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岩見先生との出会い
(別府市 60才台 男性)     

 私は、自分で言うのは気恥ずかしいが、一つの仕事に向かって誰からも文句や批判を受けない完璧なテーマとする生き方をしてきた。定年後もその気質は変わらず、毎日を計画的に過ごしていた。
 そんな私は、昨年度コロナの自粛生活が生活のリズムを狂わせ、月日を重ねていくうちに日々が重苦しく「うつ」症状に陥った。あまりの苦しさに某病院の診療を受けた。

 症状の苦しさを薬の苦しさに悩む日々を送っていた。6月の中旬に、誰の紹介でもなく電話帳が、私と岩見先生を出合わせた。数日後、カウンセリングの機会となった。どんな内容やどんなお話をされたか、その記憶は思い出せない。ただ私の表情が「顔色が悪く、言葉もはっきりせず、声が小さかったよ」と治療を繰り返す中で、今年も何度か先生から知らされた。
 私は内心、「そんなことはない。声も大きく話したはずだ」と反発はしなかったが一年前の自分を語れなかったのは事実であった。思えば症状回復の証を知るのであった。一年以上前の私には想像できない姿を知るのであった。月日の過行く速さを実感する自分であった。

 さて、私は、今、鍼灸の治療をしていただいている。一か月が過ぎ、二か月が過ぎ、半年が過ぎ、一年が過ぎ、・・・時間の経過の中で、私には焦る気持ちが正直にあった。そんな私の心を察したかのように、先生は決まったように「一喜一憂しないでね」とアドバイスをくれた。患者の症状の良しあしを診るだけでなく、もっと大事にしていることが患者の心(生き方)を見守っていることを知るのであった。そんな先生の人柄というか、一人の医者の生き方の深さに、私は自分のこれまでの生き方の弱さを知ると同時に、これからの生き方を学ぶのであった。そこで、私が学んだ岩見先生の一部を紹介する。
 それは、先生の診療は、私が玄関のチャイムを鳴らした時から始まっているということである。扉が開き診療室に向かう。私の声や響きや表情の出会いから診察(確かな目)をしているのである。私のどんな表情でもしっかり受け止め、医療室に入ると「どこか、気になるところはありますか」と優しく話しかけて治療してくれる。温かな手で私の身体をさわってくれる。心の温かさを知る一瞬である。治療は手際よく、時間を忘れさせる。いつのまにか、「大丈夫ですよ」と、肩に手をかけてくれる。治療を終え、先生はニコッと笑って見送ってくれる。わずかな時間が私には貴重な時間である。人間と人間の絆の時間でもある。
思えば、普通のお医者様はどうであろうかと疑問が浮かぶことがある。患者の心を大事にした言葉が聞かれるであろうか(例えば、パソコンの両面に目を向け患者さんとの対話がなくパソコンが病状を診療することに従う医者はいないだろうか)。患者をまるで道具にしているお医者さんがいるというお話を聞くこともある。残念である。

 一人の患者として、私は岩見先生との医療の出会いから「医療の世界は人間と人間の絆を深める世界」「患者の生き方を大切にする世界」(私の感想)という医療に対する思いと姿勢を知った。これからの医療界に求められる世界(姿)であることだと、特記したい。
 また、岩見先生は月一度の健康通信を発行していることに注目する。通信の記事内容とともに通信に取り組む姿は、患者の心を動かす。日々の研究を絶えず積み重ねていくのは、先生の哲学であろう。私はそんな岩見先生の生き方をしっかり受け止めて、今、治療を受けている。心強いことだ、感謝である。

 治療は一年を過ぎ、継続している。先生は、私の不安を察すると、「よくなってますよ」「今は、踊り場ですよ」「かなり生きていますよ」と、私の心の奥底に響く言葉をかけてくれる。私は、今、医者と患者との空間、香り、色といった世界の素晴らしさを実感している。岩見先生は、常に語ってくれる「お互いに頑張っていきましょう」と。
 これまで、完璧をテーマとする生き方をしてきた。毎日を計画的に過ごしていた自分を見直す年齢となったのだろうか、少し肩の力を抜いた日々を過ごしていこうと先生との出会いから見えてきた。
 私は、今、自分への期待、先生の願いに応えることを自分自身の課題にした日々を送っている。
令和3年 12月 6日

最後に「わたし」(岩見先生)を紹介する詩を送ります

「わたし」は ここに います

あなたのからだに かかえている辛さは
どうぞ 「わたし」の手に 触れさせて ください

あなたの胸に たまった悩みや慈しみは
どうぞ 「わたし」の前で 涙して ください
慈しみのぶんだけ しっかり聞いてあげます
どうか 「わたし」の耳もとで ささやいて ください
そして 話して 聞かせて ください
そのために ここに こうして「わたし」はいます

「わたし」は あなたの胸に とびこみます
あなたの声が とどく限り
あなたの心に 優しい笑顔が 明るい声が
あふれることを 願い

「わたし」は ここに こうして いるのです

【追伸】 原稿を書きながら、日々戦っている自分を自分で慰めています。そして、私は「一人ではないのだ」と明日への励みとしています。ここ数日、体調不安の中で先生の「お互いに頑張りましょう」の言葉を胸に届けています。辛い時間に体力を使うことも自分であり、楽な時間に体力を使うことも自分であり、自分を見失わない生き方を心がけています。




いつもお世話になっております。健康通心での出来事など日常生活のホットな話題は私自身忙しい日々を送るなかで、心も、ほっとする気持ちにさせありがたいなあと思います。
年々体のあちこちが以前のように動かず痛みも出てきていてそのつど相談に伺いますが、よく話を聞いて下さりまた対処法を教えていただけるので安心して話せます。
何でも話せる信頼できるお店はなかなかないので本当に助かっております。(今後共よろしくお願い致します)
(別府市 50才台 女性)     



 本人様のご了解をいただき 皆様に ご紹介させて頂きました。 
 お二人とも身に余るお言葉で恥しい限りです。感謝申し上げます。