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57歳の主婦。



2年前に冬に、原因不明の顔面に湿疹ができ、何回目かの皮膚科で酒さ様皮膚炎と診

断される。症状がでてから、いろいろなステロイド剤を使ったとのこと。皮膚状態が変化

なく来局される。

現在の状態は、顔面頬部と額・眼瞼周囲に

    紅班   乾燥  浮腫

がみられる。舌は紅く、湿熱状態になり、患部の手を当てると熱感がかなりある。

原因ははじめはかぶれのようだが、途中からステロイドによる血管拡張が追加された

状態のようです。

 これに、熱毒上ゆう証に使う、白虎湯に黄連解毒湯を合わせて、煎薬にて飲んでもら

 ったところ、1週間で、患部の紅班がうすくなった。さらに4週間で、痕跡を残すだけ

 になり、再燃予防に現在では、荊芥連翹湯を服用している。

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  塗り薬はなく、内服の漢方薬だけでよくなりました。

 



主婦湿疹、別名進行性手掌角皮症。

40歳の男性会社員のかた、特に手掌に負担のある仕事をしているわけではないが、数年前から

右手(左もある)の第2関節から指先にかけての指掌部が

  乾燥して皮がむけてきた。ダウン矢印

  紅くなって、猛烈な痒みがある。ダウン矢印

  傷になって、水にしみる。ダウン矢印

また、以前ステロイドの外用をしばらく使っていた履歴がある。f(--;

 このような状態に、毎日就寝前に、紫雲軟膏を患部に厚くぬり、ガーゼで包み、患部を露出しないようにした。

 また、指先は身体の末祥部なので、ここに血流をもどして、皮膚回復を図る目的で、漢方薬の当帰四逆湯を

 エキス剤でのんでもらうと、2ヶ月ほどで、正常な皮膚にもどった。:)

 

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