スナック菓子、砂糖類などです。こうした食べ物は血液をドロドロにして、循環を悪くしてしまいます。
もともと穀類を中心に食べていた日本人の腸は長く、肉はあまり体に合いません。長い腸内に、消化の悪い肉がとどまっていると、その間に毒素が発生し、瘀血を生み出します。肉の脂は冷えると白くかたまりますが、それが血液中に入ったところをイメージしてください。血液の循環が悪くなるのが想像できるでしょう。逆に魚の脂は冷えても固まらず、血液をサラサラにするといわれているので、おすすめです。

NONALNUM-4pGg-E

野菜はそのほとんどが腸をキレイにして、血液を浄化する効果があります。ただ冷え性の人の場合は、生野菜をとりすぎるとよけいに冷えてしまうので、食べ方に注意してください。
ストレスも瘀血の原因になります。疲労によりたまった血液中の毒素は、睡眠時に肝臓で浄化されます。しかしストレスがあると肝臓がうまく働かず、血液の浄化が妨げられ、毒素を含んだ古い血が体内に残ってしまいます。
ストレスはさまざまな病気の発生とも関係します。赤ちゃんができやすい体に近づくためにも、日常生活でストレスをじょうずに発散するようにしましょう。

DSCF1678



漢方を服用すると、鼻血や下痢といった一見、副作用と間違うような症状に出くわすことがあります。この症状の多くは副作用ではなく、身体が快方へと向かう過程で生じる瞑眩と呼ばれる現象なのです。
今回は、なかなか耳慣れない瞑眩について取り上げてみたいと思います。


そもそも瞑眩とは、漢方薬が病気を治すために身体へ促進的に働きかけた結果、一時的に現れるものです。

もう少しわかりやすく言うと、漢方薬は身体中に停滞していた不要物が体外へと排出させる作用をもたらします。ですが、それは時に蛇口をひねった時のように溢れ出すことがあります。
このような状態になると瞑眩がみられることになり、治癒へ向かっている証拠として捉えることができます。


<瞑眩によくみられる症状>
・めまい
・下痢や便秘
・だるさ
・湿疹
・出血
・かゆみ


一般的に、瞑眩の場合は1〜2週間程度で症状が改善されます。併せて、急速に症状がおさまることが多いようです。
しかし、瞑眩だと思っていても中には本当の副作用だったというケースもあります。

また、漢方薬は西洋薬と比べると、非常に個性的な性質を持ち合わせています。証と漢方薬が合っていなければ、思わぬ悪影響を及ぼすことだってあるわけです。

もし、漢方薬を服用していて何か違和感を感じたり不安に思うことがあれば、遠慮せずに処方してもらった医師や薬剤師へ相談しましょう。


少し話は逸れますが、漢方薬を飲み始めてしばらく経っても効果がみられないので飲むのをやめてしまったという話を聞くことがあります。
即効性を期待しているならば、なおさら目に見えて効果がないように感じるかもしれません。でも、身体の中では確実に変化が起こっており、便通や肌の調子がよくなったりと他の部分にはジワジワ効き始めていることも少なくないのです。

ですから、漢方薬は自己判断で服用を中止せずに、継続して飲み続けることが重要なポイントです。

IMG_6755


 
運動が苦手な方でも、手軽に始められるなわ跳び。1日10分のなわ跳びを習慣にすれば、筋肉・スタミナがつき、きっと妊娠力も上がります。
運動は少しづつでも、毎日続けることが大事です。

下半身に筋肉がつくとおなかがあたたまる
 むつごろう薬局の店舗は静岡県にありますが、東京都内や神奈川県などから、赤ちゃんが欲しいとご相談にいらっしゃるかたもいます。私たちは「赤ちゃんを授かるためには体力も必要」と考え、みなさんに「体を動かしてください」「運動をしてください」とよくアドバイスします。しかし、都会で暮らすご夫婦は忙しく、運動をする時間をつくるのがなかなか難しいようです。特に働く女性の場合、「仕事をして家事をすると、一日が終わってしまう」とおっしゃるかたが多いのです。
 仕事で疲れる→運動できない体力が低下し、疲れやすくなる…というマイナスの連鎖が起きているかたも多くいらっしゃるように思います。こういう生活では赤ちゃんもなかなか授かりづらいでしょう。
 このマイナスの連鎖を断ち切るため、おすすめしたいのがなわ跳びです。まずは1日10分でけっこうです。なわ跳びはお金もかかりませんし、ちょっとしたスペースがあればOK、朝昼晩いつでも都合のよい時間にできます。
 最初はたったの10分のなわ跳びでも息が切れ、つらく感じるかもしれません。ふくらはぎがパンパンになったり、つってしまう人もいるでしょう。腹筋も痛くなるかもしれません。
でも、ふくらはぎやおなかに筋肉がついてくれば下半身の血液循環がよくなり、子宮があたたまってきます。毎日なわ跳びを続けていれば、妊娠を継続するためのスタミナもついてくるでしょう。“継続は力なり”です。たとえすぐに変化を実感できなかったとしても、毎日継続してなわ跳びをすることで、きっと妊娠する力がついてきます。筋肉隆々のスポーツ選手の体も毎日継続してトレーニングを積んだことでつくられます。妊娠力もそれと同じ。みなさんも1日10分、ぜひがんばってみてください。


Copyright© Pharmacy Mutsugoro. All Rights Reserved.