最近、若い女性にロコモが増えています。
ロコモとはロコモコの略で、ロコモコを食べる女性が急増・・・てことではありません。
ロコモとはロコモティブシンドロームの略で、筋肉、関節、骨などの運動器が衰えるのが原因で、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいい、進行すると要介護になるリスクが高くなります。
本来なら高齢者に多いはずが、若い女性にも現れ始めています。
便利な世の中になり、日常的に運動する機会が減ることに加えて、男性に比べると女性の方が筋肉量が少ないというのも原因かと思われます。
・歩くとすぐ疲れる
・階段が上りにくい
・つまずきやすい
・転びやすい
・椅子から立ち上がりにくい
・重い物を持つとすぐ疲れる
など思い当たる方は気をつけた方が良いかもしれませんよ。
無理をしない程度で、少しずつでも体を動かす習慣をつけることをお勧めします。
[ カテゴリー » Topics ]
ツイート |
更新日: 2017/05/17 |
今年は愛媛で国体があります。
薬を扱うものとしては、ドーピングになるような薬の販売しないよう、気をつけなければいけません。 知らずにうっかり販売しちゃった、てへへ、なんて笑い事では済まされないですからね。 ドーピングで引っかかる漢方薬は、麻黄が配合された薬くらいかなと思ってましたが、今年からはヒゲナミン(イボツツラフジというハーブの一種からとれる物質)が禁止になり、市販薬だけで約700品目にも及ぶそうです。 このヒゲナミンは、イボツツラフジからだけでなく、附子、丁子、細辛、南天実、呉茱萸といった生薬にも含まれています。 また、漢方薬を構成する生薬は、採取する産地や季節によって含有成分が変わることがあり、含有成分に対する確固たる保証ができません。 従って、保証できない成分を含む商品に関しては、すべて服用を控えるのが賢明と言えます。 過去の国体で一度もドーピングでひっかかってないそうなので、愛媛で初の違反者を出して、歴史に名を残すわけにはいかないので、我々、薬を販売する側としてもかなりのプレッシャーがかかるのではないかと思われます。 がしかし、当薬局ではほぼ漢方薬で、疲れに効くドリンクも禁止物質であるプラセンタが配合されているので、国体選手への販売はないんじゃないかな? そう思うと私は気が楽です。 日本では、うっかりドーピングが違反の大半を占めているみたいなので、売る側も買う側も必ず確認するようにしましょう。 |
ツイート |
更新日: 2017/05/12 |
母が入院している病院の患者さんと看護師さんに、母の肌がキレイで、一体何を使っているのか?という問い合わせが母にあるようです。
確かに母は年齢の割には肌はキレイなほうで、その秘訣は 毎晩、紫雲膏を栄養クリーム代わりに塗っていることに加えて、さらにガン予防でヨクイニン末、体内の浄化にササヘルスを毎日飲んでいるおかげではないかと思います。 食事の面では魚中心で肉は一切食べないのも関係しているかもしれません。 私も病院の患者さん数名に直接会って説明しましたが、強く興味を持たれたのは紫雲膏。 紫雲膏には、数年前に「魔女たちの22時」という番組で、「シミが消えた」「肌がツルツルになった」と話題になった紫根が配合されています。 あの番組が放送された翌日から紫根を買い求める方が多くいましたが、ずっと続けられている方は残念ながらいないですね。 今、この話をしてもほとんどの方が覚えてないでしょうね ブームも去るのは早いものです。 紫雲膏には紫根の他に、当帰、ごま油、ミツロウ、豚脂が配合されており、炎症を鎮めたり、解毒したり、肌の再生を促したり、保湿、美肌に効果があります。 紫雲膏の効能効果としては ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎 とあり、非常に使用範囲が広いです。 ただし、化膿している、傷面が大きい、分泌物が多い場合には使用できません。 この紫雲膏は非常に使い勝手が良いのですが、欠点として、臭いということですね。 慣れてしまえば問題ないのですが。 私はこの前、鼻づまりで紫雲膏を鼻の中に塗りましたが、ずっと臭くて、本当は1日に4~5回塗らないと鼻が通らないのですが、1回だけで塗るのを止めてしまいました(笑) 私は臭さに負けてしまいましたが、肌をキレイにするという思いが強い人ならきっとあの臭さには負けないでしょう。 ぜひ、紫雲膏を使ってみてください。 |
ツイート |
更新日: 2017/05/10 |
ゴールデンウィークも終わり、学校や仕事に行く気がない、体がだるいといった方もいるかと思います。
いわゆる五月病というやつですね。 4月からの慣れない新生活も1ヶ月も経てば、少しは慣れてきますが、5月に連休があるせいで、また生活のリズムが狂ってしまい、心と体の不調が現れやすくなります。 真面目、几帳面、完璧主義な方ほど起こりやすいといわれています。 私もそうですが、こういう方はストレスを上手く受け流せないですからね。 ストレスは肝の機能を低下させます。 東洋医学での肝は、西洋医学でいう肝臓の働きだけでなく、気血の流れをスムーズにし、精神を安定させたりする役割をしています。 五行説によると肝は春にあたる臓器で、春の草木のように、のびのびとしている状態を好むことが特徴です。 そのため、ストレスがたまると肝の機能が低下し、消化器系の不調や疲労感、イライラ、憂鬱といったさまざまな不調が現れるようになります。 何故、消化器系まで影響を受けるかというと、五行説で肝は木に属し、脾(消化器系)は土に属します。 木がすくすくと育つためには土の養分が必要ですよね。 木が弱ってくると、その分、土の養分をどんどん与えていかなければいけません。 すると土の養分も少なくなってしまいます。 土が弱るということは、土に属する脾(消化器系)が弱ることを意味し、正常な働きができなくなります。 さらにいえば、土台が弱れば、木もしっかりと立っていることができなくなってしまい、いずれ木は倒れてしまいます。 精神的に病んでいる方の多くは甘いものを好んで食べますが、甘い味は五行説では脾(消化器系)に属します。 甘いものを食べることで、土台の崩壊を防ごうとしているのかもしれませんね。 ただ、甘いものの摂り過ぎは、血液の流れを悪くしてしまいます。 血液の流れが悪くなると、細胞に栄養を行き渡らせることができなくなり、細胞力(身体を生き生きさせる力)を弱らせてしまいます。 当然、脳への血液の流れも悪くなり、脳細胞も弱り、精神力が失われて精神に異常を来してしまいます。 漢方では、五月病は肝の機能の失調であると捉えて、大柴胡湯や四逆散、柴胡加竜骨牡蠣湯など、その人の症状に合った漢方薬を用います。 ご相談ください。 |
ツイート |
更新日: 2017/05/09 |
私の母は今年、くも膜下出血を起こし、そして、脳梗塞となり、左半身麻痺となりました。
脳内にたまった水を除去するための管が詰まってしまい、水を除去できなくなり、増える一方でした。 このままでは水頭症を引き起こしかねないので、主治医に言って、五苓散を服用させました。 最初の1ヶ月は減らないどころか、少し増えている状態でしたが、さらに服用させること1ヶ月 するとほとんど水が残ってない状態にまで持って行けました。 西洋医学では手術しか水を除去する方法がないと言われましたが、五苓散で除去できたことで改めて漢方薬の凄さを知りました。 現在も回復期リハビリ病院にてリハビリ中ですが、それと併用して脳梗塞の後遺症に良いといわれる補陽還五湯を服用させています。 本人の頑張りと漢方薬のおかげで、左手は機能というところまではいかないまでも、添える程度まで回復し、杖での歩行が可能になりました。 母はその病院では優等生らしく、お偉い先生を招いての指導のモデル?もやらされたみたいです。 そのお偉い先生が少し触っただけで、ほとんど動かなかった左手が頭にまで持って行けるようになったんだから、あの先生は凄いですわ。 あの先生がつきっきりでリハビリしてくれたら、かなり良くなるでしょうね。 さて、脳梗塞の後遺症に補陽還五湯という話がでましたが、補陽還五湯は、全身の気の総量を10(右半身:5、左半身:5)としたとき、脳梗塞などで半身不随になり片側がゼロになり、動かなくなってしまった状態を5にまで戻してくれます(還五:5を還す)。 脳梗塞になると血流が悪くなり、その先に栄養が行かなくなりますが、補陽還五湯の主薬である黄耆を大量に用い、気を補い、そのパワーでもって血の流れを良くし、少量の桃仁、紅花、当帰、川芎の活血薬、経絡の通りを良くする地竜が加わることで、滞った血流を通し、栄養を行き渡らせることができるようになると回復していきます。 補陽還五湯は黄耆を大量に用いることから、気力体力ともに酷く落ちている人向きかと思われます。 補陽還五湯の他に続命湯も後遺症に使われることで有名ですが、続命湯はどちらかというと気力体力ともにそれほど落ちてない人向きではないかと思われます。 脳梗塞になると本人も大変ですが、家族の方も大変です。 ならないようにするのが一番です。 予防に、治療に、ぜひ当薬局をご利用ください。 |
ツイート |
更新日: 2017/05/07 |