脱水と言うと、暑くて汗をよくかく夏のイメージがありますが、寒い冬も注意が必要です
寒いから水分を摂る量が減っていたり、暖房による室内上昇に伴う発汗、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症による発熱、発汗、嘔吐、下痢などにより、冬でも脱水になる可能性があります
小便や大便、汗などから1日に2.5リットルの水分が失われるようです
食べ物に含まれている水分を除いて、飲み物から最低でも1日1.2リットルの水分を摂ることが推奨されています
がしかし、正直、こんなにも飲めないし、喉が渇いたら飲んだら良いんじゃない?って思っています
喉が渇いた時点で脱水が始まっているなんて言われているので、なんとも言えませんが・・・
喉が渇いているけど、足が浮腫んだりしているなんて場合はどうなんでしょうね
足が浮腫んでいるということは、足の部分に過剰に水分が溜まっている状態です
逆に喉の部分は潤っていないため、渇きを覚えています
ある部分では不足、ある部分では過剰になっている
これは水の巡りが異常をきたして喉にいかない状態になっているため、いくら水分を摂っても喉の部分が満たされることはなく、過剰に溜まっている足にさらに水が行ってしまいます
現代医学だと利尿剤を使って小便から出して浮腫みを取ろうとしますが、取っても取っても摂った水分は足に溜まろうとするため、根本的な解決にはなりません。
漢方では過剰にある部分の水を不足している部分に運んで行って、それでも余る場合は小便から排出して、体の中の水分のバランスを保つようにします
なので漢方薬は単に利尿剤ではなく、利水剤なのです
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更新日: 2024/12/17 |
五行説によると冬は腎が傷つきやすいとあります
腎は成長発育生殖を主り、また水分調節にもかかわってきます また腰から下の下半身に影響を与えます 腎の衰えは腰痛や膝痛、勃起力低下、夜間排尿などのトラブルのもととなります 冬の過ごし方としては、夜は早く寝、朝はゆっくり起きるという、早寝遅起きが推奨されます また寒さは足元からやってくるため、足を冷やさないようにすること 暖房などで暖かくするのはいいけど、暖かくし過ぎると逆に陽気を発散させて熱を逃がしてしまうため、少し低めの温度設定にする方が良い とにかく冬は体の陽気を守ることが大切です 冬の不養生は春に影響が出てきます 春の花粉症が軽くなるか酷くなるかは、この冬の過ごし方にかかっていますので、ご注意を。 |
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更新日: 2024/12/15 |
他県ですが、インフルエンザが猛威を振るってるようです
愛媛も増えてきているようですので他人事ではないですね ワクチン打ったのにかかった、意味ないじゃんという声をたまに聞きますが、ワクチンはあくまで重症化を防ぐものだということです インフルエンザの治療薬として、タミフル他、数種類ありますが、発症してから12時間~48時間の間に服用することで悪化を防ぐことができます 漢方薬は、インフルエンザにこれというのではなく、インフルエンザウイルスによって引き起こされる諸症状に対して漢方薬を使い分けます 有名なのが麻黄湯ですが、これは悪寒発熱無汗に加えて節々の痛みがある場合に使います 汗が出ていれば使えません 使わないのではなく、使えません ここ大事な所です 悪寒発熱無汗に加えて、節々の痛みではなく、項背部が凝るという場合には葛根湯を使います 悪寒発熱で汗が出ている場合、桂枝湯を使います また悪寒より熱を感じる方が優位である場合、桂枝二麻黄一湯 悪寒より熱が優位に加えて口が渇く場合、桂枝二越婢一湯 ここまでは初期に使います 少し経って食欲がなくなったり、吐き気などを催すようになったら、小柴胡湯もしくは柴胡桂枝湯を使います いろいろ使い分けが面倒だなと思ったら、柴葛解肌湯がおススメです これは上記の漢方薬の適応範囲を全て含んだ漢方薬になります 劇的に効くこともあれば、当たらずとも遠からずという効き方になることもありますが、ハズレはないかなという感じです インフルエンザは症状の変化が早いため、発症してから買いに行ってたのでは、買って帰った時には次の段階に移ってるなんてこともあるので、常備しておくことをお勧めします |
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更新日: 2024/12/14 |
冬は脳卒中だったり心筋梗塞だったりと命に係わる疾患が多くなります
これらは血液が関係しており、高血圧や動脈硬化が進んでいる人らはリスクが高まります 予防として普段から血液の流れをスムーズにしておく必要があります 血液の流れが悪いと言っても、原因は様々あります ・血液の量が少ない ・血液を流す力となる気が不足している ・ストレスなどによって気の流れが滞っていることで血の流れが悪くなる ・淀んでいて流れが悪くなっている ・冷え などなど これら単体で現れると言うよりも複数が合わさって血の流れを悪くしています 漢方では、血液の流れが悪くなっている原因に対して対応する漢方薬があります ご相談ください |
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更新日: 2024/12/13 |
痛風は、贅沢病なんて言われてますね
体内で尿酸が作られる原料となるプリン体が、ごちそうと言われるような食べ物に多く含まれているから、そう言われるようになったんだとか。 症状としては足の親指の付け根に痛みを生じやすく、赤く腫れ上がります。 膝や手の関節にも現れることがあり、耐え難いほどの激痛となります この痛風の発作、冬に起こりやすくなります 気温が低いと尿酸が結晶を作りやすくなることと、血行不良になりやすいこと そして、忘年会や正月、新年会などで暴飲暴食しがちになること 痛風は、贅沢病なんて言われているくらいだから、特に暴飲暴食には気を付けないといけないですね 私のネットゲーム仲間に痛風持ちいますが、毎日美味しそうなものばかり食べてますね そして、当たり前のようにバランスの悪い食事 病院で薬を処方されてるみたいですが、薬でどうこうできるレベルの生活してないので焼け石に水だなと思いながら、聞き流してます 漢方ではどう対応するか? まず漢方薬以前に食事の見直し、これをやらないことには話になりません こればっかりは本人が頑張るしかないです そうした上で漢方薬を選びます 発作が起きている場合 赤く腫れ、熱感を持っていることから、麻黄、石膏による清熱剤を使って炎症を抑えます これでも抑えることができなければ、体内の過剰な水と熱が合わさった湿熱と言われる厄介な病態と捉えます 湿熱の何が厄介かというと、べったりと粘り気のあるものが張り付いているため、取り除きにくいんです 粘着力が強いテープを剥がすときをイメージしてもらったら分かりやすいかもしれません それが体内で起こっているというわけです 発作が起きてないときに体質改善用の漢方薬を使います 冬に起きやすいのは冷えによる血行不良なため、温めながら血行を促す漢方薬を使います これを発作時に使うと逆効果になるので、発作時とそうでない時とで飲み分ける必要があります 状況によっては、炎症を抑えながらも血行を良くする漢方薬を使わないといけないこともあります 炎症の程度によって調整する必要があります |
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更新日: 2024/12/11 |