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イシダならで輪 健康通心
令和3年 2月号

特集  コロナ禍あなたの血管を整える。
知っておきたい最新の高血圧症について!


「血圧?塩分は控えめに、野菜を中心に食べること、あと運動も大事ヨネ!」・・・といいながら、検査結果は、あまり変わらず、テレビ雑誌で高血圧に関する情報が大量に流れても、それを実行に移すことはなかなか難しく高血圧ほど誤解と思い込みが多い病気は他にはありません。
「薬は飲み始めたらやめられない」「血圧が上がると頭がフラフラする+今はフラフラしないので血圧は大丈夫!」とかよく聞く話しですが間違いです。

高血圧がよくないのはなぜ!?
血液の圧力によって血管の壁が劣化して破れたり詰まったりしやすくなり、流れがぶつかる衝撃で壁には細かい傷が無数につきプラークコレステロールが侵入し動脈硬化の危険が高まります。脳や心臓の血管が詰まれば脳梗塞や人工透析が必要になったりします。

脳・心臓・腎臓などの重要な臓器に問題が起こりやすいのは、これらの臓器では太い血管から細い血管が直接枝分かれしており血圧が高くなることで太い血管の中を勢いよく流れてきた血液が急に細い血管に流れ込むことにより、血管に大きな圧力がかかります。」
<参考 引用本 血管を最速で下げる 奥田昌子著 幻冬舎新書 860円>


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血管の健康とは、「血管の壁」の健康のことであり、高血圧は血管の壁を傷つけることが問題なのです。
なんと脳出血の約70%が高血圧によって発生し脳梗塞患者のなんと90%が高血圧というデーターもあります。コロナ禍 高血圧は命取りになりかねません。
-血管の壁が寿命を左右する。

壁にたまった「おかゆ」が血管をふさぐ
脳に向かう頸動脈の超音波検査画像で、血管を縦に切り、中の様子を見ています。写真の黒い部分が血管で、左から右に流れています。おかゆ状の脂肪が増えて頸動脈をふさぐと脳に血液が届かなくなりますが、「おかゆ化」が怖いのは、脳、心臓、腎臓など全身の血管で同時に進行することです。

血管を内張りする「レンガの壁」
血管の内側はレンガを張りつけた壁のようになっています。血管を縦に切って拡大すると、血管のレンガは長方形ではなくひしゃげた菱形のような形をしています。毛細血管ではレンガとレンガの隙間を通って物質が出入りします。

近代医学の発展に大きな貢献をしたウイリアム・オスラ博士は「人は血管とともに老いる」と述べました。
「このレンガ(血管内皮細胞)の傷に始まる動脈硬化こそがその人の健康と寿命を決める」という意味です。
この血管の壁のレンガがゆるみ、毛細血管のゴースト化がおこり血管性の認知症(脳血管性認知症)がおこるといわれ高血圧がその引き金となるのです。血管内皮細胞こそが寿命を左右するポイントです。

対策
そのためにすぐ始めたい7つのポイント チェックして下さいネ!
血圧を下げるため
<1>減塩で下げる
塩分を多くとるたびに血管の壁が機能低下をおこす。

<2>減量で下げる
先ず2k減量めざして下さい

<3>運動で下げる
手首の運動も

<4>節酒で下げる
飲むと体に塩分が凝縮される。

<5>禁煙で下げる
朝の一服で血圧が30ミリ上がります!

<6>睡眠をしっかり自律神経を整える

<7>薬も使って下げる。
ただし薬だけでは解決できない