梅雨の季節となりました。
漢方では、梅雨になりますと
外湿が増えると考えます。
元々身体にもっている湿(内湿)が多い人は、
この内湿と外湿が結びつき、
よけいに身体のだるさを感じます。
内湿は、脾が弱いと生じ易くなります。
漢方では”脾臓は湿を憎む”と言います。
”木火土金水”の”土”にあたります。
この”土”については、次回ご説明致します。
自律神経のうちの交感神経の過剰緊張で
動悸、胸の圧迫感、息苦しさを 訴える方がいらっしゃいます。 これも、漢方では肝の失調と考えます。 肝の経絡は、脇腹から胸を通っています。 気が滞ると、肝の経絡が詰まり、 その結果、肝の経絡に沿って、症状が現れます。 この場合、柴胡と芍薬を使います。 また、上記の症状に息苦しさが 加わる場合(梅核気とも言いますが)、 茯苓、蘇葉が入った処方も合わせて使うと良いです。 そうすることで、 多少のストレスにも耐えられるようになります。 |
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更新日: 2017/05/10 |