乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどのなんとか酸カルシウムは「結合型カルシウム」です。
実は、この形では吸収されないんです!
胃酸によってなんとか酸イオンとカルシウムイオンに分離します。
このカルシウムイオンが吸収型で、腸から吸収されます。
つまり、イオン化されなければどんなになんとか酸カルシウムを摂っても意味がないんです

そして、年齢とともに胃酸の分泌は減り
60代では吸収率がわずか10%!
さらに追い打ちをかけると
腸のアルカリによって胃酸でイオン化されたカルシウムのおよそ7~8割が
な、なんと
またなんとか酸カルシウムに戻ってしまうんです。←なんとか酸とカルシウムは互いに惹かれあっているんですね

てことは、吸収されまてん

これがカルシウムを吸収しにくいわけなのです!
さらに女性は50歳前後に迎える閉経期によって女性ホルモンであるエストロゲン分泌がすくなくなり、
カルシウムの吸収率低下が男性よりも加速されます。
カルシウムを上手に摂取するためのポイントとしては、
①吸収の良いカルシウムを摂取する
②日光に当たり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを上手く利用する
③運動により骨に刺激を与え、吸収されたカルシウムを骨に集めやすくする
また、カルシウムの吸収や排せつに悪影響を与えると言われている
お酒、たばこ、コーヒー、リンを多く含むインスタント食品の摂り過ぎに気をつけることも重要です!
では、吸収の良いカルシウムとは一体何なのか?
それは次回で!
