72歳の女性。
2年前からの、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)で、近所の皮膚科にて、治療をつ
づけるがなかなか、効果が上がらない。趣味仲間に紹介され、来局される。
手よりも足踵の皮膚が乾燥し、肥厚して、亀裂ができ、避けて表皮にまで及び、水
にしみて痛む。
また、軟らかい場所には水疱ができ、破れては浸出液がでては、乾燥して痂皮をつ
くっていく。
皮膚科では、親水ワセリン、黄色ワセリン、ペキロンクリー
ム、スピール膏、オキサロール軟膏などがつぎつぎ、出されたが、どれも効
果がなかった。
上記状態に、掌蹠膿疱症の極期につかう、温清飲(うんせいいん)にケイガイ・レン
ギョウを加えて煎薬にして、調合し、服用し、外用は浸出液がでている部分は、中黄
膏(ちゅうおうこう)を厚く塗布し、患部が乾燥しているところには黄連クリームをぬって
もらう。
すると、わずか、2週間の服用と塗布で、9割型改善してきた。続けること3ヶ月の使用
で、ほぼ治ってしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
治療は効果がなければ、他の治療の方法を模索したほうが、確実に成果があがる
ようです。効果のでていない治療や薬を安易に続けるのはやめましょう
Comments