男性　１０歳代　２０１０・１０・１２
大阪の大学に通っている息子さんに薬を送りたいからと言ってお母さんが相談に来られた。大阪に住むようになってニキビが一段と激しくなって、皮膚科で抗生物質などを処方して頂いても一向に改善しなくて、大きな膿をもつニキビが顔一面に広がって真っ赤な顔になり、本人は痛くて痒いと訴えているらしい。ニキビが点在しているのか連なり加減かを尋ねて、後者だと言ったので処方を決めた。その都度本人から連絡があるが２ヶ月飲んで、痒み痛みは全くなく、膿も消え、大きさも随分小さくなったみたいだ。後何が気になるのと尋ねたら、赤味が半分くらいに減っているからこれを何とかして欲しいとのことだった。又２週間分お母さんに渡した。抗生物質でいくらアクネ菌を殺そうとしてもその時だけで解決しないと思うのは僕だけだろうか。

女性　２０歳代　２０１０・１０・９
２０歳代ですでに卵巣嚢腫の摘出手術を受け、現在は子宮内膜症とチョコレート膿腫の治療を受けている。体質的な弱点を正したいと相談に来てくれた。漢方薬はこの３つはすべて原因を同じくするから、一つの煎じ薬ですむ。５ヶ月たって検査はまだだから、どの様に改善しているか分からないが、自覚症状が完全に解決してとても体調が良く喜んでいる。毎日仕事をしていてもしんどくてたまらなかったのに体が軽くなった。むくみがとれた。肩こりがなくなった。２０歳代とは思えないくらい高かった血圧が下がった。どれだけ改善されたか婦人科の検査を楽しみにしている。

小学生　女の子　２０１０・１０・８
楽しみにしていた修学旅行の前日、学校でしんどくなり保健室に行ったら３７度８分の熱があり、養護教諭が病院に行って抗生物質をもらってくださいと言って親に電話してきた。親は早速薬局にやってきて、何とか明日までに治してと頼んだ。本来あまり体力的に恵まれていない子で、風邪をひくと３９度以上にすぐなる子で、いつもは日赤に行く。でも数日治るのに必ず要するから、親としては博打みたいな感じ？で僕の所にやってきた。最近親が頻繁にやって来ていたので折に触れ雑談をし、風邪に抗生物質は必要ない。大きな病院なんかＰＬ顆粒という簡単なカゼ薬がでるだけだと話していた。だから親は養護教諭が前時代的に抗生物質をもらってくださいと言ったのに反発もしたのだ。すぐ帰って飲む漢方薬と、とっておきの体力増強剤を持って帰った。勿論旅行中のも作った。当日夜まで電話がなかったので、間に合わなかったかと思っていたら、夜にやってきて旅館で今頃どうしているだろうかと心配だと言った。行けたのだと肩の荷が僕は下りた。風邪やインフルエンザは体力勝負だと僕は思っているが、その辺りの手当が病院ではないから、元気な人は早く、そうでない人はゆっくりでしか治らない。

３０歳代　女性　２０１０・１０・７
あるトラブルが改善した頃、もう一つのトラブルとして体に出来ているイボを相談された。一杯でているという訴えが僕にはわからなかったが、実際にお腹などを見せてもらうとそれこそ数えても仕方ないくらい沢山でていた。大人でもこんな事もあるのかと驚いたが、それまでのお世話の中で体質的には把握できているから、イボが出来る体質は理解できた。漢方薬を今までのトラブルのものと並行して飲んで頂いて、２ヶ月くらいでかなり減ったと言ってくれている。若いお嬢さんだからもう見せていただくことはしないが、あの笑顔ではかなり減っているのだろう。恐らくあれだけのいぼが治るなんて本人は考えられなかっただろうが、縁って大切なものだと思う。若くて知的なお嬢さんがあんなトラブルで生活の質を落とすのを見るのは忍びない。

５０歳代　女性　２０１０・１０・６
食事の途中からあごがガマガエルのように腫れる。唾液腺がつまっているから食事で折角でてくれている唾液が口中に出なくてつまってしまう。結構痛くて食事をする気にもなれない。大学病院で調べてもらったけれど石が確認されないから治療は特別なくてマッサージを勧められていた。２ヶ月くらい頑張ったが、人に勧められてやって来た。漢方薬を１週間分ずつ持って帰ってもらっているが、１ヶ月半で物はほとんど以前のように食べられるようになった。もう少しだけ違和感があるからと言って漢方薬をまだ飲んでいる。以前フォーク歌手の同じ悩みを治したことがあるが、結構漢方薬で治るものだ。