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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

食事は美味しく食べたいですよね
でも口内炎ができると食事の時間になると憂鬱になる

現在、私の口の中には口内炎ができており、食べるとき痛まないかビクビクしています
しかも、右下奥にできてる口内炎は厄介で、一筋縄ではいかない
過去、何回かその場所にできてるので分かるんです
毎回苦しめられる

口内炎の効能効果を持つ漢方薬は

半夏瀉心湯
黄連解毒湯
茵蔯蒿湯
甘露飲

といったところでしょうか
ネットでは他にも漢方薬が挙げられていますが、効能効果に口内炎と書かれていないので、ここでは書きません

私がよく使うのは甘露飲と漢方薬ではないですが、ササヘルスです
ササヘルスは良いですね
用法用量に症状により適宜増量してくださいと記載されているため、ちょこちょこ頻繁に服用することも可能です

甘露飲で炎症を抑えながら、ドライマウスも改善
ちょこちょこササヘルス飲んで傷ついた粘膜の修復を図る
炎症の度合いが強く、痛みが酷い場合は、まずは黄連解毒湯で熱の勢いを弱めてから、甘露飲に移行
といった感じで大体いけます

私の右下奥にできてる口内炎はさほど強いわけではないのですが、何もしなかったら2週間はかかります
酷く痛むわけでもないのに何か嫌な感じがネチネチと続くという

この嫌な感じをさっさと取り払いたいので
甘露飲に別のものを加えて飲んで、さらにササヘルスと別の漢方薬で粘膜修復作用を高める
前者と後者の飲む時間をずらさないといけないのが面倒
ただ、この4つを使わないと治りが遅い
口内炎ができて薬を飲み始めて4日目で、食べててもほぼ違和感なくなってきたので、もうササヘルスだけで十分
5日目の朝にはもう何ともなくなったので服用終了
口内炎はなにもしなくても1~2週間くらいで自然治癒するので、これが早いと思うか、遅いと思うかは人それぞれなので何とも言えませんが・・・

ちなみにもう1ヶ所できていた口内炎は甘露飲飲んだ翌日には消えていました
これも飲まなくても1日で消えてたかもしれませんが、たられば言ってたら何も始まらないのでw

一体いつまで寒いの?
もう3月下旬ですよ

今までだったらもう暖かくなって花粉症じゃない人は過ごしやすい日々を送ってましたよね

今年の春は寒い+物価高のダブルパンチ
花粉症の人はトリプルパンチ

なんか今日の春分の日を境に気温が一気に上がるらしいけど、どうなんでしょう?
今度こそ「上がる」からの「下がる」は無しにしてほしいものです

そういえば、うちの店の前に置いてたジュリアン
日が当たらないので、わずかな時間だけど日が当たる駐車場に移動させたが、花開くことなく、つぼみのままはダメになってしまった
日が当たらないところでも咲く花ってないんでしょうか?

なんか口の中が腫れてるような違和感がある
ちょっと舌でその部分を触れてみると若干痛みがある

もしかしてこれも花粉が影響?

花粉で喉に付着して喉がやられることがあるけど、口の中もやられたんかな?

ちょっと調べてみたら
花粉症で鼻が詰まって口呼吸が多くなることにより口の中が乾燥して、粘膜が傷つきやすく口内炎ができやすくなるという場合と

花粉症と口腔アレルギー症候群の合併を起こす場合
花粉症を起こすアレルゲンと野菜や果物のアレルゲンに共通した分子構造があるため、花粉と野菜や果物の両方で反応を起こすというもの
スギ・ヒノキではトマト、シラカバ・ハンノキではリンゴ、桃、梨、セロリ、人参、クルミ、ピーナッツなど

多分、私は鼻が詰まっていようが詰まってなかろうが、口呼吸なので、口の中が乾燥して起こってるものでしょうね
上側と右下奥の2ヶ所できてるけど、何かおかしいなと感じたのが、朝起きた時で、いつも以上に口の中が乾燥してました
普段は口呼吸ですが、寝ている時だけは何故か鼻呼吸もしています
鼻が詰まっていることで口呼吸になってしまったんでしょうね

普通に甘露飲やササヘルスで対処できそうです
上側にできた口内炎は1日で治りました
右下奥にできてるやつは、過去にも何回かできてる場所で、今までの経験からすると、治すのに非常に厄介なタイプの口内炎です

喉のイガイガや痛みには桔梗湯あたりかなと
ただ、鼻水が喉の方に垂れて、それが原因で炎症を起こしているような場合は、原因となっている鼻水をどうにかしないといけないので、サラサラした鼻水が喉の方に垂れていっているなら、小青竜湯に喉の炎症を抑える桔梗湯、喉の炎症の度合いが強いなら桔梗石膏を合わせて対処します

今年の花粉は今まで以上に厄介だなと実感しています
私を含め、花粉症の方は当分の間、地獄の日々を過ごすことになりますが、気合と根性、そしてお薬で乗り切りましょう

いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のためにお亡くなりになられました
ご冥福をお祈りいたします

甲状腺機能低下症とは

甲状腺は新陳代謝を盛んにするホルモンを作るところです
甲状腺に慢性的な炎症が生じることで徐々に甲状腺が破壊されていくことで甲状腺ホルモンの分泌が十分にできなくなって、甲状腺機能低下症となります

甲状腺機能低下症によって現れる主な症状は

疲労感、やる気がなくなる、眠気が強い、むくみ、寒がり、食欲減退、食欲減退して食べる量は減っても消費エネルギーも減るため体重増加、便秘、脱毛

などが現れます

漢方では、胃腸が弱い状態である脾虚、気が不足している状態である気虚、血が不足している状態である血虚、水の巡りが悪く停滞している状態である水滞、体を温める力が弱い状態である陽虚などとして漢方薬を使うことになりますが

最も重要なのは脾(胃腸などの消化器系)

胃腸が弱いと食べたものをエネルギーに変えることができにくいというのは分かるかと思いますが、漢方では気・血・水ですね
これらの生成が十分にできなければ話にならない
気が十分でなければ、血を巡らせることができず、また自身を温めるための熱産生もままならない
血が十分でなければ細胞に栄養が十分に満たされないため、細胞が元気にならない
脾の働きが不十分だと水の運搬もままならず、水の停滞を招く
など、脾の状態は気・血・水すべてに影響を与えます

また、消化吸収がうまくいかないということは、薬を吸収して効果を発揮させる力も弱るということです
どんな良い薬も発揮できなければ意味がない
ということで、胃腸の状態があまり良くない人は、それ以外の症状で酷く困っていても胃腸を優先させます
胃腸の機能を整えてあげることで困ってる症状が取れるなんてこともあります

これは甲状腺機能低下症に限らず、全てにおいてです

春なのにノロウイルスによる急性胃腸炎が増えているようです
しかも、何か新型が増えているらしいじゃないですか
2月、3月と激寒な状況が続くという、ウイルスが生存しやすい環境であったために、今、感染者が増えているんだとか

漢方ではノロウイルスをやっつけるというより、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などノロウイルスによって引き起こされる諸症状の緩和を目的として使います

代表的な漢方薬を挙げると

五苓散
意外と楽に吐いたり下痢したりでき、終わった後はスッキリ後に残らない

半夏瀉心湯
みぞおちに痞えがあって、触った時に抵抗、圧痛がみられる場合に使うのが一番のポイント
吐いても下痢してもスッキリせず、いつまでも尾を引いて気持ち悪い
臭いがきつい
下痢よりも嘔吐が主
腹痛よりは腹鳴
発熱はないことが多い

藿香正気散
半夏瀉心湯同様、嘔吐下痢した後もスッキリせず、いつまでも残っている感じがある
臭いがきつい
嘔吐よりも下痢が主
腹痛あり

嘔吐下痢など症状がある程度落ち着いたら、嘔吐下痢などによって消耗した体力を回復させるという意味で補中益気湯などの補剤を飲むと良いです

ちなみに今日の夜、うちでは牡蠣を食べることになってます
沸騰したお湯でしっかり火を通してくれとお願いはしたが、はたしてそれをやってくれてるかどうか不安です

みなさまも牡蠣の扱いには十分気を付けてください