桜も遅咲きながら、やっと春らしくなりました。
春は、漢方では”肝”の季節です。
日が昇ると、肝陽が昇り易くなります。
身体がだんだんと活動的になり、
自律神経の交感神経が過剰緊張ぎみになり、
その結果、種々の症状が現れます。
その一つに、不眠があります。
漢方では、不眠は”心”が養えない事で起こります。
”肝”が亢進して、”心”が養えなくなり、不眠になります。
この場合、疏肝して安神させることで
不眠を改善させます。
年々花粉症の方が増えています。
花粉症の方がよく使われる漢方薬に、 小青竜湯があります。 この漢方薬は、 くしゃみ、鼻水には良く効くのですが、 眼のかゆみ、 鼻がむずむずする様な方には、効きません。 こういった方が、小青竜湯を飲まれると 鼻づまりになってしまいます。 このような場合、 清熱して、同時に通竅するような漢方薬を使います。 例えば、蒼茸子散、衛益顆粒が代表です。 |
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更新日: 2017/03/29 |