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30歳代 女性 
> ご無沙汰しています。
> 前回妻の漢方でお世話になりました!
> どうも半分くらい飲んだら、心身共に元気になり冷蔵庫にて保存をしています。大変ありがとうございました!
(倦怠感 ストレスで髪が薄くなった ヘルペス 口内炎 膣カンジタ)
> 今回は僕の相談です・・・・

40歳代 女性
 横揺れがした、足で踏ん張って支える、物につかまった、壁やトイレにも揺れた時のために手摺が欲しい、いつもの地震・・・これだけの言葉が会話の中に出てくれば当然地震があったんだなと、岡山県の人間なら思う。
 記憶にあるのは阪神・淡路大震災の揺れだから、恐らく20年以上揺れを経験していない。もっともその間、岡山県でも少し揺れたことはあるが、岩盤の上に立っている僕の薬局では揺れを感じていない。
 午前中の電話で相談を受けた女性の言葉は、すべてめまいの相談のためのもの。なるほどそうしてみれば、よく似ている言葉が2つの事象に対して使われている。女性が相談してくれたのは浮動性のめまいで、回転性のめまいとは違い、おのずと処方は違ってくる。相談時にめまいと言う言葉が出てこないのもこちらとしては参考になる。
 「いつもの地震かと思った」と言う女性のおおらかさは地震が少ない地に住む人間にはあり得ないコメントだ。この辺りで体に感じる地震があれば、2日や3日はそのことだけで話が盛り上がる。
 そんな中でも、この辺りで一番の心配事は南海沖地震。こればかりは避けられないし、震度6強だから、相当の恐怖を経験することになるだろう。東京の人とは違って、まるで予行演習なしでやって来る巨大な破壊に心は勿論、家も橋も山も護岸ももつのだろうか。
 浮動性も回転性もめまいなら漢方薬を作ることはできるが、地震にも耐えれる精神の漢方薬は自信がない。いや地震があっても自信はない。いや自信はあっても自信はない。

 雨上がりの百間川沿いの堤防には、上流側下流側含めて僕一人がいた。流量が少ないのか、川底が一部水面から覗き、カラスがのんびりと動きを止めて休んでいた。カラス2羽と僕が、対岸の岡山城、その下に広がる後楽園の紅葉を独占していた。普段なら多くの人が行きかう遊歩道も、静かに日暮れを待っていた。
 高校と浪人時代を含めて4年間、僕はここから自転車で5分くらいの所に住んでいた。ただその4年間で、今日に勝る味わいを感じたことはなかった。僕にとっては、岡山一の商店街にある本屋に行く単なる近道でしかなかった。全国から後楽園を訪れる人たちの楽しみの岡山城も鶴見橋もみな、単なる近道で、観光客を縫う様にして自転車をこいでいた。ただひたすらに、学校と歩いて5分の下宿を4年間通っていただけのような気がする。何になりたいかの夢もなく、いや職業の知識もなくと言ったほうが正解だと思うが、ただひたすらにテストで1点でも多くとることだけが「仕事」のような日々だった。その結果で得たものがこれかと思うが、才能に恵まれていない人間、努力が苦手な人間に与えられたものを甘んじて受けるしかない。年齢を重ねるにしたがって世の不条理も姿を変える。
 百間川が旭川にそそぐ辺りから川下を見ると、相生橋の上から県庁が覗く。夕暮れには音楽が流れ、都会に来たような気になっていた。あれから半世紀、やり残したことがないくらい濃密な人生と、やり残したことが何かわからないくらい軽薄な人生が、こんなに似ているとは・・・

50歳代 関東地方 
御本人しか分からない症状なのだろう、完治して初めて表題のように表現した。僕が作った煎じ薬は、胃の機能を上げる薬で、そんなに難しいものではない。ただご本人の自覚症状はかなりのもので、つらかったのだと思う。胃が痛い、口が粘つく 口が苦い、胃酸が上がって来るなどなど訴えていたが、3日目で効き始め5日で完治したそうだ。

50歳代 女性 
元々は、リュウマチの発症を抑えられたらいいなと言う希望で煎じ薬を飲み始めた。身内にいるから恐れていることもあるし、痛む関節もある。
昨夜漢方薬を取りに来た時に、以前は朝までに7回から8回、目が覚めて寝た気がしなかったのに最近は3回になったと教えてくれた。7回、目が覚めてすぐに眠れなかったのが、3回目が覚めるがすぐに寝れるように変わって、とても楽になったそうだ。
女性の気 血 リンパを整える漢方薬だから、そうした歓迎すべき変化もありうる。


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