急に寒くなってきました。
それとともに風邪を引いたという方が増えています。
風邪に使う代表的な漢方薬は実証では麻黄湯や葛根湯が虚証では桂枝湯があります。
麻黄湯や葛根湯では悪寒、発熱、無汗であることが条件ですが
麻黄湯の場合、悪寒ははっきりしていて、少し震えるくらいの悪寒があります。
また、節々が痛んだり、喉が痛かったり、咳が出たりすることもあります。
葛根湯の場合、項背部の凝りがあります。
虚証に使う桂枝湯は、悪風(風にあたるとゾクゾクとする程度の軽い寒気)、それほど熱は高くなく、自然発汗があります。
この3処方以外にも小青竜湯や麻黄附子細辛湯、小柴胡湯や柴胡桂枝湯など風邪に使う処方は数十種類あり、その人に合った処方を選ばなければもちろん治りが遅くなります。
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