壮健生薬ニュース NO. 36

カルシウム沈着による関節炎
            ▲ クリックで拡大表示


カルシウム沈着による関節炎

偽痛風、偽変形性関節炎、偽関節リウマチなど、関節に沈着した二リン酸カルシウム(ピロリン酸カルシウム)の結晶が関節内に溶けだして起こる関節炎があります。
膝関節、手関節、肩関節、足関節、椎間板、黄色靭帯などで見られます。
血中のカルシウム濃度が高くなくても発症するようで、偽痛風では男女差がありません。60歳以上では加齢が関係しているようですが、55歳以下では遺伝や代謝(副甲状腺機能亢進症、ヘモクロマトーシス、低マグネシウム血症、低リン血症など)の変調などが関わっている可能性もあります。

一等級三七人参の飲用では、こうしたカルシウム沈着によると思われる炎症に効果があったとする報告や沈着していたカルシウムが消失したという報告があります。

大分県のT先生は「五十肩様の激痛が一等級三七人参の10粒×5~6回/日飲用により、3日で痛みが治まり、1週間後にはレントゲン検査で沈着したカルシウムが確認できなくなっていた。」と痛みの消失と沈着カルシウムの消失というご自身の治験例を報告して下さっています。
カルシウムは関節だけでなくアキレス腱乳房にも沈着します。女性の場合、カルシウムが乳房に沈着して、シコリや痛みが出て、乳がんが疑われたりする例もあるようです。T先生からは、そうした女性に一等級三七人参10粒/日を1年続ける覚悟で飲んでもらったら、いつの間にかカルシウムが消失していた、という報告もありました。

一等級三七人参はへバーデン結節にもよく効果が出ています。日本で初めて報告をくださったのは広島県のM先生です。一等級三七人参を1日10粒×3回飲用していたら、短期間で指関節の痛みが消失したばかりではなく、3年以上飲用を続けていたら「へバーデン結節」特有の「骨棘(こっきょく)」も消失してきれいな指になった、というものでした。ご自身の「骨棘の消えた手の写真」付きでの報告でした。
へバーデン結節は手の指の第一関節が変形し腫れて痛むのが特徴ですが、原因は不明で、治療方法も確立されていません。指の使い過ぎだともいわれますが、更年期以降の女性に多いことを考えると、女性ホルモン不足・カルシウム不足・交感神経の緊張 緊張→血中カルシウム濃度の低下→骨からのカルシウム溶出→血中カルシウム濃度の上昇といったカルシウムパラドックスが関わっているようです。

一等級三七人参細胞内へのカルシウムの流入を抑制する働きがありますが、こうした機能が関節や組織へのカルシウムの沈着の抑制、沈着カルシウムの排泄の促進などに関わっている可能性があります。老化防止の切り札です。


壮健生薬研究所©