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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

更年期というのは、今まで突っ走ってきた状態から、そろそろ休もうかってことでゆっくりスピードを落としていく時期です。
ここでブレーキのかけ方がうまくできていない人が更年期障害となってさまざまな症状に悩まされてしまいます。
人によってはそんなにあんの?ってくらい訴える症状が多いこともあります。

更年期障害といえば加味逍遙散が有名です。
更年期障害=加味逍遙散と思っている方も多く、更年期と全く関係ない人に出そうとすると怪訝な顔をされることも多々あり困ってしまいますが・・・

興奮してのぼせて発汗したり、イライラしたりする場合に加味逍遙散を使うこともありますが、逆に気持ちが沈み、鬱々とした場合には逍遥散などが良かったりします。

病名=○○という考えは漢方にはありません。
人によって使う漢方薬は違いますので、ご相談ください。

漢方で不正出血を対応する場合、
1.熱が旺盛な場合
2.熱はそうでもないけど、熱を抑える力が足りないために相対的に熱の部分が強くなっている場合
3.血や気が不足している場合
4.瘀血による場合
などを考えます。

1の場合は出血が多いのに貧血傾向にはならない、血の色は濃い、興奮してのぼせやすい特徴があるので、三黄瀉心湯や黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯などを使います。

2の場合は肌は乾燥、喉が乾いてもガバガバ飲むわけではないけど湿らす程度に飲む、食欲旺盛でよく食べるのに太らない、夜間に手足がほてるといった特徴があり、六味丸や滋陰降下湯などを使います。

3の場合は出血は漏れ出るような感じでダラダラ続く、色も薄い感じ、出血により疲労感が増すという特徴があり、芎帰膠艾湯や帰脾湯などを使います。

4の場合は血は暗い紫っぽい色をしている、出血量も多かったり、少なかったりとあまり安定せず、血の塊が出るなどの特徴があり、桃核承気湯や桂枝茯苓丸などを使います。

ここで挙げた漢方薬以外も当然使います。
ご相談ください。

今のコロナに感染したとき、飲んだ方が良い漢方薬は

初期は悪寒、発熱、無汗、節々の痛みが起こるため、桂枝湯+麻杏甘石湯を飲むのがおススメです。
おそらく麻黄湯ではコロナに対しては弱く、麻黄湯より発汗力が劣る葛根湯も出番は少ないと思います。
これでもダメなら麻黄の量が多くなりすぎますが、麻黄湯+越婢加朮湯という手もあります。
お湯で服用したら、即布団に入って暖かくして寝ないと意味はありません。

上記の症状に加えて食欲不振やムカムカなどがある場合は柴葛解肌湯も良いですが、上記の症状は上記の漢方薬に任せて、ムカムカをとるのは柴胡桂枝湯に任せた方が良いと思います。
喉の痛みや咳がある場合でも上記の漢方薬で対応できますが、酷い場合は桔梗石膏を足す。
そんなに多く飲みたくないという方は柴葛解肌湯でしょうか。

37℃台まで下がったら、ひたすら柴胡桂枝湯を飲む。
おそらく36℃台と37℃台を行ったり来たりするので、この時期も柴胡桂枝湯を飲む。
倦怠感が強い場合は補中益気湯が良いですが、ビタエックスG.Oというちょっとお高いドリンクを3日くらい連続で飲むと倦怠感はとれるはず?

自分が感染した経験が少しでも活かされたら良いなと思います。
皆様もお気を付けください。

愛媛のコロナ感染者数が5000人を超えましたね。
実は私、昨年の12月25日クリスマスの日にサンタさんからコロナをプレゼントされました。
正確には父のがうつったんですけどね。

37℃台になる前にとりあえず6波の時に有効だった柴葛解肌湯にプラスして板藍根を1包飲んで、2時間後にもう1包、夜もう1包を飲んだのですが、38.5℃まで上がり、節々の痛みもあり、柴葛解肌湯飲んでも全く発汗せず。
夜中ムカムカして吐こうとするも何も入ってないため、何も出ず。
とりあえず柴胡桂枝湯を飲んでムカムカは治まる。

翌日、麻黄湯+板藍根を服用。これで発汗するだろうと思いきや、全く発汗せず。
人はコロナは風邪と一緒と言うが、そんなことはない。
風邪なら麻黄湯飲めば余裕で発汗するのにコロナは全く発汗しない。
これはもう麻黄湯より強力な大青竜湯を使わざるを得ない。
しかし煎じるのは面倒。
大青龍湯をエキス剤で代用するなら2パターンあり、麻黄湯+越婢加朮湯、もしくは麻杏甘石湯+桂枝湯。
前者の場合、麻黄の量が12gと非常に多くなるため、ちょっと抵抗がある。
後者の場合、麻黄の量は大青竜湯と同じ量で構成生薬も量の違いはあるとはいえ、芍薬が入ってるか入ってないかの違いだけで、しかも平素から風邪を引いた時、この組み合わせで飲んで気持ちのいい発汗をしているため、後者を選択。もちろん板藍根も合わせて飲む。
1時間くらいしてわずかながら発汗あり。
やはり芍薬が発汗を邪魔している感じではあるが、1日3回服用。
翌日には37℃台まで下がる。
若干、ムカムカもあったため、柴胡桂枝湯+板藍根をしばらく飲み続ける。
36℃台と37℃台を行ったり来たりで倦怠感もあり。
ここでようやくビタエックスG.Oというちょっとお高いドリンクを飲む。
すると倦怠感が消える。
このドリンクを毎日飲めば微熱倦怠感も早く良くなるのだが、非常にお高いので2日に1本で計2本飲んでようやく元の状態に戻りました。

戻りましたが、年末年始テレビも見れず、どこにも行けず、ただ寝ているだけという、とんだ年末年始でした。

皆様もコロナにはお気を付けください。
あとコロナ関係の漢方薬、手に入りにくくなっています。
もしものときのために常備しておくことをおすすめします。