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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

ここ数日少し暖かいですね
このまま暖かい日が続いてくれたらいいのにと思った矢先の雨で寒くなりました
そして、17日頃からまた寒くなるみたいです

この時期の鼻水って寒さからくるものなのか?
花粉の影響からくるものなのか?
目の痒みも伴っていれば分かりやすいですが、花粉症でも目の痒みはない人もいるので、判別が非常に難しいところです

ただ、漢方の場合、寒さだろうが花粉だろうが、鼻水は鼻水としてみるので使うものは同じです
同じと言っても鼻水のタイプによって使い分ける必要がありますけどね

一般的によく挙げられている漢方薬は

サラサラとした鼻水で、油断すると垂れてくる、ティッシュが手放せないという人は、小青竜湯もしくは麻黄附子細辛湯
鼻が詰まってるんだけど、詰まっててもサラサラした鼻水がどんどん出てくる、そんな人も小青竜湯もしくは麻黄附子細辛湯

若干粘りがあるかなという程度の鼻水が出るんだけど、鼻の詰まりのほうが酷く、首筋から背中にかけての凝りもあるという人は葛根湯加辛夷川芎

鼻水が粘っこくなって黄色っぽくなっている、鼻も詰まるという人は荊芥連翹湯

鼻の中がちょっと熱を持っていて、乾燥している感じがあり、鼻が詰まって鼻水は出ない、出ても黄色から緑色の粘々した鼻水という人は辛夷清肺湯

小青竜湯や葛根湯加辛夷川芎は冷えによって水の巡りが悪くなって、その余分な水が鼻から溢れて鼻水となって現れています
荊芥連翹湯や辛夷清肺湯は熱によって水が蒸発し、水が足りなくなって粘っこい鼻水となって現れています

これらはどこにでも書いてあるので、知っている人も多いはず
これらで上手くいく場合は良いのですが、上手くいかない場合も当然あります
上手くいってくれたら楽なんだけど、単独で使わず、別の漢方薬を加えたり、えっ!?そんなの使うの?という漢方薬を使うこともあるなど工夫をする必要があります

今年の花粉の飛散は、愛媛では例年の2倍らしいですね
例年と比べると多いという言葉、なんか毎年聞いてるような気がしますが、気のせいでしょうか?

量が多かろうが少なかろうが、なる人はなる、ならない人はならない
量なんて関係ないのよね

さて本来花粉は異物ではないものです
何らかの原因で免疫機能が異常をきたして、誤って異物としてマークしてしまい、異物を排除するために花粉症の症状が現れてしまいます

粘膜が潤っていると花粉を捕まえ、普通の鼻水や咳といった反応で外に排出してくれるので、花粉症になりにくくなります
乾燥していると粘液が花粉をとらえられず、体内へ侵入を許してしまうため、体内のおまわりさんが動き出し、症状となって現れます

漢方では粘膜強化のカギを握っているのは衛気と呼ばれる気で、黄耆が配合された漢方薬が衛気を補ってくれます
衛気が不足している人は

風邪をひきやすい
暑くもないのに汗が漏れ出る
疲れやすい
季節の変わり目に体調を崩しやすい

などです

必ずしも衛気だけが原因で花粉症になるわけではありません
偏った食事、不規則な生活、睡眠不足、ストレスなど

花粉症になりたくなかったら、規則正しい生活をしろってことなんですけど、分かっているけどそれができないのが人間の弱さなんですよね

今年の花粉症の症状、軽くあってほしいものです

2月13日(木)

お休みさせていただきます

椿さんが終わったら暖かくなると言われてますが、終わっても寒いです
寒すぎて首肩に力が入るせいか、肩・・・いや首筋から背中にかけて凝ってます
寒くても肩とか首筋が凝るということはなかったのに、今回初めてであります

こういう場合は葛根湯がよく効きます
注意していただきたいのは、肩ではなく首の横や後ろの凝り、そして凝りが背中にまで及んでいる場合が適応範囲内です
肩にまで及ぶ広範囲ともなると葛根湯だけでは物足りなく、他の物を加えるなど工夫が必要になります

首から肩にかけてパンパンに張ったような感じで揉んでもらうと気持ち良くなる場合は気の巡りが悪いのが原因であることが多く、柴胡剤が適応となることが多くなります
ストレスだったり、スマホ、パソコンで同じ姿勢だったりするなどなど

揉んでもらってかえって調子悪くなるのは瘀血だけでなく、疲れなどエネルギー不足である気虚が原因の場合もあります
この場合、凝っている感じがすると自覚していても実際触ってみると柔らかいということが多いです

栄養が不足している血虚と呼ばれる場合の肩こりは、薄い板が張ってるような感じがします
四物湯加減でしっかり血を補ってあげます

肩はコリコリしてる感じで、揉んでもらっても良くならないどころか、かえって痛くなる場合は瘀血が原因なので、瘀血を取り除く漢方薬になります
上記の悪い状態が長期間続いたり、怪我や手術などで瘀血が形成されます

肩こりでも原因はさまざまなので、その原因に合わせた漢方薬を使わないと効果はありません
ここが漢方の難しいところでもあります

女性特有の不調で病院から処方される有名な漢方薬は3つあります

当帰芍薬散
桂枝茯苓丸
加味逍遙散

病院に行ったらまずはこれらのいずれかが処方されることが多いのではないでしょうか?

まず当帰芍薬散
「美人を見たら当帰芍薬散を使え」なんて言葉があります
ありますが、それを言っちゃうと他の漢方薬出しにくくなるので、言いませんが・・・
美人にもいろいろなタイプの美人があるかと思います
当帰芍薬散を使いたくなるような美人というのは

色白で細く、肌はしっとり、声は優しく穏やかで聞き心地よく、しぐさも上品
ちょっと手を差し伸べたくなるような女性

言い換えれば
血色悪く、筋肉は軟弱、浮腫んでいるため、動作は緩慢、声は小さく弱々しい

なんか見た感じ弱そうな印象を受ける女性に使いたくなるのが当帰芍薬散です
生理は後半、もしくは終わってから具合が悪くなる傾向にありますが、必ずしもそうとは限りません
前半のこともあります

桂枝茯苓丸は
体育会系美人でしょうか
疲れてても気力で頑張れる人、そんな印象があります
生理が始まってすぐ具合が悪くなって、後半楽になる傾向にあります
足は冷えるけど、ちょっとのぼせる、いわゆる冷えのぼせというやつですが、のぼせはそこまで酷くない
暖房の効いた部屋にいると、足は冷たいままだけど、顔の方はなんか火照ってるなという感じ

加味逍遙散は
更年期障害によく使われることで有名ですが、有名なために更年期=加味逍遙散みたいに思われている方が多く、これを出そうとすると「私、更年期じゃないんですけど」と拒否されることがあり、有名すぎるのも迷惑な話であります
さて、加味逍遙散は、とにかく頭を使う、理詰めで論破する賢いタイプの美人でしょうか
神経質で気難しいところがあり、軽く声をかけにくいところがあります
他にもまだまだ性格の特徴ありますが、これ以上書けば、この漢方薬出しにくくなるのでやめておきます
ちなみに私もこのタイプで、一時期飲んでました
生理前にイライラすることが多く、生理が始まると楽になる傾向があります

この3つだけ挙げると、それ以外の漢方薬を出したら、「私は美人じゃないの?」と突っ込まれそうな気が・・・