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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

[ カテゴリー » Topics ]

昨年末よりひどいめまいに襲われた30代男性です。
周りが揺れる感じで、筋肉痛と、寝ても痛みで起きてしまうほどの腰痛も同時に訴えています。 休んだ仕事を再開するとすぐに再発して仕事が続けられない。病院では耳も脳も異常なし、と言われたが、このまま治らないのではと不安になり来店されました。

背も高く立派な体格の男性で、水分が多そうな印象を受け、舌を診ると、白く厚い苔でおおわれていました。皮膚の乾燥、喉の渇き、頭痛もあります。 水湿痰飲のめまいと判断し、水分を控えるようにお伝えして漢方薬を出しました。 5日後来店時にはめまいはずいぶん軽減し、10日後には仕事も再開できました。 頭痛、筋肉痛、尾てい骨痛、皮膚乾燥、喉の渇きも同時に改善しました。

この方は口渇もありましたが、ご自身でも水はとればとるほどよいと思い、つとめて水分を取っていたそうです。一人一人体質が違えば養生法も違うもの、あやまった養生法でかえって症状を悪化させてしまう方が多いと感じています。谷薬舗では、おひとりひとりの体質に合わせた養生法をお伝えしています。お気軽にご相談ください。

                              谷薬舗 薬剤師  谷温子

風邪が治らないので、風邪薬が手放せない そう相談されたMさん

詳しくお聞きすると、ノドが痛み、鼻、咳が出て、それがちっとも治らない。鼻汁は黄色、ノドがカラカラに渇きうがいばかりしている、熱や寒気はない、とのことです。
 
これは、鼻の病気です。
その証拠に、このお客さんに副鼻腔炎の漢方薬をお出ししたら、早速鼻が通る感じですっきりし、何よりノドが痛く無くなったのです。それに、あんなにノドがカラカラ渇いていたのに、ノドの渇きもなくなってしまいました。

鼻の病気になると、鼻の中が炎症で腫れてしまいます。すると、鼻の通り道が狭くなって鼻から息が吸えないため、口呼吸になります。鼻がだめなら口で吸うからどうってことないわ、と思うかもしれませんが、鼻と口では大違い、鼻呼吸こそが健康のカギを握っているのです

第1に、吸い込める酸素の量は鼻からのほうが圧倒的に多いのです。私たちの体は60兆個もの細胞で出来ており、一つ一つの細胞は酸素をもらって生きている。体は酸素を取り込み酸素を全身に運ぶことで成り立っている。つまり、酸素量こそが大切で、口呼吸のダメージは甚大です。

第2に、鼻から息を吸えば、空気中のばい菌や有害物質のほとんどは、鼻を通っている間に取り除かれています。ところが、口から空気を吸うと、PM2.5もばい菌も花粉も、みんな直接ノドに入ってきてしまいます。ノドに張り付いて炎症を起こし、ノドが痛くなります。ノドの免疫細胞は大忙し、やがて誤作動を起こし、IgA腎症や掌蹠膿疱症など、思わぬ病気の原因にもなっています。それに、ノドがカラカラに渇くのも口呼吸が原因です。睡眠時無呼吸症も、鼻の治療で改善する方が多いです。

第3に、鼻の中が腫れると、顔自体が腫れぼったく“大きく”見えます。実際に、鼻の調子が良くなると同時に、目の腫れぼったさが消えてきれいな二重まぶたになったりあごのラインがシャープになったり小顔になったりと美容的にも大切です

どうですか?鼻呼吸の大切さ、お分かりいただけましたか? 人間の体はうまくできていて、無駄なものなど一つもないのです。何としても鼻の炎症を治して、鼻呼吸できるようにしましょう。

風邪がちっとも治らない、風邪をひいてばかりいる。残った咳が治らない。その多くが、風邪ではなく、鼻の病気のことが多いのです。思い当たる方、ご相談ください。
谷薬舗 谷温子  

体格の良い50代男性の相談。

主訴はアレルギーである。
悩みの詳細をお聞きすると、昨年11月よりの花粉症で、咳鼻水、頭がボーっとし、目がしばしばする。耳鼻科にて薬をもらい、今年8月まで服用したが、症状はよくなったり悪くなったりであった。この春血液検査をしたところ、花粉アレルギーはなく、原因はわからないということであった。今現在アレルギーの症状はない。

アレルギーの相談で来店したが、今現在そのアレルギーの症状はないのだ。

では、どうされたいのですか、と尋ねると、実は、5年前に鬱を発症し、精神科の薬を飲んだ。いったんは改善したのだが、最近また5年前と同じような状態になり不安である。できれば精神科の薬を飲まずに治したい、とのことである。
本当に相談したかったのはこの「鬱」のことだ。 

お客様は初めて来店する折には不安がある。
どんな店だろうか?
自分のことをわかってくれるだろうか?
料金は高いだろうか?
漢方薬や、相談薬局になじみがない人ならなおさら不安であろう。
きっと、ここへ来るまでにも悩み、勇気を奮っての来店だろう。

お客様にすると、いきなり主訴は言えない、まずは様子を伺って、それからである。
中には悩みを抱いたまま、主訴を言えないまま帰られるお客様もいるだろう。
そう思うと私たちはしっかりお客様の声に耳を傾け、お客様の心を開き、「この人に相談しよう」って思っていただけるよう努めていかなければならない。

さて、幸いにも主訴をお話し下さったこのお客様は、最近気力が低下してしまい、いくらでも寝れるうえ、朝起きれない、とのことである。
気力が低下し、何もかもがめんどくさくなってしまったそうだ。集中した後には目が疲れ、首筋、肩もこり、たまに偏頭痛があるという。
5年前のことがあるため、悩みも深刻だっただろう。

背も高く、なかなか体格に恵まれた50歳男性だ。便秘をしている。

私は食事を聞いてみた。一人暮らしで、インスタントか、外食だ。

原因はこれだ、と直感した。

この方は、カラダに必要な栄養成分が不足しているため、カラダが本来の働きができないのではないか?インスタント食品や外食ばかりでは、カロリーは足りても栄養不足になってしまう。

思いは物質である。
つまり、楽しいなって思うときには楽しいなって感じる物質が脳から分泌される。楽しいなって感じるはずの時に、楽しい物質が分泌されなければ楽しいと感じないのだ。神経が病気、ではなくて、神経が働くための材料が足りないのが原因かもしれない。

私はこの方に、外食やインスタントの食事では不足してしまうカラダの材料をお出しした。本来、食事そのものを改善していただくべきかもしれないが、とりあえず日々の暮らしが今より改善することを優先した。

一か月が経ち、昨日この方が来店された。

「前より全然気分が楽になりました。体調もいいです。便秘もありません。」

あーよかった!薬を出すのではなくて、食事として体に必要な材料を入れることで、症状が改善することもある。


「食は命」
私たちの体は口から入れたものを材料にしてできている。材料に不足があれば、病気でなくても、そのために働けない機能があり、あたかも病気かのように見えることがある。
       谷薬舗 薬剤師 谷温子

 不安感があり、膣がかゆい女性の症例です。

 主訴; 生理の1週間前になると膣が痛み頻尿になり、不安感に襲われる、
 
     それがおよそ月の半分続きます。

      そう訴えるHさんは、小声で話す物静かな雰囲気の48歳女性です。

 現病歴;1年前に腰が刺すように痛み、その際は病院の抗生剤で腰は治ります。

      半年前より、生理一週間前から膣が焼けるように痛み 頻尿になるが、

      八味地黄丸にてほぼ改善します。


      さかのぼり8年前から鬱治療を受けていたが今は鬱はつらくないそうです。

      そこで抗鬱剤をやめ安定剤のみにすると、

      不安感が強くなりひどい不眠症になりました。


  再び生理前後の頻尿と膣の痛みが始まりますが、

      今回は八味地黄丸が効きません。
  
       病院での抑肝散と安定剤も効果がなく、 次に加味逍遥散を処方される と

       かえってふらつき、症状が悪化し、谷薬舗へ来店しました。  

       生理周期は20日、期間は3日。顔色は はりも艶もなくさえません。

 

  H26,.6月13日初診;この方に漢方薬をお出しすると日に日に活力がわき

            元気になり、一週間で不安感は消えました。
         
      使用した漢方薬は、芎帰調血飲第一加減・清心蓮子飲・天王補心丹です
   
  そしておよそ1か月後

    7月19日には、念願だったお医者様の精神安定剤もやめることができました。

       膣のかゆみもほとんどなく、頻尿もだいぶ良くなっています。

       生理周期が短いことについては、ご本人は気にしていませんでしたが、

       生理周期は28日に、整理期間も6日に正常になったことを付け加えます。



                        

 今年3月、いつもご来店下さる方から、ご主人の血圧が急に上がった、との相談を受けました。

 のぼせと腕のしびれがあり、血圧を測ったら高いので驚いたとのことです。それもそのはず、ご本人の母親も祖母も血管系の病気で早く亡くなり、祖父も脳溢血で倒れ一週間後には亡くなっています。そのことがトラウマとなって、不安でたまらないが、怖くて病院へ行けないのだそうです。

 店頭の血流測定器で、血圧と血液の流れを見てみます。血圧は178-87と高く、何より血行過剰型の血流が心配です。
舌黄膩苔、おとといの飲酒が悪かったと後悔しきり、不安感が強いので、店頭で清心丸と、症状に合わせた漢方薬をお飲み頂きますと、服用30分後には血流がずいぶん改善しました。服用前と後の血流を載せておきます。

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 その後この方には、知柏地黄丸と四川富貴廣をお出ししました。祖父祖母の病歴もあるためか、熱心に漢方薬をお飲み下さいます。
 漢方薬を続けることで次第に血圧も低め安定になり、しびれやのぼせの症状も取れてきました。今では不安も解消され、気分的にも楽になったご様子です。

 載せている画像の一番右のが先日ご来店の時の血流です。血液の流れの”型“もずいぶん改善し、血圧も安定してきていますね。血管壁をしなやかに、血液の質を良くしてゆくことが、これから先ずっと元気でお過ごしいただくための一番の養生となります。
 

谷薬舗たにあつこの診療日誌より