こんにちは。
今回は、タイトルにあるように精子のDNA損傷について話したいと思います。
精液検査【精子の検査・・・精子の数、運動性、形態、量を調べます。】
でも卵子にも問題ないのに、子供がなかなかできない場合、
一般的には精子のDNA検査をすすめられるケースも多いようです。
体外受精や顕微授精は、精子の数や運動、形質のよいものを選びます。
しかし、この時点では、良い状態の精子を選んだからといってそれがDNAの損傷があるかないかはわからないので
精子のDNAの損傷があるのではないかと考えるようです。
ここで精子のDNA検査というのは、
精子の群を検査して損傷率が何%かを判断するものです。
精子一匹に対するDNAの損傷を調べる検査ではないため、あくまでも確率論になります。
そのため、DNA検査で損傷率が高いからといって必ずしも体外受精や顕微授精の際に使用した精子のDNAが損傷しているとは限りません。
従って、顕微授精ができるような精子が採取できれば心配はないとするDrもいます。
DNAの損傷を調べることは、損傷が多いか少ないかがわかりますが一つ一つの精子のDNAを調べるものではないため、
大切なことは、禁欲期間を長くしないことや睡眠時間を6.5時間以上はとること、座りっぱなしは控えること等に注意することです。
精子の状態を改善するのに、漢方や鍼灸は役立ちます。
精子のDNA損傷の原因の一つに酸化ストレスがあげられますので、【抗酸化作用が期待できる活血作用のある漢方薬】+【「腎は生殖を司る」ことから腎を補う漢方】を服用すると効果的です。
精子の状態を気にされている方は一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
以上です。
ご一読ありがとうございました。
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更新日: 2022/01/28 |