昨日の愛媛新聞に夜尿症について書かれていました。
夜尿症とは、5歳を過ぎても週に数回以上おねしょを繰り返すことをいいます。
原因として、
・夜間の尿量を抑える抗利尿ホルモンの分泌不足で多量の尿がつくられてしまう
・通常は夜になると増える膀胱の容量が小さいままで尿があふれてしまう
・ストレス
などが挙げられます。
現在、抗利尿作用をもつ「デスモプレシン酢酸塩水和物」の錠剤があり、口の中で簡単に溶け、子供でも服用しやすいようです。
水分制限などの生活指導で改善しなければ、この薬の投与か、アラーム療法と呼ばれる非薬物療法のいずれかを選ぶ手順が提唱されており、薬の利便性に加え、病型分離の難しさがなくなり、夜尿症に取り組む開業医も増え始めています。
夜尿症は治せます。
親子で悩みを抱え込まずに相談を
と書かれていました。
夜尿症は現代医薬に限らず、漢方でも改善することができます。
夜尿症の子供の多くは虚弱で筋肉のしまりが弱いことがあり、その場合、小建中湯で体を丈夫にすれば改善されます。
小建中湯には水あめが入ってるので味は甘く飲みやすい処方です。
その他にも
神経質のタイプには柴胡桂枝湯
喉が渇いて水分を多くとるタイプには白虎加人参湯
など、体質や症状で処方を使い分けます。
ご相談ください。
先日の愛媛新聞に認知症について記事が書かれていました。
認知症には、脳の病変によって直接的に起こる記憶障害や判断力の低下などの中核症状と、それに付随して起こる暴言、幻覚、徘徊などの周辺症状があります。 家族や介護する人が最も困っているのは周辺症状。 記憶障害があっても、穏やかににこにこしていれば家族の負担は少なくなります。 患者と家族のどちらかしか救えないとしたら、家族を救う!ということで、認知症治療研究会なるものが設立されたみたいです。 研究会では、認知症治療薬や向精神薬の不適切な使用で症状が悪化している患者が少なくないとして、薬の少量投与や健康補助食品の活用を柱とする「コウノメソッド」と呼ばれる独自の薬物療法の普及を目指しているようです。 漢方でも認知症の周辺症状の改善に役立っている処方があります。 テレビでも取り上げられたことがあるので知ってる人は知ってると思いますが 抑肝散 神経の興奮状態を鎮めてイライラや不安を改善してくれます ご相談ください。 |
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更新日: 2015/02/19 |
今年の花粉の飛散量は少ないと言われており、花粉症の方には朗報と言ってもいいでしょう!
しかし、少ないからと言って、症状が現れないわけではありません! 私も花粉アレルギーを持ってますが、今年は少ないということで、特に何も手を打たずにいたら、今朝から少し目に痒みが・・・ 完全に油断してましたわ。 ウイルスや花粉などの外敵から体内への侵入を防ぐ役割を果たしてくれるのは「気」によるもの! 「気」が不足すれば、皮膚粘膜の防衛が手薄になり、花粉などの外敵の侵入を容易にしてしまいます。 その結果、アレルギー症状が出てしまいます。 一度症状が出ると毎年繰り返し発症し、なかなか自然治癒しないものです。 花粉アレルギー体質を改善するなら、まず「気」をととのえて免疫機能を正常にすることから始めてみませんか? |
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更新日: 2015/02/09 |