暑いですね。
こうも暑いと冷房のきいた部屋で冷たいものをついつい摂り過ぎちゃいますね。
夏は体内に熱がこもらないよう発汗させるために、血液は体表面に集中して、胃腸の方が疎かになってしまいます。
そのため、胃腸機能が低下し、夏は食欲がなくなりがちになります。
ただでさえ、胃腸機能が低下しているのに、冷気や冷たいものの摂り過ぎはさらに胃腸機能を低下させ
下痢、食欲不振、夏バテなどの原因となってしまいます。
こういう場合にも当然漢方薬で対処できます。
なぞかけで紹介しちゃいまSHOW TIME!
・・・整いました!
藿香正気散とかけまして
まとまりのない医師たちと解く
その心は
どちらもいちょう(胃腸・医長)が悪いでしょう!
冷房や冷たい物の摂り過ぎ、食あたり水当たりなど夏の胃腸トラブルにはもってこいの漢方薬です。
その他に食べ過ぎにも使えるので、常備しておいて損はない漢方薬の一つです。
暑い夏を上手に乗り切りましょう!
寝ているときに足に激痛が走って目を覚ましたことはありませんか?
足のつりは「こむら返り」とも呼ばれ、「こむら」というのは「ふくらはぎ」のこと。 足がつるといえば、多くの場合、ふくらはぎですが、太ももや足の指、お腹や背中の筋肉がつったことがある人もいるでしょう。 「つる」というのは、筋肉がけいれんして異常に収縮し、緩まなくなる状態のことです。 では何故、筋肉は急に収縮するのか? 実は医学的には完全には分かっていないんです。 よく言われるのが 血液中の電解質のバランスの乱れです。 カルシウムやマグネシウム、カリウムといった電解質には、筋肉を収縮させたり、弛緩させたりする役割があります。 大量に汗をかくと、電解質も体外に排出され、そのバランスの崩れから筋肉がつりやすくなります。 サッカー選手などが試合中に足がつるのは、この可能性が高いと言われています。 夏は大量に汗をかくので、カルシウムなどもしっかり摂っておいた方が良いですね。 もう一つ考えられる要因は血行不良。 特にふくらはぎは心臓から遠いため、血の巡りが悪く、寝ている間は体温が下がるため、さらに血の巡りが悪くなり、つりやすくなります。 漢方では芍薬甘草湯がよく使われます。 急迫症状をとる甘草と、血を補い、痛みを止める芍薬の2味の力で、筋肉の急激な緊張を緩め、痛みを和らげてくれます。 芍薬甘草湯は、足がつったときに飲むだけでなく、足がつりそうだと感じたときに飲む方法もあります。 ぜひお試しください。 |
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更新日: 2017/07/13 |
蒸し暑い日が続きますね。
熱中症対策で経口補水液がよく知られてますが、スポーツドリンクとの違いをご存知ですか? 意外と知られてないようなので簡単に説明します。 経口補水液は、水分に塩分と糖分を一定の割合で配合されており、体液とほぼ同じ浸透圧で吸収率・吸収速度が非常に優秀で、飲む点滴と呼ばれています。 スポーツドリンクに比べて、糖分が少なく、塩分(電解質)が多いです。 スポーツドリンクは、水分・ミネラル・糖分・電解質をバランスよく配合しており、こちらも浸透圧を下げ、胃腸への負担を軽減しながら、吸収速度を上げています。 経口補水液に比べて、塩分が少なく、糖分が多いです。 では、脱水症状時にはどちらが良いのか? 脱水症状時は、水分はもちろん、電解質(塩分の主成分である塩化ナトリウムやカリウム)も多く失われている状態です。 ですから、たくさん失った水分やミネラル、電解質を素早く補い、吸収率も高い経口補水液が適します。 塩分が不足している状態で、塩分が少ない水やスポーツドリンクをたくさん摂取すると、体液のバランスが崩れて、低ナトリウム血症を起こしやすくなります。 それなら経口補水液をがばがば飲めばいいじゃん・・・てことにはなりません。 経口補水液は脱水状態に適したものであり、脱水状態になってない人が飲みすぎると塩分と水分のバランスが崩れて、逆に脱水状態になる危険があります。 普通に水分補給する場合は、体に必要なミネラルが豊富に含まれるミネラルウォーターや、バランスよく配合された水分やミネラルを素早く吸収できるスポーツドリンクを摂るのが適します。 上手く使い分けて熱中症対策しましょう! |
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更新日: 2017/07/08 |
今日は暑いです。
もしかして梅雨明けた?ってくらいの天気です。 こう暑くなってくると熱中症や夏バテに気をつけなくてはいけませんね。 十分な休息と水分補給は欠かせません。 日本の夏は高温に加えて湿度が高いという特徴があります。 湿度が高いと、体温を下げるための発汗が上手くできなくなるため、体内に熱がこもりやすくなります。 そして、汗が漏れるように出てきますが、蒸発しないため、体温を下げることができません。 水分を摂っても汗となって出てしまうため、体を潤すことができず、喉の渇きも癒えず、発汗過多となり、酷くなると、めまい、吐き気、痙攣、意識障害などの熱中症症状が起きることになります。 喉の渇き→水分を摂る→発汗→喉の渇き→水分を摂る→発汗・・・ といった悪循環を止めなければいけません。 体にこもった熱をとるのに良いのが、尿から出してあげること! 五苓散は体にこもった熱を尿から排出してあげるだけでなく、余分な水分は必要なところに持っていってくれる、利水剤であり、利尿剤ではなりません。 異常な汗、異常な喉の渇きがとれます。 もちろん、頭痛や吐き気も治まります。 水分補給を効率よくするのに役立つのが生脈散(メーカーによっては生脈宝、麦味参顆粒) スポーツドリンク(500ml)に2~3包溶かし入れて、こまめに摂ると良いです。 汗によって失われた水分と元気を補い、汗の出過ぎを抑えてくれます。 暑さでバテるようなときは、補中益気湯がオススメ! 食欲も出て、元気にしてくれます。 この補中益気湯にあるものを少量加えると、補中益気湯がさらに夏向けへと変化して、非常に良いです。 冷房、冷たい物の摂り過ぎや食あたりなどで腹痛、嘔吐、下痢、頭痛、発熱などが起きた場合には藿香正気散がオススメです。 私が一番好きな漢方薬ですね。 効能効果に夏の○○といった夏限定にされていることにイラつきますが、年中使える非常に優れた漢方薬で、常備しておくと非常に助かります。 今年も猛暑になるんでしょうか? 考えただけで嫌になりますね。 まぁ、上手に夏を乗り切りましょう! |
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更新日: 2017/07/01 |