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健康トピックス

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”脾”は後天の元と前回述べました。
脾が食べ物により気と津液を受け取り肺に渡し合わせて血とします。
この脾が丈夫ですと気が充分作られ、疲れやすさや冷えに強くなります。
この脾を丈夫にする生薬を健脾益気剤、補気剤と言います。
代表的なものは朝鮮人参等です。

漢方では脾は後天の元と考えています。
脾を丈夫にすることが、元気の源と考えている訳です。

この脾を丈夫にしていると気が充足し、疲れ易さもなくなり、冷えもなくなり、体を丈夫にして自然治癒力もついてきます。

人に依っても使用される漢方薬は違いますが、多く使用されているのは補中益気湯、六君子湯等です。

肝は条達を好むといいますが、いつも伸び伸びと自由でいられることが良いとされています。

通常私達の社会では会社に行き仕事上何か辛いことがあっても
我慢してその仕事を成し遂げます。
また、職場や学校で人間関係がギクシャクした時、自分を抑えつつ職場の人間関係を良くしようと努力します。

このようなことを漢方で表現すると肝が亢進して気が滞り(肝鬱気滞と表現します)気が滞り首筋から肩にかけての脹ったコリになります。

そしてその期間が長いと血まで滞り肩こりでも頑固なコリで
針で刺したような痛み(刺痛)となります。(肝鬱気滞血お)と表現します。

症状は目の充血、口乾、頭の熱感など、また”心”に到って不眠、動悸、不安感、胸の圧迫感、イライラ、怒りっぽいなどの症状を呈します。

漢方では五臓六腑と申します。
この五臓が五行に配置されます。肝、心、脾、肺、腎となります。
肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓となります。
腑のほうは胆、小腸、胃、大腸、膀胱となります。
もうひとつの腑は三焦と申します。

特に関係する項目は五性です。
木→肝→胆   火→心→小腸  土→脾→胃
金→肺→大腸  水→腎→膀胱 となります。

自律神経失調症(肝、胆の病)を陰陽五行説で説明しますと
肝の性質は木と申します。木は通常大地に根を張りのびのびと
葉を生い茂らせている状態が最もよいとされますが、これを漢方
からとらえて見ますと肝は疎セツを主ると言います。
疎セツは発散、昇発のことで気の流れをスムースにさせている状態を表します。
この肝の性質を悪くさせる条件が、自由にできないとか、のびのび出来ない生活環境になります。
次回は具体的な例を取り上げてご説明いたします。

ここでは漢方の概念を陰陽五行説を通して説明していきたいと思います。

現在NHKで放送されている太王四神記にも登場している白虎、朱雀、玄武、青龍と合わせて読んでいただくと興味も増すのではないでしょうか。

古来より東洋思想には陰陽五行説がありますが、この考え方は森羅万象を5つの方位・性質に分けています。

方位は通常、東西南北の4つに分けていますが、ここで5つに分ける理由は自分の立っている場所を真ん中として5つにしています。右回りでは東南中西北となります。真ん中を基準に考え、色・味、性質も5つにわけます。

まず性質で言えば順に木火土金水となり、色は青、朱(赤)黄、白、玄(黒)に、真ん中を守るために東南西北に伝説上の生物(四神)を置きます。

青を青龍、朱を朱雀、白を白虎、黒を玄武、黄は真ん中を守るとされます。日本の古墳時代の墓にもこの表記が見られます。青龍は東、朱雀は南、白虎は西、玄武は北を表します。

季節も春夏秋冬ですが春は東(青)、夏は南で(朱)、中は長夏(梅雨)で秋は西で(白)、冬は北で(玄)で青春、朱夏、白秋、玄冬はここから由来しています。
次回はいよいよ漢方とのかかわりについてお話したいと思います。