愛媛県内の中学校でついにインフルエンザによる学級閉鎖が起こりました。
急に寒くなったことで、今まで暖冬で鳴りを潜めていたインフルエンザウイルスが活発に動き始めたようです。
今こそ、板藍根の出番ですよ。
またインフルエンザにかかった時のために麻黄湯を備えておくことをお勧めします。
麻黄湯は悪寒・発熱・頭痛・無汗に加えて節々の痛みを伴うときに使えます。
麻黄湯は体力・抵抗力がない人には使えないと言われていますが、平素そのような人でもインフルエンザにかかった時は、火事場のバカ力が発動するからなのか分かりませんが、麻黄湯適応状態になることがあります。
かの有名な小倉重成先生の治験例に、平素、小建中湯服用していた虚弱者に大青竜湯を使って治したというものがありました。
(大青竜湯は麻黄湯のさらに上をいく強い発汗剤で、麻黄湯がスーパーサイヤ人2だとすると大青竜湯はスーパーサイヤ人3といったところでしょうか)
私自身も虚弱体質で麻黄湯のような強い発汗剤は使えないはずなのですが、麻黄湯適応症状が現れたことがあり、恐る恐る服用してみましたが、特に脱汗症状が現れることもありませんでしたので、麻黄湯適応条件を満たしさえすれば、平素虚弱体質者であっても使えると思われます。
ドラッグストアなどで売られている一般用医薬品の麻黄湯は本来の麻黄湯の成分の半分ちょっとくらいしか入ってないので、効き目は悪いですが、誤治による脱汗などの症状も現れにくいので使いやすいといえば使いやすいです。
病院や薬局で売られている医療用医薬品ともなると成分量が多いので、虚弱者の方はまず葛根湯を服してみて全く発汗する気配もないようであれば麻黄湯を服すといった方法をとるのが無難ですね。
お気を付けください。