50歳の女性。
4ヶ月前に、額と眼瞼周囲の紅班ができた。軽い湿疹いわれ、皮膚科でステロイドを主と
した治療をしたが、治らず、他の皮膚科でみてもらうと、
① 化粧品
② 花粉症
③ 紫外線アレルギー
と言われた。
化粧品は以前から、使っているものなのだが、他の② ③ の原因・きっかけができ
て、身体に対するアレルギー量が増えたために、発症したと言われた。やはり治療
はステロイド剤によるもので、一時的には良くなるが、すぐ再発して、困っていた。
患部の症状は、額と眼瞼、口周囲の浮腫状の紅班があり、口周囲は吹き出物の
ように、盛り上がって、一部は化膿きみである。
やや、紅班の色が薄いことと、化膿した部位がることから、
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を
加えた煎じ薬にし、オウレンのエキスのはいったバニシングクリームを外
用させた。
4週間の服用で、口以外はめだたなくなり、口周囲の紅班もすぐ治ってしまった。
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もちろん、漢方薬の服用・外用だけでなく、化粧品を変えたり、花粉に対する対策
を講じたことも良くなったことと関係しています。
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